日本語バラッド練習 - 扉
8,6,8,6音を1つの聯としてそれを繰り返す。単純な作りですがこれがなかなか難しいです。ひとつの聯の最終行に出てきたキーワードを次の聯の最初の行でも使う、という古典的な手法も混ぜてみました。今は理屈より練習、練習、といったところです。人の魂が古の幸福を求めて彷徨い、最後の救済が待つ扉にたどりつく、という筋です。
過ぎ去りし歴史
記憶の森
ひそやかに眠る
幸福あり
幸福は何処
探求の森
裏切りの連鎖
孤独あり
麗しき孤独
迷路の森
人間(じんかん)の縁(えにし)
寂寞あり
寂寞の果てに
幽玄の森
果てしなき生滅
輪廻あり
輪廻の末路は
封印の森
扉の向こうには
救済あり
最後の救済
終焉の森
希望は唯一
扉にあり