その２０５．激安マッサージ店に潜入捜査

初めて「りらく」というマッサージ店に行った。
全国に３８０店ほどある巨大チェーンである。
その魅力は通常１０分マッサージして約１０００円のところを
１時間マッサージして３０００円という低価格にある。

ここんとこ出張と原稿作成が重なってしまい、
さすがに毎朝４時半出社の原稿作成が堪えて
頭腕肩腰尻足さらに心までもがガチガチになっている。
アリナミンＡでも役立たずの全身満身創痍のカッチンカッチンだ。
明日から三再び２週間の四国出張なので、
やるべきは片付けねばと約２週間の早出を敢行した自分に、
ご褒美として２時間マッサージを授与することにした。
正直２時間ぶっ通しなんて初めてだ。

予約時刻の１６時半。
着替えて固めのベッドにうつ伏せに。
施術師＝ここではセラピーと呼ばれている方は男性だ。
ラッキー！
女性のマッサージ師は、触れてもらうだけで十二分に癒される。
加えていい匂いがする女性がマッサージ師ならたまらんよね。
しかし私は断言する。マッサージ師は男性に限る！
まず女性は指が細い。だから私のツボに細い指がえぐるように、
かつ、針のように刺さる。しかも非力。
男性のゴツメの指でハイパワーでゴリゴリされると
ホグレ方が半端ない。しかも２時間モミモミするとなると
ヤッパ男でしょ！続かんもん、体力が。
案の定、グリグリくる。ハイパワーだ。
しかし、うつ伏せで体重まで指にかけての攻撃は、
施術から１時間半経つとさすがにキツイ。
胸が圧迫されて息苦しい。背中がコムラカエリしそうだ。
「グルシ～」と根を上げそうになった頃、
ようやく「上に向きましょうか」と。
「助かった」というまもなく
腕を頭の横に上げられると痛くてたまらん。
四十肩から付き合うこと１０年、腕を上げると痛い。
苦痛に歪んだ顔を見て
「この辺りで引っ掛かりがあって痛いようですね」と、
腕の付け根にしばらく圧をかける。
するとあら不思議、腕がさっきよりはるかに伸びて耳にくっつく。
しかも痛みは和らぎ「あ～、きょっちえ」と感じた刹那、爆睡。
スヤスヤ眠らせてもらいやした。
結論：りらくは安い！うまい！リピーターになる！

ココロもカラダもリフレッシュした私は施術後、
ちょいと寄り道してハイネッケン！
これがまた、うまい！

明日から過酷な四国出張だが、
何だかもう終わった感が満載。
いざ参らん。