A Weekend In The city/Bloc Party(2007)
<The Prayer>
Is it so wrong to crave recognition?
Second best, runner-up
Is it so wrong to want rewarding?
To want more than is given to you?
認めて欲しいと願うことはそんなに間違っているのか?
二番手が先頭に
見返りが欲しいと願うことはそんなに間違っていることなのか?
自分に与えられるもの以上の?
複雑なビートに被るかげろうの様に立ち昇るギター、呼吸するように歌うヴォーカル、ストレートに投げられるナイフのように鋭利な歌詞、それでいてPOPな明るさを併せ持つ。アート系Dance/Alternative英国の4人組Bloc Partyのセカンドは、完全にファーストアルバムを超えておりました。前作Silent Alarmからのイメージを大きく変えるほどの音楽的変化はありませんが、一曲一曲の完成度が高く、確実に成長しています。また、歌詞がより明確に社会的メッセージを打ち出していることもあり、前作に比べ洗練された緊張感が。このアルバムで、かれらは確実に誰からも「大学生のゲージュツごっこ」(呼んだのはリアム・ギャラガーですが、例によって)なんて呼ばせない、成熟した音楽性をもつバンドであることを証明しました。
サウンド的にはより80年代後半~90年代前半のXTC、JOY DIVISION、U2やアイシクル・ワークスといったNEW WAVE系サウンドの要素が強くなっています。特に冷たい、遠い雷鳴のようなギターサウンドと複雑なドラムは明らかにU2のジュシュア・ツリーのころのそれ。(そういやKEANEのセカンドもそうだった・・・!)もちろんBloc Party流に消化され、オリジナルとして完成度の高いものになっています。内容、完成度ともに高得点付けたいのですが、ただ一つ、ジャケットが・・・歌詞の一部からのイメージなのですが、あまりに普通・・・前作は良かったけど。
ファーストシングルのThe Prayer。アフリカンなコーラスで始まるこの曲、一見地味なんですけど聞けば聞くほど奥が深い。暗い心の底を覗くような曲。
PVも怖いです。やっぱりだんだん現れてくる、怖いものが・・・
The Prayer
こちらはとっても楽しい。電車でGO! 良くあるタイプのPVと言えばそうなんだけど、ビジュアル的センスのよさが際立っています。最後の花火でああ可愛い、って思いました。曲はXTC風。
I Still Remember
気恥ずかしくなるほど真っ向から投げられる歌詞は、移民問題、人種問題やテロ、そして行き場を失った怒れる(あるいは諦め気味&篭る)若者たちへのアドバイス。本気で音楽で世の中を変えよう、何かをしなければ、という姿勢が感じられます。こちらも姿勢を正して聞かなくては・・・なんて心配は無用。プリミティヴかつ複雑ななビートは健在ですので、心置きなく踊っていただけます(笑)。ストレートなメッセージはラップやパンク系バンドに多かったわけですが、このBloc PartyのようにPUNKの血を引きつつも洗練された知性を持つオルタナにもありなんだなあ、と。音楽で地球温暖化を救えるかどうかは解らんが・・・少なくともなにが問題なのか、問題意識を提起することが重要だと思うね。かんばってくれい!
<The Prayer>
Is it so wrong to crave recognition?
Second best, runner-up
Is it so wrong to want rewarding?
To want more than is given to you?
認めて欲しいと願うことはそんなに間違っているのか?
二番手が先頭に
見返りが欲しいと願うことはそんなに間違っていることなのか?
自分に与えられるもの以上の?
複雑なビートに被るかげろうの様に立ち昇るギター、呼吸するように歌うヴォーカル、ストレートに投げられるナイフのように鋭利な歌詞、それでいてPOPな明るさを併せ持つ。アート系Dance/Alternative英国の4人組Bloc Partyのセカンドは、完全にファーストアルバムを超えておりました。前作Silent Alarmからのイメージを大きく変えるほどの音楽的変化はありませんが、一曲一曲の完成度が高く、確実に成長しています。また、歌詞がより明確に社会的メッセージを打ち出していることもあり、前作に比べ洗練された緊張感が。このアルバムで、かれらは確実に誰からも「大学生のゲージュツごっこ」(呼んだのはリアム・ギャラガーですが、例によって)なんて呼ばせない、成熟した音楽性をもつバンドであることを証明しました。
サウンド的にはより80年代後半~90年代前半のXTC、JOY DIVISION、U2やアイシクル・ワークスといったNEW WAVE系サウンドの要素が強くなっています。特に冷たい、遠い雷鳴のようなギターサウンドと複雑なドラムは明らかにU2のジュシュア・ツリーのころのそれ。(そういやKEANEのセカンドもそうだった・・・!)もちろんBloc Party流に消化され、オリジナルとして完成度の高いものになっています。内容、完成度ともに高得点付けたいのですが、ただ一つ、ジャケットが・・・歌詞の一部からのイメージなのですが、あまりに普通・・・前作は良かったけど。
ファーストシングルのThe Prayer。アフリカンなコーラスで始まるこの曲、一見地味なんですけど聞けば聞くほど奥が深い。暗い心の底を覗くような曲。
PVも怖いです。やっぱりだんだん現れてくる、怖いものが・・・
The Prayer
こちらはとっても楽しい。電車でGO! 良くあるタイプのPVと言えばそうなんだけど、ビジュアル的センスのよさが際立っています。最後の花火でああ可愛い、って思いました。曲はXTC風。
I Still Remember
気恥ずかしくなるほど真っ向から投げられる歌詞は、移民問題、人種問題やテロ、そして行き場を失った怒れる(あるいは諦め気味&篭る)若者たちへのアドバイス。本気で音楽で世の中を変えよう、何かをしなければ、という姿勢が感じられます。こちらも姿勢を正して聞かなくては・・・なんて心配は無用。プリミティヴかつ複雑ななビートは健在ですので、心置きなく踊っていただけます(笑)。ストレートなメッセージはラップやパンク系バンドに多かったわけですが、このBloc PartyのようにPUNKの血を引きつつも洗練された知性を持つオルタナにもありなんだなあ、と。音楽で地球温暖化を救えるかどうかは解らんが・・・少なくともなにが問題なのか、問題意識を提起することが重要だと思うね。かんばってくれい!
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