子供顔を定義する：「童顔論」童顔には気をつけろ？

世間で言われる童顔とは、一体どういう顔なんでしょうか。勿論一見「子供っぽい」顔ですね。しかし子供っぽいてどういうこと？その特長をきちんと定義してみよう、というのが今日のお題。童顔代表として「お子様顔」などと形容されるマイ・ケミカル・ロマンスのＧＥＲＡＲＤ３０才。

＜子供の顔と大人の顔の違い＞
子供の顔の特長は、大人の顔と比べ
・顔の形が丸い：輪郭がスムースであること、つまり出っ張り（あごや頬骨など）がない
・顔を横に２分割した線上、あるいは線以下に目と耳の位置が来る
・顔の面積に対して目と耳が大きい、目と目の間が離れている、目の面積に対して黒目部分が大きい
・顔の面積に対して鼻が小さい、鼻柱は短い
この中でも重要なのが顔のパーツのバランス。丸めの顔型でおでこの面積が広ければ広いほど、そして目と鼻を結んだ二等辺三角形の、鼻部分の辺が短いほど子供顔となります。
しかし丸い顔で目や鼻、口の各パーツが小さい場合、ほおの面積やおでこの面積が広くなり、こちらもパーツのバランスに関わらず子供顔に見えます。太めの人が童顔にみえるのはこのためです。





＜童顔と大人顔＞
さて、大人なのに上記の子供顔の特長を持つ顔を【童顔】と呼ぶわけですね。ここでパンク界童顔代表ＧＥＲＡＲＤと、大人顔代表の弟ＭＩＫＥＹの顔を研究してみましょう。この２人は兄弟ですから、個々のパーツを見るとよく似ています。が、パーツのバランスが違います。



ＧＥＲＡＲＤの顔は上記子供顔の定義に当てはまることがこの正面顔からわかりますね。特に子供顔に重要なポイントである「輪郭が丸い」そして「目と鼻の三角形バランス」にご注目ください。二等辺三角形の、鼻部分の辺が非常に短いですね。これだけ短いと人間というより「猫顔」に近くなりますが、猫顔の特長である「口が小さい」「あごが無い」が無いので猫っぽくなりません。対して大人顔のＭＩＫＥＹは、あごが発達し目の幅が狭く、目の位置もかなり上。そこが兄と違います。

ＧＥＲＡＲＤの顔について、この人、子供顔ではありますが口は大きいです。口の大きさは、見た目の意思の強さのイメージに関係してきます。口が大きいと「意志が強い」「大胆である」なイメージになります。

さて、子供顔の定義はお判りになりましたでしょうか？ちなみに、私たちにはこの「子供顔」を可愛く思う（好ましく思う)様、遺伝子に刷り込まれています。蛇や蜘蛛を意味も無く怖い、と感じるのと同じく、子供を無条件で「可愛い」と感じることで、少しでも生存率を高くしようという遺伝子の計画。つまり自分だけでは生きていけない子供を放棄したり傷つけたりすることを少なくしたり、親を失った子供を他人が育てたりする確立を高くすることで生き残る率を高めるわけです。童顔は得だな。

余談ですが、英国の魔術関連本に不思議な説が載っていました。その本では生命の始まりとは、卵子が受精したときに”あちら側”から魂が宿ることとしているのですが、受精の時に母親が泥酔している等よろしくない精神状態だった場合、時として”正式な魂”が宿らず、別のところから来た魂が入ることがある、というのです。そのような魂が入った人は、似たような性質を持つそうです。外見は小柄で子供のように愛くるしい美しい顔立ち。そして氷のように残酷な、無慈悲な性格が特長なのだそう。もちろんそれを信じているわけではありませんが、この説は強烈で忘れられません。「正式じゃない魂」ってなんなのよ・・・？童顔には気をつけろってことですかね（爆）。