Twilight of the Innocents(2007)/ASH
北アイルランド、ベルファストから車で30分の小さな町ダウンパトリック。そこは聖人セント・パトリックの淡い砂色の石墓がある人口1万人の古い海辺の町です。私が訪れた時、夕暮れの町は人影もなく、前夜の雨で濡れた石畳の匂いと、湿った空気に潜む歴史の匂いを感じる古い町でした。1992年にこのカソリックの聖地ダウンパトリックで結成されたブリット・ポップ・パンク3人組ASH。彼らの音楽は明るいポップ・パンクですが、彼らがこの静謐な町の出身だと知ってから聞いたアルバム"Twilight of the Innocents"は、今までの「コマーシャルな匂いの弱々しいパンク風」「安易なグランジ風ポップ」なバンドというかなり辛口な私のイメージを打ち壊す、ポップさを残しつつ時代の闇を感じさせる、繊細なアルバムでした。
このアルバムは基本に立ち返ったようなギターバンドの趣で、シンプルなリズムと余分な物をそぎ落としたギターサウンド、そして全体を影の様に覆う暗さが感じられます。どの曲にも共通するのが明るいメロディーにのせて歌われる「息が出来ない」「抜け出せない」諦めと閉塞感。決して暗くない、それどころか明るいポップなサウンドなのに見え隠れする底の無い暗さ。ライブではキャッチーなシングル曲が続く中で、私が一番良いと思ったのがこのアルバムの1曲、静かなシンセ音で始まる"Twilight of the Innocents"。「君は君の精神の闇と影の奥深くを長く彷徨い過ぎた」というダークな内容ですが、歌詞のサビ「僕はまだ息をしている、心臓はまだ動いている」の部分はぎくりとさせられます。
カリスマ性や派手さは無いけれど、自分の信じる道を行く決意と時代への繊細な解釈の感じられるこのアルバム、けっして上手くない、少年が感情を押し殺して歌ってるかのような未熟さと甘さのあるティムのヴォーカルが許せるか許せないかで評価は違ってくるでしょう。彼らの音楽は決して”奥深い”ものではなく、うわっつら耳障りのいいパンク風ロックで有る事は否定しません。しかし、私は彼らを見直す一枚となりました。
"Twilight of the Innocents"
北アイルランド、ベルファストから車で30分の小さな町ダウンパトリック。そこは聖人セント・パトリックの淡い砂色の石墓がある人口1万人の古い海辺の町です。私が訪れた時、夕暮れの町は人影もなく、前夜の雨で濡れた石畳の匂いと、湿った空気に潜む歴史の匂いを感じる古い町でした。1992年にこのカソリックの聖地ダウンパトリックで結成されたブリット・ポップ・パンク3人組ASH。彼らの音楽は明るいポップ・パンクですが、彼らがこの静謐な町の出身だと知ってから聞いたアルバム"Twilight of the Innocents"は、今までの「コマーシャルな匂いの弱々しいパンク風」「安易なグランジ風ポップ」なバンドというかなり辛口な私のイメージを打ち壊す、ポップさを残しつつ時代の闇を感じさせる、繊細なアルバムでした。
このアルバムは基本に立ち返ったようなギターバンドの趣で、シンプルなリズムと余分な物をそぎ落としたギターサウンド、そして全体を影の様に覆う暗さが感じられます。どの曲にも共通するのが明るいメロディーにのせて歌われる「息が出来ない」「抜け出せない」諦めと閉塞感。決して暗くない、それどころか明るいポップなサウンドなのに見え隠れする底の無い暗さ。ライブではキャッチーなシングル曲が続く中で、私が一番良いと思ったのがこのアルバムの1曲、静かなシンセ音で始まる"Twilight of the Innocents"。「君は君の精神の闇と影の奥深くを長く彷徨い過ぎた」というダークな内容ですが、歌詞のサビ「僕はまだ息をしている、心臓はまだ動いている」の部分はぎくりとさせられます。
カリスマ性や派手さは無いけれど、自分の信じる道を行く決意と時代への繊細な解釈の感じられるこのアルバム、けっして上手くない、少年が感情を押し殺して歌ってるかのような未熟さと甘さのあるティムのヴォーカルが許せるか許せないかで評価は違ってくるでしょう。彼らの音楽は決して”奥深い”ものではなく、うわっつら耳障りのいいパンク風ロックで有る事は否定しません。しかし、私は彼らを見直す一枚となりました。
"Twilight of the Innocents"
このアルバムが出た時、『You Can't Have It All』
がスカパーでよく流れてて好きでしたよ~♪
"Twilight of the Innocents"のほうは
若さゆえの苦悩みたいな歌詞なんでしょうかね~
イントロ、聴いたことあるような気がする・・・
北アイルランドも興味深いですね。
いいなぁ、行ってみたいw
僕はヴォーカルのティム君好きですね。
とってもステキなヴォイスですよ。
ステキな。
ロックで、ポップでさー。
あんましクセも強くないし。
とりあえず好きですね。
深いことはワカランけど。
このアルバムは聴いたことないや。
ほしーです。
買いますよ。
そのうち。
それよか、ptdしゃまは最近調子どうですか?
>ASHはよく聴いたことないんですが、
>このアルバムが出た時、『You Can't Have It All』
>がスカパーでよく流れてて好きでしたよ~♪
へえ~スカパーでASH流すんですね~!
このシングルもなかなかいいと思います。
前のASHはまあそこそこいいかなあ、くらいでしたが、
このアルバムはなんだか悟りを開いたような感じ?
結構気に入ってます。
>"Twilight of the Innocents"のほうは
>若さゆえの苦悩みたいな歌詞なんでしょうかね~
若者に限らず、世の中の閉塞感みたいなものを歌っているような感じです。歌詞の重さはアイリッシュらしいなあ、と思ったりします。
>北アイルランドも興味深いですね。
>いいなぁ、行ってみたいw
意外にいいところですよ~!
昔はかなり荒れていましたが、去年行ったらとっても奇麗になってました。
んではでは
>僕はヴォーカルのティム君好きですね。
このよろよろっとしたヴォーカルが、どうなんでしょ。私は前はあまり好きじゃなかったんです。
ENVYとかKUNG FUとか好きなんですけどね。
>このアルバムは聴いたことないや。
そうすか。多分思うにファンの間では賛否両論なアルバムなのでは?このアルバムを最後にもうアルバム出さない宣言したらしいです。これからはシングルをネットで売るらしいです。
>それよか、ptdしゃまは最近調子どうですか?
ここんとこかなり忙しくて
毎日夜中まで仕事してます。お昼行く暇ないし。
GWまでこんな調子ですよきっと。
私、今の仕事好きなんですけどね、こんなに忙しいと
流石に疲れます。
そっちは順調ですか??
やっぱ、ずっとやってたお店を移転するのって不利。
売上回復がヒジョーに難しいっす。
仕方ないけど。
これからもかなり大変だと思います。
まー、なんとかなるに決まってるんですけどね。
根拠はないけど。
商売って失敗も成功も自分の責任だから、そこがオモロイですよね。
ptdしゃまはメシ食いにくヒマもなく仕事ですか。
お疲れでしょうね。
ちゃんと息抜きしてますか?
>まー、なんとかなるに決まってるんですけどね。
>根拠はないけど。
まーなんとかなるに決まってます、という
言葉が頼もしいですね。
そう、なんとかなると思えば何とかなるんです。
がんばりまひょう。
>ちゃんと息抜きしてますか?
してません・・・寝るのが精一杯です。
でも今日は映画見るぞ~!