朝夕涼しくなり、夏もそろそろ終わりかしらと思っていました。
台風が近づき蒸し暑さが堪える今日はもう9月、
つくつく法師の鳴き声が蝉時雨のなかでひときわ大きく聞こえるようになりました。
8月の中頃、7年もの間レモンの木の下の土の中で成虫になるのを待っていたアブラゼミが
根元に置いていたジョロの上で羽化を始めました。
急いで少し明るい玄関口にジョロをそっと移動して観察開始です。
夕方6時ごろから羽化が始まりすっかり翅が乾いたのは夜中の12時
白い体に薄緑色の翅が風に吹かれて乾き、だんだん茶色に変化していく様は
(翅が風の当たる方に移動していく) 生命の神秘を感じました。
御夕飯の用意もせず写真を撮り続け、8時に透き通るような白い体が殻から
出てきた時は「セミの成人式」にワインで乾杯。
セミは1週間の命と思われているようですが自然の中では3週間~1か月は
生きているそうです。私の見たセミはまだどこかで鳴いているでしょうか?
背中が割れて出てき始めました
12時すっかり翅が乾き、もう飛べそうです
翌朝5時に見た時は飛び立った後でした