あるサイトに書かれていた言葉が気になった
「現在日本国内メーカーも中国のピアノ工場で生産しております。」
間違ってはいない、生産している部品もある
しかし、国産ピアノの大部分を占めているメーカー2社は
いずれも重要なところ、及び大半の製作を日本でやっている筈だ
しかし、上の文を読むと
まるでほとんどの工程を中国で作っているかのように
誤解してしまう消費者はいないだろうか?
昨年、ある楽器店で中国製ピアノを見せていただいた
どうしても1台置かせて欲しいという卸し側の希望で置いたそうだ
「しかし、もうお返ししようと思っている」と
その楽器店の専務さんは僕に言った
「だってこれですよ」と僕に弾いてみせた
その1台で全てを語るわけにはいかない
でも断じて嘘では無い事実の話
しかしこれも場合によっては
言葉の魔術かも知れない
真実を見極めるのが難しい
昔以上に情報の多い現在
間違っていないから、
読み手が勝手に誤解する事を期待して書く文章もあるのだろうか?