ゲイリーマンのカミングアウト的思考

長年サラリーマンしながらLGBT活動。45歳にしてフリー。同性愛者らが自分らしく生きられる社会を地方から目指す。ミラー版

お願いよバチカン!ブッシュも!

2006-06-06 23:42:27 | Weblog
このところのダヴィンチコードに関連してキリスト教に対する注文です。

ローマ法王・ベネディクト16世が先日、旧アウシュビッツ強制収容所を訪問した。

ドイツ出身の教皇が教皇としての訪問を強く望んだという。

ナチスはユダヤ人を大量虐殺しました。
600万人もの人類史上未曾有の大虐殺だったと聞きます。

あまり知られていませんが同時に、同性愛者、もしくは同性愛者とされた人も
100万人、大量虐殺されているのです。

同性愛者はピンクトライアングルの印をつけられ、ガス室に送り込まれました。

この大変な行為がありながらも、ユダヤ人虐殺という点にのみ光があてられてしまい
同性愛者のことはあまり注目されないでいます。

しかし人間が本当に行ってしまった真実なのです。

教皇がドイツ人として懺悔の気持ちで収容所を訪問したのなら、
虐殺した多くの同性愛者にも向き合わねばならないでしょう。

そこはどうなってるの?と問いたい。

ブッシュ大統領は憲法改正で同性婚禁止とするように再び議会に求めたとか。

キリスト教保守派へのご機嫌取りらしい。
議会では04年に引き続き否決されるだろうとのことで大丈夫みたいではあるけど。

改正の見込みはなくても同性婚反対のアピールだけでもしておく意味があるらしい。




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ダヴィンチ・コード論争!?

2006-06-05 23:55:56 | Weblog
先日書いた「ダヴィンチ・コード」のレヴューですが、同じものを
「映画生活」と言う映画鑑賞の感想を投稿するサイトにも上げています。

そうしたら、週末のうちに凄い論争になってたのです!

興味ある人は眺めてみたら?
ダヴィンチ・コードが何故論争を巻き起こすかの一片が垣間見れますよ。

映画生活 ダヴィンチコード
http://www.eigaseikatu.com/imp/14925/200381/

キリスト教徒の方からは「聖書は都合の良いように書き換えられてなどいない!」
とか「聖杯なんてことは聖書には一言も書かれてないとか」

聖書に書かれてないから・・もうそういうの勘弁してください(笑)
そういう調子で自由で寛容な発想が狭められてきたんだもんね。
聖書がすべてという考え方は本当に改めてくださいよ。

次は「日本の皇統の秘密」について、
そんなことを日本で表現したら死人が出ますよ!気をつけなさい!なんて
お節介を書いてくれる方・・。

そんなことをあえて書く人こそタブーを神聖化させていく張本人!

そんな社会になってほしくないですから、お節介と称して威圧するのはやめてください!

昔あったような天皇を語ることの異常なタブーは振り返れば随分なくなったもんだな~
とあらためて思うこの頃。

今回この映画のレヴューに天皇制を絡ませたのは、
キリスト教徒が必死になって守る体制ってものを眺めていると、
日本の場合だと国体護持と必死に守ってきた天皇制とダブって見えたからなんですね。

この映画の底辺には、現在のアメリカのキリスト教保守派の影響力がどんどん浸透して
いることへの反作用があると思うのです。

それに対し映画を作って意見をしてるんですよね~、
やっぱりアメリカは凄いなって思います。

日本では到底まねが出来ないでしょ?
まだまだ子供だなって思っちゃいます。

宗教にしても天皇制にしても必要な部分はあるだろうけど盲目に信じてはならないよね。

主体は自分でしょ?そして社会を構成しているのも自分たち。

誰か指摘してくれた俺の主題をもう一度改めて問いたいと思います。

タブーを乗り越えていく自由さ、そういった自由な発想や意識に対する恐怖とは
何なのでしょうかね?

私たちは、過去いろいろな嫌悪感から来る差別や固定観念による差別について、
乗り越え、理解し、改めてきたと思います。

これからゲイの問題だって今までのようにタブーで封印されていたものが破れ、
どんどん社会問題化していきますよね。

ゲイ個人が背負うだけの問題じゃないことに社会も気づかざるを得なくなるでしょう。

そのとき、それぞれの人たちの体制?が揺らぎ、問われ始めるのです。

意地を張らない大きな器、寛容さが求められるのだと思いますがいかがでしょう?

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「ダヴィンチ・コード」キリスト教の抑圧を想像しちゃう

2006-06-03 01:02:35 | Weblog
話題の「ダヴィンチ・コード」を観てきたよ。

相当な人気でほぼ満席だった。
若いカップルもたくさんいたけれど、みんなどこまで映画の内容についていける
のかなって思ってたら、やっぱり出口では
「意味が分からな~い。良くわかんなーい!」の連発だった。

俺だって全部は分からないけれど、少し予習したおかげでまあまあ楽しめた。
キリスト教社会に生まれてきたのでもないので細かいところは感覚が分からないが、
なんか触れ合えた気がして日本には無い感覚を楽しんだ。

俺みたいに何でも疑心暗鬼!?に見ちゃうタイプはこういう物語大好きでしょうね(笑)

見ながら特にこんなことを考えてました。

イアンマッケランが聖杯の秘密を暴露できれば、世の中の抑圧が解放される!
って叫ぶシーン。過去、キリスト教が異端とし、差別して来た歴史の数々を思う。

現代ではキリスト教の同性愛嫌悪を想像した。
(映画の中ではそこに触れなかったのがつまんなかった、
でもイアンマッケランの台詞からは十分感じられたけどね!)

確かにキリスト教による社会規範なんぞの縛り?やその体制継続のための差別助長?
そんなキリスト教にある暗部の根源ってやつは、聖杯の秘密を隠したところから
始まっているのだろうな~って妙に確信しながら見た。

ダヴィンチにしてもニュートンにしても、もっと自由にいたいと思った人には
キリスト教社会は本当に息苦しいと思う。

聖杯を持つものは世界を制するパワーを持つって話の真相を俺は感じた、

本当は聖杯の意味を知ったものは意識の解放?ができることによって
本当の自由を持つ、自由な意識こそパワーだって意味かもしれないねー。

世の中があってはならないもの、タブーとしているものを軽々と超える力。

こういうことかな?

ゲイ的思想もそういう意味で自由を知ったものたちと言えるのでしょうかね。

その自由さは体制を維持したい人たちには恐怖となる訳だ。

愛を解くキリストも、死ねば故人の意思は無視され残されたものの権力闘争に使われ、
権力者は宗教による人心掌握法を発見し利用していく。

残されたキリストの福音は誰かの意思で不要なものは排除されちゃって
現在の聖書となったんでしょ?

ダヴィンチの絵でさえ勝手に塗り替えられて何百年もたってた訳だし。

そういうのがこの最近分かってきたってのが凄いワクワクさせるよね。

ルーブル美術館のピラミッドの秘密、にくいねー!
確かにダヴィンチの意識を継いで行くものならあんなことやっちゃうかもしれないねー。映画見てね!

さて、映画を見ながらこんなことも考えてたぞ

日本では皇統の秘密とかを暴く物語でも作ったら面白いのかもね~!?

南北朝時代の南朝の血を引く皇統を継ぐ方が今もどこかに生きていて・・・?

いや、継体天皇(26代)なんて血縁断絶してるのに即位しちゃって王朝交替?って話だし・・

そこんとこの日本のルーツってものに迫っていく感じで
ダヴィンチコードぽい物語にしたら・・・凄くない?

興味をそそるな~

これぞタブーに挑戦!?

そーんなことに想いを寄せちゃえる歴史サスペンスでしたよ!
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国民は騙されたで済むのか?

2006-06-02 01:43:52 | Weblog
昨日書いた「戦争のつくりかた」の続きです。

今晩も自民が民主党案丸呑みででも共謀罪を今国会で通したいって来てるらしい。
そこまでしても今通す理由って何なんでしょうね。

さて、戦争のつくりかたのページ
http://www.ribbon-project.jp/book/
こちらも興味深い記事がいっぱいあります。

特に、この伊丹万作さんの文章は凄いと思う。
http://www.ribbon-project.jp/book/itami.html

伊丹万作さんは、伊丹十三監督のお父さんですね。
お父さんも映画監督でした。

戦後、文化人の戦争責任を問う声が上がってそれに対し書いたものだそうです。
誰の責任というどころか国民全体の責任でなかったか?

国民は騙されたでは済まないぞ!と

ぜひ読んで見てください。

伊丹十三は俺も凄くファンで映画も大好きでした。
来年、松山に伊丹十三記念館が出来るんですよ、楽しみです。
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戦争のつくりかた

2006-06-01 00:44:14 | Weblog
こんな本を紹介してもらった。

「戦争のつくりかた」という本で16ページほどの絵本。

ネットに公開されているのでここから読むことが出来ます。
まずは読んでみてください。
http://smile.hippy.jp/ehon/index.htm

俺の記事でもよく書いてある内容が淡々と絵本で描かれています。

戦争は指導者だけの罪なんかではなく、国民全員が加担した挙句の果てに起こるもの。

今この日本は大きな舵取りのときにあるよね。

俺たちは生まれてから平和で過ごすことが出来ました。

他国に武力を使ったり、世界のどこかで起こる人殺しに直接加担することなく過ごせれてきました。

戦争憎み、国際紛争を武力による解決はしない、と自らの大失敗を反省して
行き着いた答えが現憲法による出直しであったと思います。

憲法をこれを機会に読み直して見ませんか?
俺も久しぶりに読んで見ました。
改めて感動的です。

########

憲法全文はこちらね!http://www.houko.com/00/01/S21/000.HTM

前 文(抜粋)

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

########

平和推進国家として国際社会で名誉ある地位を占めたいと思う。
ここから始まったのだと再確認しませんか?

国際社会では当然かもしれない武力のカードを切らないことが、
自己主張も出来ない情けない国に見えるのかもしれない。

でも違うでしょう?
武力で解決なんて言っている他の国際社会が遅れているのだと思います。

武力によって物事を解決するなどと言うことを当然と思う考えが不幸をもたらすことを
私たちは60年前に身をもって知ったのです。

思想的に「武力解決」より上のステージに上がったと言っていいのじゃないですか?

今なお最先端の思想でしょう。

今は愛国心を叫ばねばならぬほどに自信を失った日本なのかもしれないけれど、
戦争放棄した平和国家であることを私たちは誇りに思い、
その意識を世界に広めていかねばならないと思うのです。

平和馬鹿と言われようとも、あらゆる経済パワーを駆使してでも平和思想を広げること、
困った人たちを助けていくこと、そのことで世界から尊敬される国になる。

そのことが日本人としての誇りなんだ!と、子供たちにしっかり教えて
自らを高めてくるべきでした。

「そういった国の姿を国民は愛している」そうなるべきだったと思うのです。

憲法はお上から授かるものではありません。
政府に、行政機関に、国会に、司法に、国民が突きつける最高法規です。

だから私たちは面倒でも考えなくてはなりませんよね。
この際、世の中を都合の良いように変えてやろうと思う人たちは
そこを付けねらって、思考停止させるように仕向けるんだよな。

問題の9条戦争放棄の俺の見解だけど、
自衛権として自衛隊の存在は明示した方が良いと思ってる。

国民の財産や生命を守る責任が国にはあるのだから武力を持つのも仕方が無い。
小学生が読んでも矛盾を感じる現状は教育上も良くないし、
解釈につぐ解釈で、憲法を無視することが当然かのような
ことが続くことを危険だと思っている。今回のイラク派遣なんてひどすぎ。

領海を侵犯するような相手にはコラコラと言わねばならないだろう。
でも海外派兵は自衛の域を超えている。

国際貢献は武力が伴うこと以外をどんどんやっていこう。

自国を守るためだといって領土外での先制攻撃などあってはならない。
国際紛争の解決に武力のカードを今後も切ってはならないと思う。

ちゃーんと見てないと、この機会とばかりにとんでもない方向へ
いや既に向かい始めているように思うよね。

自衛隊の海外派遣、教育基本法の愛国心、教師へのしめつけ、
共謀罪、アメリカの言いなり・・・妄想やSFなんかじゃないでしょ?(怖)


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