マタニティハイキング 丹沢大山編 **ver.2

2007-02-15 | マタニティハイキング
※※
…延び延びになっております。

「ようやく分岐に到着しました!」、というところからの続きです。

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ここからは通常タイムだと10分で山頂です。

じゃあ大体20分と見て、登りトータルで2時間か!
普通の2倍かかってるけど、
「2倍なら、まずまず、合格だね!」
と話していると、
近くにいた単独のおじさんに、
「頂上まで行ければ、みんな、合格です。」
と言われました。

その言葉に、なんだか私、じーんときちゃいました。

健脚者が集うアルプス縦走路、と、ここは違う。

3~4才かと思われる小さな子供から、
若干よろめき加減のおじいさん、
トレーナー・スニーカーの若者、
おばちゃんの二人連れ。
中には、この山が体力の限界、精一杯、
という事情の人もいるでしょう。(私もです。)

みんなにとって、
登れる山もそれぞれなら、登っている時の気持ちも、
登頂できた時の喜びも、それぞれ違う。
どれがすごくて、どれが楽なんて、
そんなに簡単に分けられるものではないのです。

自分が歩ける山を、年を取ってもゆっくりと
歩くことが出来れば、それでいいんだなあ、
と、しみじみ感じたのでありました。

1500mにも満たない低山で、こんなに深く山について考える事になるなんて。
やっぱり今日登ってきてよかったな、と思うのでした。





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分岐から山頂までは、石段で最後の頑張りではありますが、
物思いにふけっていたためか、
普通の10分のタイムで頂上到着!

良く晴れて、風もなく、
1年ぶりの大山頂上でした。

まずは!、
なにはさておき、トイレトイレ。

トイレは山頂の北側斜面の広場のようなところにあります。
立派な建物です。
が!!
「凍結により利用禁止。」
と看板が。そしてロープが張られていました。
北側なので、確かに少し雪も残っています。
これは大ピンチです。
もう我慢できないけど、周りは団体登山も含め、
人でいっぱい。

大山の山頂には小さいけど売店があり、
そこで聞いてみるとトイレ貸してくれるとの事。
やっとほっと一息です。

冬季で大山に登る方は、
あまり途中でがぶがぶ水を飲みすぎないようにおススメします。
(普通だったら下山まで我慢できるはず。
私も過去の大山では下山までトイレには行ったことがありませんでしたから。)

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さて、山頂で、
持参のおにぎりとかドーナツとかラーメンとか食べて、
1時間くらい休憩し、
ではもと来た道を下山します。


実は当初、登りよりもずっと心配に思っていた下り。
それは、下りの方が「転倒」の危険性が高いからです。
登りと同じ道なので、
滑りやすい場所など注意箇所はあらかじめ分かってはいるものの、
お腹に衝撃もくるだろうし、やはり「ゆっくり」を心がけて。

今回、下りに備えて、初のダブルストックで臨みました。
(と言っても、スキーのストック。)

結果ですが、やはりダブルはいい!!

シングルよりずっとバランスが安定するし、
特に腹筋辺りに来るはずの衝撃を腕の力でおさえる事ができます。
下りもですが、登りでも
大きな段差の「よいしょ。」でかかるお腹への力を
かなり軽減できたと思います。
動物はやはり四足が最強です。

岩場ではちょっと邪魔になりますが、今回は岩場と言うほどの岩場もなかったので
フル活躍でした。

難を言えばスキー用は短くならないので、
本当に仕舞いたい場所では嫌ですね。
ある程度の岩場が有るならやはり登山用ストックを買ったほうがいいのだろう、
と思います。

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下りもゆっくりを心がけ、
何度も抜かされながら、無事登山口についてみると
約1時間強で下りて来れた、ということでした。

コースタイムは50分なので、まずまず合格です。
転ばなかったし。

この日は最後までお天気に恵まれ、
下りでも汗だくでした。

と言うことで、久々にコーラで乾杯!
(コーラって、あんまり赤ちゃんに良く無さそうだけど。)
暑かったので、超美味しく、
トイレの心配もなくなったので、やっとガブ飲みすることが出来ました。

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今回はお天気も良く、実に快適な山歩きが出来、
トラブルもなく、運が良かったとおもいます。
が、これに味を占めて、、、とは、思いませんでした。

トラブルは、いつ起こるか分かりませんし、
救急車が来れるような道はないので最悪ヘリのお世話になってしまうかと思うと、
そこまでしていく気にはなれません。
別に数年待ってもいいのですから。

また、少しでもルートに不安な箇所(岩場とか、滑るとか、凍結とか)が
ある場所は避けるべきだと思います。
「とっさの行動」が、予想以上に、出来ません。
時間も、コースタイムの2倍、3倍をみて、
全体として3~4時間程度におさえた方がよい、と私は思いました。
予想以上に、疲れます。

私の技量から言えば、
自分もパートナーも体調が万全で、
天気の心配もなく、
割と気持ちが楽に、楽しめるようなハイキングコースを探して、
タイミングが合えば、ぜひまた行きたいな、
と思うのでありました。

まあ今回はとにかく、久しぶりの山の空気が最高で、
数か月分のストレスが吹っ飛びました!!

それは、やはり、いい事だと思うのでした。

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おまけ。

隊長は、その日の夜、寝ずに群馬へスキーに行きました。
ホント、相変わらず、タフですな…。

おまけのおまけ。

私は本日は検診で、赤ちゃんますます元気!
病院のために有休取ったのですが、
実はまた北鎌倉に、梅の写真撮りに行ってきました。





その模様は後日。


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2 コメント

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Unknown (yuki_yuki)
2007-02-15 20:19:33
妊娠中で山登りができるなんて知らなかった。初めて聞いたよ。相変わらずタフだねぇ。
これって安全?危険?聞いてるほうはひやひやだね。

お子が元気で何よりだ!
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yukiyukiさん (作者)
2007-02-17 12:36:32

本当にね。

しかし、新たなる問題が!
体重が急激に増えすぎてお医者さんから厳重注意…。
食事制限入るかも。
「京はやしや」の抹茶パフェ、
しばらく食べられそうもないです。あーあ。
まん丸になった私を見に、こっちに来ませんか?
京都と鎌倉の見比べ、なんてどう?

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