ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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蘇える金狼

2010-09-07 00:29:08 | Weblog
松田優作 蘇える金狼ED


久々に観ました
中学3年か、高校1年の時に劇場に観に行って以来
でも、この映画の印象は強烈に覚えている
なにかトラウマのようになって
企業人達の恐ろしさみたいなもので
当時はこれから出て行かなきゃならない社会への
恐怖感すら覚えたもんです

それほど心に残った作品だったし
改めて見るとやはり相当な名作でした

角川映画の全盛期であり
お金の掛け方の凄かったのでしょう
ただ、石原軍団的なカーチェイスは少々余計だったかも
家が全焼するシーンや警官が火達磨になるシーン
そんなところも迫力のあるものにしてありました

今、バブルが過ぎて
邦画を見て感じるものの乏しさを認識してしまう
当然松田優作という俳優の凄さもあるのですが
当時の日本の力が作ったんだろうなと思う

マッドな演技でもう出てこないであろう
松田優作のような俳優の説明は不要だろうけど
シーン、シーンが彼の残した大きなものでしょうね

大人になって観るとまた当時の子供の頃と違う
楽しめる所があったし
男と女というものも、もっと違う角度で見れて
ロマンティックなエンディングと終わると思いきや
更にショッキングなラストで終わりました