
The Snapper(1993)
「スナッパー」とは、アイルランドで赤ちゃんを指す隠語なんですって。「ザ・コミットメンツ」「ザ・ヴァン」そしてこの「ザ・スナッパー」は、アイルランドの作家ロディ・ドイルによる架空の町The Barrytownを舞台にしたアイリッシュ・コメディ3部作。そして巷にアイルランド風UK映画が溢れる中、貴重なアイリッシュ作家&俳優によるアイリッシュ映画でもあります。同時にこの3作品はコメディとしてもとても優秀で、スナッパーもTV映画にも関わらずゴールデングローブにノミネートされ、国際的な賞もいくつか獲得。下町の20歳の女の子が望まぬ妊娠をしてしまい、5人の兄弟と両親を巻き込んで大騒動する物語なのですが、現実的な問題を、心温まるそしてウイットに富んだ下町ユーモアに乗せて最後には泣かせてくれる、ロディ・ドイルお得意の下町的アイルランド・人情コメディ。
←シャロンの家族。
ダブリン北部の低所得者エリアに大家族と住むシャロン(ティナ・キリガー)は、ある酔っ払った夜に勢いで●●してしまい、妊娠してしまいました。それを知った周りの人々は父親は誰か彼女を問い詰めますが、彼女は決して答えません。人々が勝手な推測をしたり、誹謗中傷する中、彼女を本当に心配してくれるのは家族と、本当の友人だけ・・・
←真中の大笑いしてる人がシャロン(ティナ・キリガー)、酒好き。
え?何処がコメディなんだって?状況はシリアスなんですが、シャロンの下町娘っぷり(お酒のみ過ぎ!)や、家族(この兄弟姉妹が笑えます・・・みな一癖ありまして・・・)、そしてお父さんダス役のコルム・ミーニー、誰もみな人情に溢れ、愛すべきキャラクター。コルムはザ・コミットメンツ、ザ・ヴァン、そしてこの作品に出ている唯一の出演者で、まあ、この作品でもほとんど主役ですね。コルムが時間があれば入り浸るパブでの会話の楽しいこと。日々の辛いことやもろもろをジョークで笑い飛ばして憂さを晴らす、下町アイリッシュ・ジョークといいましょうか、生き生きとした庶民の日常をユーモラスに描写し、ただでさえ味のあるコルムの「一般アイルランド人的コメディアン要素」を最大に引き出しています。
←ダス役のコルム・ミーニー。見たことあるでしょ?
この映画の背景には、アイルランド特有の事情もあります。アイルランドではカソリックの教えに従い、堕胎は違法です。(ちなみに法律ではホモセクシャルも違法です。)またカソリックの教えでは避妊もいけません。人々の意識も子供は授かりものだ!ってことで、欧州の中でも出生率低下とは無縁なアイルランド。そんな背景もあり、この映画の設定はとても現実的で、多くのアイルランド人にとって身近なコメディでもあったのですね。
コメディですから、もちろんハッピーエンド。無事赤ちゃんが生まれてめでたく「おじいちゃん」となったダスが、お決まりのパブでギネスを一杯飲むシーン、泣けます!ユーモアと人情溢れる熱血オヤジを演じさせたら天下一品のコルム・ミーニーの、最高のシーン。ああ人間っていいね~!
「スナッパー」とは、アイルランドで赤ちゃんを指す隠語なんですって。「ザ・コミットメンツ」「ザ・ヴァン」そしてこの「ザ・スナッパー」は、アイルランドの作家ロディ・ドイルによる架空の町The Barrytownを舞台にしたアイリッシュ・コメディ3部作。そして巷にアイルランド風UK映画が溢れる中、貴重なアイリッシュ作家&俳優によるアイリッシュ映画でもあります。同時にこの3作品はコメディとしてもとても優秀で、スナッパーもTV映画にも関わらずゴールデングローブにノミネートされ、国際的な賞もいくつか獲得。下町の20歳の女の子が望まぬ妊娠をしてしまい、5人の兄弟と両親を巻き込んで大騒動する物語なのですが、現実的な問題を、心温まるそしてウイットに富んだ下町ユーモアに乗せて最後には泣かせてくれる、ロディ・ドイルお得意の下町的アイルランド・人情コメディ。

ダブリン北部の低所得者エリアに大家族と住むシャロン(ティナ・キリガー)は、ある酔っ払った夜に勢いで●●してしまい、妊娠してしまいました。それを知った周りの人々は父親は誰か彼女を問い詰めますが、彼女は決して答えません。人々が勝手な推測をしたり、誹謗中傷する中、彼女を本当に心配してくれるのは家族と、本当の友人だけ・・・

え?何処がコメディなんだって?状況はシリアスなんですが、シャロンの下町娘っぷり(お酒のみ過ぎ!)や、家族(この兄弟姉妹が笑えます・・・みな一癖ありまして・・・)、そしてお父さんダス役のコルム・ミーニー、誰もみな人情に溢れ、愛すべきキャラクター。コルムはザ・コミットメンツ、ザ・ヴァン、そしてこの作品に出ている唯一の出演者で、まあ、この作品でもほとんど主役ですね。コルムが時間があれば入り浸るパブでの会話の楽しいこと。日々の辛いことやもろもろをジョークで笑い飛ばして憂さを晴らす、下町アイリッシュ・ジョークといいましょうか、生き生きとした庶民の日常をユーモラスに描写し、ただでさえ味のあるコルムの「一般アイルランド人的コメディアン要素」を最大に引き出しています。

この映画の背景には、アイルランド特有の事情もあります。アイルランドではカソリックの教えに従い、堕胎は違法です。(ちなみに法律ではホモセクシャルも違法です。)またカソリックの教えでは避妊もいけません。人々の意識も子供は授かりものだ!ってことで、欧州の中でも出生率低下とは無縁なアイルランド。そんな背景もあり、この映画の設定はとても現実的で、多くのアイルランド人にとって身近なコメディでもあったのですね。
コメディですから、もちろんハッピーエンド。無事赤ちゃんが生まれてめでたく「おじいちゃん」となったダスが、お決まりのパブでギネスを一杯飲むシーン、泣けます!ユーモアと人情溢れる熱血オヤジを演じさせたら天下一品のコルム・ミーニーの、最高のシーン。ああ人間っていいね~!
コルムじゃんか!
ミーニーだぜ!
そうそう。
いいよねミーニー。
「コンエアー」で連邦保安官ジョン・キューザックにお気に入りのコルベットを廃車させられて、仕返しにジョンの輸送機を撃ち落そうとする大人気ないオッサンを演じてました。
「ダイ・ハード2」ではパイロットの役で少し出てました。
「沈黙の戦艦」のテロリスト役とかもあったなぁ。
なんか気になるおっさんなんだよね。
なんでか分からんけど、ミーニーを映画の中で見つけると、嬉しくなりますよね。それだけで幸福な気持ちになります。
いいですよミーニー。
そっかぁ、こんなアイリッシュ人情喜劇で泣ける演技カマしてたんだなぁ。
油断ならないですよね、ミーニーの動向はさ!
ptd様もミーニーに目をつけるとはマニアックですねー。そんなptd様がたまりません。
やっぱptd様はスゲーです。
「コンエアー」も「ダイ・ハード2」も出てましたね!スタートレック「ニュージェネレーション」でもレギュラーでした。あの覚えやすい四角い顔と赤いほっぺたで、ハリウッドの脇役としてTVでも大人気のお方でもあります。アイルランド人俳優としては有名な方だと思いますね~
熱血のおっさん役が一番似合うんですわよ、この方。コメディ向きなんですね!
楽しみにしてるんで更新頑張って下さいね!
僕のブログではターバン野口の折り方を紹介しています。
暇があったら是非どうぞ。
http://panicblog.blog109.fc2.com/?eid=189
コメントありがとうございます。
しかしターバン野口とこのブログの接点が判りません(爆)。
ブログにもお邪魔いたしましたが、やはり判りません~
でもでも訪れていただきありがとうございます!