The Black Parade のヒドゥントラック、Blood。この曲大好きです。この呑気なメロディにブラックでユーモラスな歌詞、そして冗談ぽいヴォーカル、何風っていえばいいのかな?って思っていたのですが、解った!「モンティ・パイソン」風じゃないか!なんで気付かなかったんだ?声だってわざと昔の録音風だし、チープなオルガンだって使っているのに。もちろんモンティ・パイソンの方は歌詞がかなり下品ですが。 . . . 本文を読む
爆笑変態映画「アタメ!」のペドロ・アルモドバル監督、2000年のオスカー「外国映画最優秀賞」受賞の作品。評判通り、とても印象に残る映画です。スペイン映画らしい「生と死」をテーマに、劇中劇やエイズ、ゲイやバイセクシャル、臓器移植や麻薬中毒、様々な複線が入り乱れる。盛りだくさんすぎかな?とも思いましたが、盛りだくさんだからといってストーリーを見失うことは無く、最後には逝ってしまった人たちの分まで生きていく、という主人公の強い意志が私たちを勇気付けてくれます。 . . . 本文を読む
最初にお断りいたします。この記事は日本刀の話がメインです。そして日本刀は武器であり、「殺人」を目的として作成されるもの。私は殺人を肯定するわけでも、ましてや戦争を賛美するわけでもない。しかし武器の話であると言うことに違和感を感じる方は、この記事はご遠慮いただいたほうが良いかもしれません・・・ . . . 本文を読む
私の一番好きな桜の見方は、真夜中1~3時に誰もいない(ここ重要)満開の桜を見に行くこと。一人でいくのが一番いいですが、複数でも趣向を理解していただける方のみ。趣向とは、純粋に桜の「妖気」を感じに行くこと。真夜中の静りかえった公園やお寺の音も無く咲き誇る桜は、見る者を圧倒する迫力、言葉を発することさえ躊躇わせる妖気があります。桜の大木の根元に座って頭上一面を覆う花を見上げると、自分の普段の悩みなんかなんて取るに足らない問題なんだろう、と思います。 . . . 本文を読む
私たちが一人苦しんでいる時、目に見えないだけで何かの存在が側に寄り添ってくれているかもしれない、それはもちろん非現実的夢物語かも知れませんが、そう思うことで救われる気がしませんか? . . . 本文を読む
<My Way Home Is Through You>www.metrolyrics.comより
全ての皮膚を剥ぎ取り
体の中身をばらばらに引きちぎる
やつらがライフルを持って入ってきたとき
お前の両親はお前が助かったなんて思ったさ
あいつらいつも時間が無かった
だからお前の人生を薬漬けにした
お前は犯罪を犯すために生まれてきた
お前の墓の前でお前に祝杯をあげよう
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今回のツアーはすでに本国ウェンブリースタジアムでのスタジアム級単独公演を成功させている訳です。この日本公演の機材もライブハウス規模の機材ではないことは素人目にも明白で、背景の大型スクリーンとスケルトンのドラム、各巨大透明ビニールチューブ(何も出てこなかったな~宇宙人でも出るかと期待してたのに)で「スケルトン」を意識したステージデザインでした。特にライティング機材、まるでSF映画のロボットみたいなスムースな曲線でデザインされたムービングライトがふんだんにぶら下がり、つる草模様や . . . 本文を読む
iFILMで見つけたアニメーション、The Tale Of How。あまりのクオリティに目が釘付け。その世界は「快楽の園」ボッシュ+ティム・バートン+ハウルの動く城とでも形容しましょうか?クリーチャーデザイン、色彩感覚そして全体の構成、全てが信じられない完成度です。The Blackheart Gangは南アフリカのケープタウンの友人同士3人組(ミュージシャン兼ライターのマーカス・ワームストーム、コンポーザー兼アニメーターのユーニス・ヘンドリック、イラストレーターのリー・トレウィク)のユニットで、この作品は純粋に趣味で作成されたアニメーション。構想は2005年にスタート、仕事の合間に作成されたもの。 . . . 本文を読む
ヨーロッパ映画のカテゴリに留まらず、単に「好きな映画は?」と聞かれたら必ず挙げたいのがこのデリカテッセン。SFだとかホラーだとか、ジャンル分けすること自体が後ろめたいほどユニークでオリジナル、死やカニバリズムという微妙なテーマを堂々とブラックなユーモアに変えてしまったこの映画は、その卓越した映像センスといい、まさにアート系コメディのマスターピース! . . . 本文を読む
マドリッドでチョコレートに関する変な習慣を一つ。私のいたころ、大きなスーパー(ダイエーとかみたいな)のチョコレート売り場には必ず、封を開けたチョコレートが棚にありました。そしてチョコレート売り場に来る人たちは大抵そこからチョコレートをつまみます。「試食試食!」とスペイン人の友人は言っていましたが、もちろん売り物を勝手に食べているわけで、一種万引きですねぇ。。「試食」が無ければ誰かが売り物を破く。 . . . 本文を読む
モンティ・パイソンのテリー・ギリアム監督による「暗い近未来」物、笑えるSFファンタジー。この手のデストピア映画としては「未来世紀ブラジル」「1984」「時計仕掛けのオレンジ」が3大古典であります。(私の中では、です)暗いと言っても、そこはモンティ・パイソンで薄気味悪くて笑えるアニメをせっせと徹夜して手作りしていた彼ですから、ブラックでドライなユーモア満載で、特にギリアムらしいアニメっぽいイメージのビジュアル的面白さが際立っています。大友克洋を筆頭に近未来ものコミックやSFアニメのイメージに近い少々グロテスクで、ゴシック、レトロで薄汚れた近未来イメージの面白さ。 . . . 本文を読む
かの有名な「ホーリー・グレイル」で「アーサー王伝説」をはちゃめちゃに笑いのめしたパイソンは、この作品ではキリストの時代に生きた一人の男の一生をコメディ化します。AD.33、エルサレムはローマ人に占領されていました。有名なあの人You Know Who(キリストのことね)の隣の納屋で私生児として生まれたブライアン(グラハム・チャップマン)は、33歳になった時、アンチ・ローマのグループに加わります。しかし偶然行った演説により、彼は人々に救世主だと思われ、彼の人生はとんでもない方向に・・・ . . . 本文を読む
モンティ・パイソンのラテン系英国人テリー・ジョーンズ監督、ティム・ロビンス主役のバイキング物コメディ。図体はでかいが繊細で素朴なバイキングの青年エリックをティム・ロビンスが好演、この映画で私、彼のファンになったのですよ。暗黒時代、いつもの様に村を襲い、村人を殺して村娘をレイプしようとしたエリックは、その娘に「なぜこんなことをするの?」と聞かれ、「なぜだろう?考えたこと無かった・・・」と気が付きます(バカ・・・)。 . . . 本文を読む
<Kill All Your Friends>www.metrolyrics.comより
君は君自身のことを随分秘密にしてるみたいだげど
結局それでどうしたいの?
棺桶の中で寝たっていい
だからって過去は消せないけどね
だって僕たちは嘘つきの集まり
で、君は誰になるつもり? . . . 本文を読む
グラミーだって最近ずっと無視してたし、多分ヒットシングルSuger, We Are Going Downがピンとこなかったからか、私の聞いているラジオで全然掛らなかったからなのか(これ十分ありえる)。こんないいアルバムを聞いていなかったなんて・・・この作品で彼らはグラミー賞2006年新人賞ノミネート。そして最新作Infinity On Highを上回るキラキラ(爆)ポップ・パンク系オルタナ。 . . . 本文を読む