保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

今年は「受注型企画旅行」・・・③ホテルの客室売り方事情

2019年06月18日 | 旅行とレジャー

当日までに売り切らなければ在庫は持ち越せない
つまりは生鮮食品と同じ扱いをしなければならないホテルの客室は
以前は大半を、半年前から客室を仮押えした上で15~20%(らしい)の
手数料を支払い旅行会社に販売を代行依頼していたそうです。

こうした生産者と消費者の間を取り持つ販売形態はほとんどの業種に存在し
ホテル業界は分かりませんが、一般的には「業販」と呼ばれ
この手数料を差し引いた価格は「業販価格」と呼ばれます。

ところが、の登場によりホテル業界にも
宿泊予約サイトや自社サイトを通した「直販」の道が生まれました。

これによりホテルがネット予約用の客室数(価格も含めて)を
独自の判断で決められるようになる同時に、ネット予約は直前での
利用も多いため自社サイトを使って割安なプランを打つ出すことで
ギリギリまで集客を図ることが可能になったと言われます。 

ただ、ネット予約に慣れた人のなかには、数日前にいったん予約を入れておいて
直前の料金の下がった時にキャンセルを入れ新たに予約を入れ直す人もいるそうです。

これはのように予約とともに前金を取るシステムの場合は
予約日が早いほど料金が安く、出発日に近づくほど高くすることが
可能なのですが、ホテルの客室はそうでないことが原因と言われます。

このように今やホテル客室の予約体系は、ITがもたらした低価格の波にもまれながら
直販の自社サイトに加え、業販となる従来の旅行会社や楽天トラベル等の
ネット旅行会社がそれぞれの販売チャネルに乗せて料金やサービスの異なる商品を
独自に打ち出すことで料金体系はますます複雑になっている背景があります。

ちなみに、今回の旅行とは別企画でホテルをネット予約した際
同一のホテル&条件を同じチャンネルで検索しても、日によってまたは
時間によって数百円の範囲で価格が刻々と変わることを知り
「ここまでする必要があるの!?」とちょっとビックリ

もちろんこれまでで一番安い時に”とりあえず”の予約は入れました。

  

話を団体扱いに戻しますが、一度に多くのお客を
獲得できるメリットにより割引価格を適用することまでは
容易に推測できるのですが、直接電話連絡が出来るようにする理由の背景には
より高い価格でかつより多くの客室を埋める方法に関して
お客が知り得ない事情があるのでしょう。

旅行会社の担当Sが具体的な部屋番号が未だ決まらない理由を尋ねた際に
何気に漏らした一言に何かヒントがある気がします。

「団体扱いの他のメリットとして、当初の希望より価格が高い部屋が
割り当てられたという電話連絡が来ることがあるんですよ」

(続く)

コメント
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