「忘れて吸ってしまった」という意味ではありません。
禁煙開始から8カ月、日常生活を送る上で喫煙していたことを
週に一度くらいは一瞬思い出す程度になっていますので
「禁煙」という意識を持つ必要はほぼなくなっているという意味です。
そんな折、喫煙頻度による健康への影響の研究論文が
米国医師会が発行している雑誌の
この6月1日付記事として掲載されたそうです。
内容は簡単な話、毎日だろうが毎日でなかろうが
また日々の本数により若干の数字の増減はあるにしろ
喫煙者の死亡リスクは吸わない人のほぼ2倍に増加するという
これまでと大差のない御説を繰り返しただけのもの。
ただ1カ月の喫煙本数が6本まで、つまり週1本程度なら
健康へのリスクは極めて小さいという新しい研究成果もあるそうです。
もっとも健康を維持しつつタバコを嗜みたい場合は
週1回1本だけにしろと言われても、それだけの本数に抑える
ストレスに耐えながらの生活が健康に良いはずもなく
これぞまさしく「本末転倒」というものでしょう。
ところでふと心配になりました。
今回のこのコロナ騒動下において、喫煙者の皆様は
相も変わらずあの"3密"そのものと思しき喫煙室という
限られた空間に押し込められているはず。
だとしたらある意味、せっかくの公のエスケープゾーンにさえ
余計な不安を抱かざるを得ない、予期せぬ状況がもたらされてしまい
ゆったりとタバコを燻らすことが出来ない事態に
陥っているのではないでしょうか?
つい8ヶ月前までは私も同じ仲間、それでなくても
過去にはお上が片棒を担いでいた時代もあったにも拘わらず現代は
まるで手のひらを反したような差別的なイジメをタバコ税納税者に押し付け
でも彼らはそれを静かに受け入れているのですから、こんなときこそ
例えば外出自粛の間だけは「路上喫煙」が許されるなどという
ほんの少し思いやりを持って彼らに寄り添った政策が
もちろん望むべくもないでしょうが、せめて一つくらい
聞こえて来ても良いのにと思えてならないことを
一言お伝えせずにはいられません