再びの呼気虚しく絶え
あなたは乳色の霧の中に踏み込んでしまった
よび覚ます
夏の日の花時のロビー
浮かぶあなたのきれいな微笑、声、仕草、装い
今わたしは聴く
音のない音
忍び寄る優しげな冥府への誘い
わたしを溶かす冬の日射し
ゆらゆらと絡みつく銀色のけむり
消えゆく総てが愛おしい
ふるえる予感押隠す午睡の月
事あるごとに息をのみ狼狽え
幼児のように途方に暮れる
隠された棘を知らされず
甘い恐れ抱いたままわたしは祈る
あなたは乳色の霧の中に踏み込んでしまった
よび覚ます
夏の日の花時のロビー
浮かぶあなたのきれいな微笑、声、仕草、装い
今わたしは聴く
音のない音
忍び寄る優しげな冥府への誘い
わたしを溶かす冬の日射し
ゆらゆらと絡みつく銀色のけむり
消えゆく総てが愛おしい
ふるえる予感押隠す午睡の月
事あるごとに息をのみ狼狽え
幼児のように途方に暮れる
隠された棘を知らされず
甘い恐れ抱いたままわたしは祈る