こんな夜は 誰も夢を見ない
いつ死んでも・・の覚悟があれば生きていけるが眠れない
随所に宿る天使の痕跡を信じようと
痛々しい無垢な魂は手掛かりを必死に探す
未だに震える地軸の揺れは止まぬ
にじみ出る血が止まらない
聞くも恥ずかしいお話
飽きもせず繰り返される堕天使の過去、未来
剥き出しになってしまった傷口は見たくないが
眼をそむけながらも 音源は消さない
定まらぬ視点 宙をさまよう
堕ち行く先に視る寂寥
無意味で虚しいリフレイン・・・
今にも落ちそうな朱い月が静かに昇ってきた