(①~⑥「一時休止」以来、約4カ月ぶりの投稿です)
離婚歴有り、二人の子連れの30歳台のE美が
50歳台で初婚の知人T明と再婚したのはかれこれ10数年前のことでした。
N家の相続に関する見苦しい争いは、今から1年半前の2017年9月
そのT明が農薬による服毒自殺(警察により断定)したことに端を発します。
早い話、T明の叔父とすでに嫁いでいた彼の姉妹達が結託して
「T明はあなたに殺されたようなもの」と言い放ち
「遺産は1円も渡さない」「N家から追い出す」という
2つを強引に推し進めようとしたのです。
「配偶者と(養子縁組した)子供達に相続権がある」と「入籍する」は
どちらも結婚させた時点で周囲の者が了承したはずなのに・・・。
そして2017年10月にE美が、私が関わらない弁護士に
解決を依頼したところまでが「一時休止」までの経緯です。
それまでに実は、自殺直後の段階で友人T光を通じて、私の高校の同級生である
弁護士Tの話を持ち掛けたのですが、その時は面談の予約まで取ってあったのに
彼女の方から「別の弁護士に依頼した」との断りの連絡があったのでした。
結局、8カ月後の2018年6月頃に
「今の弁護士に不満があるので私の友人弁護士Tを紹介して欲しい」と
E美から改めて相談があったところからがこれからのお話です。
「弁護士の選択は極めて重要なのに、だから言わんこっちゃない!」と
内心で思ったものの、前年2017年の12月に私のアドバイスに従って
「姻族関係終了届」をこの前任弁護士が提出済だったこともあり
無下に放っておくわけにも行かず、再度Tとアポを取りました。
ちなみに、一口に弁護士とは言っても大きくは刑事と民事、民事の中でも
会社整理、離婚、相続など、それぞれに得意分野が分かれていますので
依頼する前に巷の評判や評価を探り、それを基に適当な弁護士選びをすることが
「勝ち負け」に直結することを知っておかなければなりません。
その時点での彼女の前任弁護士への不満は
「調停不調で取り下げたためか、親戚付き合いがなくなったはずの今でも
未だにあれこれ要求があるが、直接話し合うしかないと言って
弁護士が全然、間に入ってくれない」というもの・・・。
ただし、この一点だけを取り上げて依頼することは適切とは思えず
E美が「どうしたいのか」を明確にして、全てを一任しなければ
私自身も今さら友人を紹介できない旨を彼女に確認した上でのことです。
そして私も同行しTを訪ね現状を説明し解決の依頼をしたところ
T明の姉の旦那が何かと陰で糸を操っている点を取り上げて
「民事の場合、基本は話し合いなので、相手側にヤヤコシイ者がいると
"のべつ幕無し"に電話が掛かってきて日常業務に支障をきたすことがあり
友人の紹介でなければ避けたい案件というのが本音だ」と渋る彼・・・。
とは言えそこは旧知の仲、快諾ではないにしろ
二人で頭を下げて請け負ってもらえましたが、現実の場ではこうした
煩わしい事情があったりして弁護士も仕事を選ぶことを知ったのでした。
何はともあれ、友人弁護士を紹介するという
私の役目を無事に果たせたのは、早い梅雨明け後の7月のことです。
(続く)