日本酒ピンバッジ倶楽部

日本酒ピンバッジ倶楽部で活動、2024年に解散。日本酒ピンバッジのコレクター・プロデュースもしています。

雪男 本醸造 青木酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-16 17:54:05 | 新潟の酒

 1717年(享保2年)創業、2017年(平成29年)に300周年を迎えた青木酒造は、新潟県の豪雪地帯である南魚沼市の造り酒屋です。

 主銘柄である「鶴齢」という名は親戚筋にあたる『北越雪譜』で知られる魚沼出身の随筆家、鈴木牧之が命名したそうです。

 ピンバッジの図案である雪男は、『北越雪譜』に出てくる伝説の異獣をイラストにしたもので、その異獣が山の中で遭難した村人を助けたという話にあやかり、「雪男」銘柄のお酒の売り上げ1%は山岳救助隊への寄付金にあてられています。

 「雪男 本醸造」は、軟水仕込を生かした、後味はシャープで キリっと引きしまる「淡麗辛口」が多い新潟の酒の中で、本醸造らしい酒米本来の旨みを残した「淡麗旨口」の酒造りを目指した、熱燗にもお薦めのお酒です。

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“ALPHA 風の森 TYPE 2-K”この上なき華 笊籬採り 油長酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-15 16:53:28 | 奈良の酒

昨日は、大阪は堂島で開催された「風の森を楽しむ会」に参加しました。

油長酒造の山本社長から「日本清酒発祥の地」奈良のお酒の歴史、「風の森」のお話などを風の森を呑みながらお聞かせいただき、目と耳と舌で楽しむ時間を過ごしました。

油長酒造は、十二代 山本長兵衛が金剛山の奈良県側山麓、御所市鴨神の風の森の飯米「秋津穂」を使用して無濾過無加水生酒を「風の森」として製造開始されたそうです。

油長酒造の風の森ピンバッジです。

紫色は、「ALPHA風の森TYPE 2-K この上なき華 笊籬採り」のノベルティでした。

 

ALPHA風の森は「秋津穂」を原料米とし、「TYPE2この上なき華」は、22%精米、笊籬(いかき)採り(上槽時に酸素に触れる事が少ない技術)で、生酒の飲み頃期間を長くする限定発売のお酒です。

「風の森を楽しむ会」での山本社長の説明の中で、何度か香りを色で表現されていました(例えば、グリーン:メロンやマスカット、イエロー:バナナ、ピンク:ベリー系、ホワイト:ピーチなどをイメージしているとの事でした)ので、「風の森ピンバッジはカラフルなものが多いので、そのカラーと関連しているのですか?」とお聞きしたところ、残念ながら関連性はないとの事でした。コレクターとしては、そのお酒の香りと、ノベルティのピンバッジの色に意味があると面白いと思ったのですが・・・。

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“ALPHA 風の森 TYPE4”新たなる希望 油長酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-14 13:11:04 | 奈良の酒

“ALPHA 風の森 TYPE4”新たなる希望

丸いピンクのベースに銀色の「風の森」の字が浮き上がっている美しいピンバッジです。

油長酒造の「ALPHA風の森」シリーズでは、柔軟な発想と新たな技術で次の日本酒の可能性を求るとの事です。

 今回の発酵タンク以外のいかなる装置も使用しない、無酸素 無加圧状態でもろみから日本酒を分離する油長酒造の新技術「氷結採り」のお酒は、圧倒的な透明感と上質な日本酒の味わいであるとの説明でした。

 親父は、ピンバッジに目がくらみ、お小遣いをはたいて購入しました。

 開栓時にポンの音と共に栓が高く飛び、グラスに注ぐと細かな気泡で薄く白濁した感じです。かすかな甘い香りとシュワシュワ感がスッキリとした感じを思わせ、あとからほんのりとうすい苦みも好もしい・・・。

 そして、このピンクのピンバッジの色合いにはどんな意図があるのか、社長に伺ってみたいものです。

また、油長酒造では、風の森の原料米として使用している奈良県産秋津穂は、地元奈良県の契約栽培農家に生産を依頼し、持続性のある農業と酒造業との関わりを模索しいるそうです。

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白鹿すずろ 辰馬本家酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-13 11:40:45 | 兵庫の酒

日本酒、白鹿のピンズです。

 このピンバッジは、季節限定冷酒「白鹿すずろ」の2012年春夏期間限定で販売ボトルのおまけとして付いていました。

 また、西宮日本酒学校2016できき酒の全問正解者にプレゼントされ、その後は、2018年2月の「白鹿 蔵開き ソトノミフェス」でのスタンプラリーなどでも配られたようです。

 「すずろ」は、白鹿の伝承蒸米仕込で造ったお酒を生のまま搾りたての状態で瓶詰時に低温瞬間殺菌しているため、爽やかでほのかに薫る香りと程よい甘みとのバランス、さっぱりとした飲みごたえはフレッシュで春夏によく冷やして飲むのがぴったりです。

 銘酒「白鹿」の名前は、長生を祈る中国の神仙思想に由来します。      

 唐の時代、玄宗皇帝の宮中に一頭の鹿が迷いこみ、仙人の王旻(おうびん)がこれを千年生きた白鹿と看破しました。調べると、角の生え際には「宜春苑中之白鹿」と刻んだ銅牌が…。      

 “宜春苑(ぎしゅんえん)”とは、唐の時代を千年もさかのぼる漢の武帝の時代のもので、玄宗皇帝はこれを瑞祥と歓んで慶宴を開き、白鹿を愛養したと伝えられています。

 

 その歴史は、1830年(文政 13)作の「宜春苑 長生自得千年寿 白鹿」という銘が打たれた欅板看板が、江戸新川の酒問屋島屋庄助商店に残っており、下り酒の「白鹿」が“灘の銘酒”として不動の地位を確立していたことを物語っています。

 

 起業は、1662年(寛文二年)、徳川四代将軍家綱の頃、初代辰屋(辰馬家の当時の屋号)吉左衛門が西宮の邸内に井戸を掘ったところ、その水が清冽甘美であたことから酒造りの事業を始めたと伝えられています。灘の酒造家から懇請され、「宮水」として良質であった居宅蔵の井戸水を販売し始めたのもこの頃です。

 明治維新後も技術革新に取り組み、1892(明治25)年には醸造高で全国第一位「白鹿」辰馬たきとあり、その生産量は2万3,510石もありました。この年、1892年の全国生産量は380万石弱で、2018年の生産量は270万石強、126年前は今より100万石も多かったのです。1920年(大正9年)には丹波杜氏・梅田多三郎によって新醸造に成功、高級酒「黒松白鹿」が誕生しています。

 

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ふなぐち菊水一番しぼり・アルミ缶 菊水酒造㈱ 日本酒ピンバッジ

2021-03-11 17:38:59 | 新潟の酒
 新潟では毎年、約90蔵もある新潟県の蔵元のほとんどが一堂に会するイベント「にいがた酒の陣」があります。私が初めて参加したのは、2019年3月に開催された「にいがた酒の陣2019」で、以後2020年、2021年とコロナ禍の影響で中止となり開催されていません。
 
 「にいがた酒の陣」は、ドイツのミュンヘンのビールの祭典「オクトーバーフェスト」をモデルに、新潟の地酒と食を県内外や国外から来た人たちと共に楽しむことがコンセプトとして、新潟県酒造組合の50周年を記念し第1回が2004年に開催されました。私が参加した2019年は、新潟市内の朱鷺メッセで開催され、2日間で14万人の来場があったそうです。
 
 
 会場では、新潟の人たちとの出会いがありました。
 加茂市の居酒屋の青年や地元新潟市内で働かれている方々など、皆さんこのイベントで知り合い、毎年この場で再会し、お酒を酌み交わしているそうです。そんなところへ私も加えていただき、楽しい時間を過ごす中で、ピンバッジの収集が趣味だとお話しした処、ピンバッジをお分け頂きました。
 
菊水酒造「生原酒 ふなぐち菊水一番しぼり」
 
 
酒蔵でしか飲めなかった、しぼりたてでフレッシュな酒そのものの味、生原酒。
菊水酒造は、日本初の生原酒缶として昭和47年の発売以来、紫外線を嫌う性質から守るため、
瓶ではなく、敢えて遮光性に優れたアルミ缶を採用したそうです。
 
ピンバッジもリアルですね。
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