白い月

白い月

劣化

2015-08-17 07:51:32 | 心事ポエム

骨が軋む

雷鳴の喘ぎも遠く おぼつかぬ

またひとつ増えた不具合

 

かろうじて耐えた熱波

すり抜けた息災

支えは疑心無き献身

 

ひたすら信じた

根拠も無く信じた日々よ

明日の命運のための黙祷は《一分・・・》で終わる                                 

 

ひと夏の 小さな物語に過ぎない 

全開のカサブランカの純真無垢  

交錯する覚醒と睡魔とのせめぎあいの心地よさ

 

星も花火も月光も ひるまず一途、 

このままがいい

取り残された蔦の家に 崩れ落ち 溺れているわたしの夏。