記憶の中のメキシコ

1979年の最初にメキシコを訪れそれから何度となく渡航していましたが、最後に訪れてから早10年が過ぎてしまいました。

CDTI(工業技術デザインセンター)にデザインを導入しようとする仲間

2011-02-05 | シニア海外ボランティア
私の職場は、カリ市にある国立職業訓練庁のSENAという職業訓練学校。
その中にあるCENTRO DE DISEÑO TECNOLÖGICO INDUSTRIAL(工業技術デザインセンター)という名のところ。でもデザインはありません。職業訓練学校ですから、印刷技術、履物製造技術、メカトロ二クスの応用技術やテレビ局での番組制作技術など教えています。
言わば、一番末端的な製造・製作・(制作)技術を教えています。なので今までは特にデザイン教育が必要とも思わなかったのでしょう。

でも誰かが、コンセプトからデザインが出せる様にしたいと言ったのか、さもなくはデザインが重要だから、コンセプトからデザインを出せる人をJICAに要請してくれ。と言ったかは定かではありませんが、いずれにせよデザインを導入する事になり、私が来たのでした。それで私が最初のデザイナー。さぁ大変だと思いながら、基礎デザイン教育の案を考えていると、若い大学出でデザインを学んだ人が2人入って来ました。これで頼もしい助っ人2人が増え、ちょっと気が楽になった所です。

写真は、基礎デザイン教室設立に向けて協力してくれる仲間です。もう一人いますが、用事がこの時はいませんでした。なので私含めて6名。基礎デザインクラス設立準備委員会(勝手に名前付けました。)のメンバーです。

バス(MIO)でのマナー

2011-02-04 | シニア海外ボランティア
 通勤にはバスを利用しています。バスは一般の路線バス(ぼろぼろバス)と軌道バス(一部一般道走行)があり(これは日本と同じ程度キレイ)後者を利用しているのですが、日本との習慣の違いは歴然。朝のラッシュ時、乗る人と降りる人がバスのドアの所で押し合い。降りる人優先になっていない為、誰もがわれ先にと突っ込んでいきます。それからバスに乗らない人も、バスの乗り口の前で立ったまま。後ろから乗る人たちは、当然バスに乗るだろうなと思いながらも、入り口でストップ、立ったまま停止状態の人に失礼と言いながら避けて乗っています。どちらが失礼なのか良くわからない、押し競饅頭状態。

 それからバスの中の携帯電話。今日も帰りのバスの中で、前のおじさん携帯でどなってた。”一体どこで待ち合わせるんだ!! どこで降りりゃーいいんだっつーの!!”的な事をスペイン語で言っていた。日本だったら逮捕されそうなのに。
色々ある通勤風景の一コマです。

写真はカリの空(夕方)

 

色々一週間

2011-02-03 | シニア海外ボランティア
ここ一週間ぐらいの間に、いろんな事がありました。

 一つは地震。夜中2時頃に震度2程度の地震だと思いますが、目を覚まし思わず寝室の扉を開けて逃げる準備。日本では耐震の建物で心配せず寝ているのですが、コロンビアの建物は信用出来ないので、地震があるとチョー不安になります。おまけにこのアパート13階建。廊下は一部吹き抜けになっていて、その上レンガ造り。構造的に考えてもとても不安です。姉歯さん設計のマンションの方がいいかも知れないです。

 もう一つは、SENAの停電。先週金曜日に出勤すると、建物の中は真っ暗。私のいる建物は映像の建物なので、窓がありません。なので中は真っ暗で、もちろんパソコン使用不能。停電は、私のいる建物だけではなくSENA全部だったみたいで、学生たちも屋外で復旧するのを待っていました。でも結局仕事にならず午前中に帰宅。

 駐コロンビア大使来SENAから、私の感染症まで、まぁ本当に色々な事がある2011年の始まり月だと関心しています。まだ2月も色々続くのだろうか・・・


写真は本文とは関係ありませんが、麻薬を密輸出する為の潜水艦。
カリから近いブエナ・ベンツゥーラという港から出る事もあるとか。
(写真はネットより)

 

病院

2011-02-02 | シニア海外ボランティア
 カリに来て以来、はじめてお腹の具合が悪くなりました。
そしてもう5日位なるので、これは感染症の疑い有りと判断。
SENAの診療室で、抗生物質をもらおうとカウンターパートに言ったところ、今医者がいないので、病院へ行こうと云う事になり、運転手、ボランティアの通訳、カウンターパートと一緒に4人で午後から病院へ。随分おお事になってしまいました。

 病院は大きな所でしたが、人はまばら。先生から問診を受け、診察台に横になるとお腹を押さえて痛くないか聞かれました。そしたら、注射器みたいなのを見せて、「注射器で、水をお腹に注入するセラピーがあるけどしますか。」と聞かれ、そんなのされてはたまらんので、すぐ断りの返事。

 先生の診断結果。「重症ではありません。」重症なら歩いて来れないし、あたりまえ。「旅行先の慣れない食べ物にあたったのでしょう。」 旅行者ちゃうぞ!。思わず突っ込みたくなりました。
 という事で、薬を3種類処方してもらい、一階の薬局で購入。明日は講義の日ですが、休講にしてもらい、一日休養するつもりです。


写真は、カリの女の子。

初めての講義

2011-01-28 | シニア海外ボランティア
昨日、SENAで初めて講義をしました。対象は先生方25名ほど、生徒はいません。
講義の内容は、デザインの歴史が一時間に、絵を描く実習が一時間の計二時間。

私の拙いスペイン語の説明を皆さん良く聞いてくれました。
また、絵については、思った以上に興味を持って描いていました。
今後も毎週水曜日に2時間講義は続きます。


写真はカリの街路樹。
オレンジ色の花と、紫色の花が咲いていました。

交通事故

2011-01-25 | シニア海外ボランティア
先週金曜日に、いつもの様にバスに乗り出勤。しばらくすると大渋滞、警察が道路を封鎖している。バスが少し進むうちに、交通事故があるのに気が付いた。消防車が2台、レッカー車が3台、その他警察車両多数。そして黒の4WDが大破していた。
 
 そして、昨日ネットのニュースでこの事故の事が出ていました。午前4時に、26~28歳の若者3人(男性2人、女性1人)が交通事故で死亡。
 いつもバスで通る道で、見通しも良く、何でこんな所で事故が・・・と思うぐらいの場所。かなりのスピードを出しての、単独事故みたいですが、若者の無謀運転は世界各国共通なのかも。

写真はネットより。

コロンビアの麻薬

2011-01-24 | シニア海外ボランティア
昨晩テレビを見ていたら、ナショナル・ジオグラフィックでコロンビアの麻薬について放送していました。国家警察が山中の麻薬精製所を探索して、処分する様子など紹介していましたが、密輸についても紹介しており、船舶による密輸が30%あると言ってました。

中でも、潜水艦による密輸が多く、密林の中で潜水艦を造船してそれに麻薬を何トンも載せ、国外に持ち出すそうです。それでその建造された潜水艦、建造中のものの数は、全く検討もつかないとの話し。私たち日本人から見れば、そこまでするか。という事ですが、反政府ゲリラも資金源確保のために考えられる事はすべてしているのでしょう。

カリから車で2時間ほど離れたところに、ブエナ・ベンッウーラという港町がありますが、そこからも麻薬輸出の潜水艦が出るとか。JICAボランティアはもちろん立ち入り禁止区域。

写真は、発見された麻薬密輸用潜水艦。(ネットより)

不祥事

2011-01-21 | シニア海外ボランティア
他のボランティアメンバーからある連絡がありました。
在コロンビア大使館の職員が、公金を横領して解雇処分になったとか。
監督責任があった鈴木大使も処分されるよう。

同じ飛行機で偶然一緒だった鈴木大使、月曜日にはSENAまで来られて話も出来たのに、
とても残念です。

写真はアパートから見えるスーパーのネオン・サイン。ちょっと写真では見にくいですが、下に赤いネオンで、Chévere=最高とかすばらしいという意味(コロンビア特有の表現)と書かれています。

大使来SENA

2011-01-19 | シニア海外ボランティア
昨日、駐コロンビア大使がお付の人たちとSENAに来られました。
一時間ほど居られて、SENAのトップの女性と話をされました。
私たちシニア・ボランティアは隅で話を聞く事となりましたが、いろいろな要望やら提案やら大使に出されていたみたいです。実際には現実不可能だろう事も、まず言ってみる。
こう言う姿勢でないと、SENAのトップにはなれないのだろうと感じた一日でした。

写真は、空の風景の続き。

SENAの仕事

2011-01-18 | シニア海外ボランティア
 今日から新入生が入って来ました。校門にいる警備員に「先生ですか?」と聞かれたので、新入生ですと言おうかと一瞬思ったけど、冗談で終わらなくなるといけないので、普通に「そうです。」と答えました。

 SENAに来てもうじき3ヶ月、そろそろ先生に教える内容を決めないといけないので、カウンターパートと打ち合わせ。ファッション、履物、メカトロ二クス、自動車技術、印刷(グラフィック)と映像(テレビ関係)の専門をどうやってデザインの1クラスとして纏めるか、難しーい事をする事となりました。

写真は、空の風景続き。