日常のことばたち

時々落ち込むこともあるけれど、いまを生きるんだ。

2007-03-08 20:05:28 | 日常
気象庁の発表によると、東京の桜の開花予想が3月18日のようで、

これは例年より10日ほど早いそうです。

3月といえば、梅と思い浮かぶから、まあ確かに早いような気もする。

昨年は3月末に友人らと東京タワーへ行き、芝公園でお花見をしました。

それを考えると確かに早いな。

3月18日に咲き始めたら、3月末にはもう散ってるんじゃないかな?

んなことない?

今年のお花見は困難か?



桜の季節になると、いろんなことを思い出して、メランコリーな気分になる。



いろんなことあったからなぁ。



それと、咲く花に魅了され、人を惹きつけるが、花は刹那に散っていく。

なんとも不条理な感じがする。



そういや、桜については、西行法師も言ってたな。

『願はくは花の下にて春死なん そのきさらぎの望月のころ 』

ある意味、理想的な死だな。

そんな死を遂げるのは稀だと思うけども。

いや、稀というより、実際は病院のベッドの上か、あるいはどこかの地面か。

なんて夢の無いことを言ってみたりする。



『春の日やあの世この世と馬車を駆り』



なんて言葉もあったな。



分相応の死ってのが私に訪れるまで、死に何かを期待してる。



死の直前に、独自のネットワークで皆に死を知らせることができれば尚良し。



もし遺伝子を残せなかったとしても、模倣子を残せれば、意味があると思う。



桜は、来年も再来年もその先もずっと咲くだろうけども。



美しさと儚さを表裏一体として併せもつ。桜。



今年はどんな顔を見せてくれるのか。


コメント
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