ズキズキするこめかみのあたりを押さえ、夜明けの紅茶をすすりながら書いている。プレールームでは5人のヤングたちのいびきが聞こえている。それにしても、このすがすがしさは何だろう?
みんなをハッピーにしてくれた「第5回?ぽぽろソングス」ありがとう。今年も50人の老若男女が集まり、歌って、踊って、食べて、だべって、笑った、泣いた!今年もたくさんの差し入れをしていただいた。本当にありがとう。
何よりも今日の主役はヤングたちと次期ヤングたち、いやいや元ヤングたち、いやいや招待したヤングたち、いやいやいやいやひょっとしてヤングたちの家族たちかもしれない…みんな輝いていた!
取り組みの過程でたくさんのドラマが生まれた。また一つ「ドラマはつくりだすもの!」ということばが実感として(この年になってようやっと?)私のお腹にスト~ンと収まった。日々の生活の中に「文化がある」ということは大切だね。「文化もつくりだすもの」なんですね。そして、また「ぽぽろの歴史がつくりだされ、受け継がれていく」。
スタッフの皆さんもありがとう、準備は大変だったね、お疲れさん。
次は2月25日(土)の我らが「学ぶ作業所・ぽぽろスクエア」開所式&ぽぽろ成人のつどいです。新築の木の香りが漂う通称「ぽぽスク」でお会いしましょう。(最近、ブログ「ぽぽろスクエア」が毎日のように更新さ、充実してきています。是非のぞいてみてください。)
簡単に昨夜のドラマを振り返ってみましょう。
そうそう、いつもヤングたちを見守り応援してくれていた元ヤンスタッフのナガチャンやオダッチ、術後のために参加できなかったFさん、案内が届いておらず失礼をした皆さん…にお伝えします。
準備の様子です。今年は中学生たちも「お手伝いしたい!」と参加。
「先輩たちへのあこがれ」の力はものすごい!
背中を向けているHaさん、ホントにありがとうね!キミはクッキーやパンケーキづくりをはじめ縁の下の力持ちをしてくれただけでなく、ヤンクラ生として大活躍をしてくれました。おっちゃんはキミのおかげでオカリナデビューができたと思っているよ。ぽぽろの子どもたちだけでなく、中学生たちからも慕われるようになったキミはすごい!福祉の仕事をしたいんだってね。だから、つらくてもしんどくても中学校へ通い出し、高校受験にチャレンジしだしたんだ。「つらさ」「しんどさ」をいっぱい話してくれてありがとう!おっちゃんはキミのおかげでまた一つかしこくなりました。
重ね重ねありがとうな。そして、ホントにお疲れさん。たぶん数日間は眠れてないやろう?48時間お休みなさい!
ご家族(恋人も)総出で来てくださって嬉しかったです。照れ屋のHaさんも何やかんや「イヤや」なんて言いながらも嬉しそうでした!
手を握られているKoちゃん、高校への推薦入学が決まったんだってね。おっちゃんが何よりも嬉しかったのはとうとうヘルパーさんと梅田までお出かけできたこと。今度は天王寺まで行くんだってね。4月までには一人で電車通学ができるようになったらいいね。Moちゃんと一緒に待ち合わせてお出かけを楽しむという約束も実現してね。そして、3年後にはぽぽスクで会いましょう…。
朝からお手伝いで疲れたMoちゃん!ありがとうね。Moちゃんは5年間見守られています。私たちの「第三の世界」を創造する実践はまだまだ5年間という浅いものですが、学校でもない、家庭でもない「第三の世界」をもっている子は「強い」「しなやか」ということが実感できるようになってきつつあります。まだまだこれからだけど、もう少しご一緒させてください。
そして、昨夜も最高のパフォーマンスでお客さんを楽しませてくれたOくん、ありがとう。それなのにキミは私からも仲間たちからも責められ苦しみました。
Moちゃんの表情が何を言っているのか分かりますか?実はこの中学生の3人は同じことを言っているのですよ!「うるさいからもうちょっと静かにして!」3人の共通点は「聴覚過敏」です。しかも、並大抵のものではない…。大げさな言い方かもしれないけど、キミたちがこの時間と空間を共有できるようになるのに何年かかったのでしょう?木曜日には事務所で真横にいたHaさんにも「静かにして」って言われていたよね。
キミのつらさも少しは分かる。いや、ホントは分かっていないかもしれない…。「ボクも静かにできるのならそうしたいんです!」とキミは言う。でもね、キミは周りから言われたらちゃんとコントロールしようとする。その時はできるのだ!終わったあとでヤング同士で語り合う昨夜のキミもそうだった。一生懸命に頭の中で考えをまとめて伝えようとするキミに、周囲にいたみんながしんと静まり返って聞いていた。そして、誰かが言った…「普通のトーンで話しができている」と。
だからいつも最後には「ぼくのことを分かってくれていない!できないのが障害だから!ボクもそれなりに努力しているのです!」と言うキミに、「そこにとどまっていないで、その溝を渡っておいでよ!」「できないキミのつらさも理解できるけど、そう言っちゃぁおしまいよ。できる時もあるし、押さえている時のキミもステキだよ。」というメッセージを送り続けているのです。何よりも、キミとは違う「聴覚過敏」という(それだけではないけど)しんどさを抱えながらキミと折り合いをつけようとしている中学生たちの言葉を受け止めてほしいのです。「Oくんは声の調節が難しいんやなぁ」(Haさん)「時間が守れなくなるなら前の日にやったらいいやん」(Moちゃん)
今日の司会とダンスの出番という役割をもって舞台に立ったキミは文句無しで確かにすばらしかった!すごい!!とみんな拍手を送った。でも、その裏側で展開されているやり取りを知らない人たちが多いのです。この上の写真は1時半に来ますと何度も何度も約束していて今日も結局期待を裏切って準備が8割がた終わっていた3時半に来たキミのもう一つの姿なのです。
(勿論、長年の付き合いがあるから、キミがその間に寝坊をしていたなんて絶対に思わないよ。それどころか、「今日の司会用の服装は何にしようか?どんなパフォーマンスで会場をわかせようか?あれはどこに行ったのかな?あれも見当たらない!あっ、そうだ、昨夜は午前様だったので部屋を片付けておかなくっちゃお家の人に叱られる…。」と必死に動いていて気がつけば午後1時だったというキミを想像はできるのです。でも、昨夜も最後には「ぼくは努力しているのです。でも時間を守ろうと思っても守れないのです。いつもだれからも同じことを言われ続けてきました。」と叫んだ。)
そして、昨夜はこのことをテーマに徹夜をして話し込んだのだよね。私は例によって例のごとく日付が変わる頃にはオネンネだったけど。そして、とうとう「一般の人の意見も聞いてみよう」とインターネットに投稿までしたんだ。これを朝にまた読んでみんなでその的確さに大爆笑したんだ。
これがOくんのことで質問投稿したサイトのアドレスです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1177610636
さて、今のところ彼が「語り部」となって母親たちの前で以下の「10カ条」を引用して「僕らにも権利や自由は人間として平等にあります。それをうまく使って生きていきたいものです。」とまとめるTさんという方が書かれたことば・資料が今の彼を象徴しているようです。そこにとどまらないで、やっぱり「折り合いも大事かな?」と悩むこの頃の彼です。
1自分のやりたいことをはっきりいってそれを優先する権利
2自分のやりたいことを人を使ってそれを自分でしたことにする権利
3能力のある平等な人間として尊重される権利
4危険を冒す権利
5間違える権利
6自分だけの考えを持つ権利
7思う通りはい、いいえを言う権利
8気持ちや気分を変える権利
9分かりません出来ませんという権利
10楽をする権利
「障害者だからといって普通に生きる権利が奪われていいはずはない」。この10カ条はある意味で出発であり、当事者からの発信でしょう。しかし、「失敗をする権利は誰にもあるのだけど、障害(者)だから許される」ということを言っているのではないと信じたい。
具体的なみんなが共有できた彼との経験を通して、視覚的な資料やロールプレイなどを通して一緒に考えてみたい。近々そんな「授業」をヤンクラでやらせてほしいとと申し込んでいる。
実はこのブログを書いたらサッサと帰ろうと思っていたけど、昨夜の討論の延長戦に巻き込まれてしまいました。私も実は時間を上手に使えず、やるべきことの軽重をつけられなくて首を突っ込んでしまい、時間の管理に失敗してしまう人間なのです。(「知っているって!」という声が聞こえてきそうです。)
とりあえずは、これまた書こうと思っていた線(ぽぽろソングスのとりあえずの報告)から完全に外れて、横道にそれてしまってこの時間です。「さようなら」と言ったのに、「あの~キラットのことなんだけど、Hさんの車に乗らないと言ったけど…」などと、またまた熱く語り合う彼ら(いやOくんです)。
すみません。写真だけでとりあえず想像力を働かせて楽しんでください。
自ら立候補した実行委員のTくん。始まりのあいさつです。ご苦労様!
ヤンクラギター演奏(「上を向いて歩こう」「ふるさと」「花」)
“コウレイ”の「おばセブン」によるハンドベル演奏。この「恒例の」というところでものすごい反応があり、Oくんの緊張の糸が切れそうになりました…。
この間にTaくんとTiくんによる「尺八と歌によるコラボレーション」、Oくんギターソロなどがありましたが写真が手元にない…。ごめん。
ぽぽろの中学生やヤンボラさんによる「ハンドベル」(「きらきら星」)の演奏。
ピアノ演奏はもちろんNaさん。すっかり学童の子どもたちのアイドル的存在となりました。大人との折り合いのつけ方は難しいけど、子どもたちとの折り合いのつけ方はとてもいい感じですね。この日は「ヤンクラ」卒業生として「ヤンボラ」として参加してくれました。受付名簿作成も含めてありがとう。
そして、Saさんのギター演奏にうっとり。差し入れのケーキを朝から一人で作ってくれたんだってね。ありがとう。
話がまたまたOくんのことに飛びます。実はこのSaさんのお母さんが司会者の彼に「今日はどうしたん?いつものOくんらしくない!」と言われて、「司会者たるもの、絶対に目立ってはダメやで。出演者や周りの人を目立たせ、楽しませるのが仕事やで!!」と何度も念押しされていた彼はすっかり動揺したと語っていました。お母さんのカンはなかなかするどい!想定内ですが、その抑制の糸も自分の出番以降はプッツンと切れてしまったようです。彼も含めたヤングたちがOくんの出番を最後の方にしたのは正解だったと言い合っていました。よく視界も彼なりに頑張ってくれたと私は思います。
休憩をはさんで昨日のメインゲストの登場です。
ストリートダンスです!
彼女が「ぽぽろスクエア」の木曜日の午後の授業「特別活動」のダンスを担当してくれます。
もう言うことなし!!超気持ちいいドキドキわくわくする時間をありがとう。2月25日も来てくれます。ホントに楽しみです。
ヤングたちも手ほどきを受けます。昔「ヤンアル」と呼んでいました「ヤングアルバイト」の学生諸君。リーダーはHuくんです。
Oくんの「コメディライブ」に登場の中学生になったKeくん。二人の息はピッたしです。ゲスト顔負け(言い過ぎ)のダンスに会場はやんやの喝さい。
“コウレイ”の我が法人が誇る「おやじバンド」の出番です。去年の「美女と野獣」バンドから「美女」が抜け名実ともに「おやじ」だけになり、「おやじぃ~!!」という野次か声援かわからない声(の主は野次のプロ・Hくん)がとんでいました。
Hu親子によるピアノの連弾。Keくん、ずいぶんと落ち着いた青年になってきたね。
いよいよ、期待の大爆笑「女装コンテスト」。Tiくんの司会がまたよかった。
「ワークセンターT&ぽぽろ・女装研究会」会長のTくんは二人に圧唐ウれて隠れた写真ばかりでごめんなさい。
最後はこの人!待ってました…レレレレ?!
前に何やら白鳥の首を吊ってブラブラさせながら登場した女装姿のIくん。(ごめん、よい子の時間=終了予定の午後8時が過ぎても中学生が残っていたのであわてたスタッフもいました…)
みんなでぽぽろヤンクラの愛唱歌「ロックンロールにあこがれて」を大合唱して幕を閉じました。
しかし、このステキなバカ騒ぎが来年もできるだろうか?来年はこの建物の改修工事が終わって24時間対応のヘルパーステーションさんと隣り合わせになるそうな…。やっぱり、「よい子の時間」までかな?とりあえず、2月25日にもう一度、ぽぽスクでお会いしましょう。
サンキュー!ありがとう!ぽぽろソングス。
みんなをハッピーにしてくれた「第5回?ぽぽろソングス」ありがとう。今年も50人の老若男女が集まり、歌って、踊って、食べて、だべって、笑った、泣いた!今年もたくさんの差し入れをしていただいた。本当にありがとう。
何よりも今日の主役はヤングたちと次期ヤングたち、いやいや元ヤングたち、いやいや招待したヤングたち、いやいやいやいやひょっとしてヤングたちの家族たちかもしれない…みんな輝いていた!
取り組みの過程でたくさんのドラマが生まれた。また一つ「ドラマはつくりだすもの!」ということばが実感として(この年になってようやっと?)私のお腹にスト~ンと収まった。日々の生活の中に「文化がある」ということは大切だね。「文化もつくりだすもの」なんですね。そして、また「ぽぽろの歴史がつくりだされ、受け継がれていく」。
スタッフの皆さんもありがとう、準備は大変だったね、お疲れさん。
次は2月25日(土)の我らが「学ぶ作業所・ぽぽろスクエア」開所式&ぽぽろ成人のつどいです。新築の木の香りが漂う通称「ぽぽスク」でお会いしましょう。(最近、ブログ「ぽぽろスクエア」が毎日のように更新さ、充実してきています。是非のぞいてみてください。)
簡単に昨夜のドラマを振り返ってみましょう。
そうそう、いつもヤングたちを見守り応援してくれていた元ヤンスタッフのナガチャンやオダッチ、術後のために参加できなかったFさん、案内が届いておらず失礼をした皆さん…にお伝えします。
準備の様子です。今年は中学生たちも「お手伝いしたい!」と参加。
「先輩たちへのあこがれ」の力はものすごい!
背中を向けているHaさん、ホントにありがとうね!キミはクッキーやパンケーキづくりをはじめ縁の下の力持ちをしてくれただけでなく、ヤンクラ生として大活躍をしてくれました。おっちゃんはキミのおかげでオカリナデビューができたと思っているよ。ぽぽろの子どもたちだけでなく、中学生たちからも慕われるようになったキミはすごい!福祉の仕事をしたいんだってね。だから、つらくてもしんどくても中学校へ通い出し、高校受験にチャレンジしだしたんだ。「つらさ」「しんどさ」をいっぱい話してくれてありがとう!おっちゃんはキミのおかげでまた一つかしこくなりました。
重ね重ねありがとうな。そして、ホントにお疲れさん。たぶん数日間は眠れてないやろう?48時間お休みなさい!
ご家族(恋人も)総出で来てくださって嬉しかったです。照れ屋のHaさんも何やかんや「イヤや」なんて言いながらも嬉しそうでした!
手を握られているKoちゃん、高校への推薦入学が決まったんだってね。おっちゃんが何よりも嬉しかったのはとうとうヘルパーさんと梅田までお出かけできたこと。今度は天王寺まで行くんだってね。4月までには一人で電車通学ができるようになったらいいね。Moちゃんと一緒に待ち合わせてお出かけを楽しむという約束も実現してね。そして、3年後にはぽぽスクで会いましょう…。
朝からお手伝いで疲れたMoちゃん!ありがとうね。Moちゃんは5年間見守られています。私たちの「第三の世界」を創造する実践はまだまだ5年間という浅いものですが、学校でもない、家庭でもない「第三の世界」をもっている子は「強い」「しなやか」ということが実感できるようになってきつつあります。まだまだこれからだけど、もう少しご一緒させてください。
そして、昨夜も最高のパフォーマンスでお客さんを楽しませてくれたOくん、ありがとう。それなのにキミは私からも仲間たちからも責められ苦しみました。
Moちゃんの表情が何を言っているのか分かりますか?実はこの中学生の3人は同じことを言っているのですよ!「うるさいからもうちょっと静かにして!」3人の共通点は「聴覚過敏」です。しかも、並大抵のものではない…。大げさな言い方かもしれないけど、キミたちがこの時間と空間を共有できるようになるのに何年かかったのでしょう?木曜日には事務所で真横にいたHaさんにも「静かにして」って言われていたよね。
キミのつらさも少しは分かる。いや、ホントは分かっていないかもしれない…。「ボクも静かにできるのならそうしたいんです!」とキミは言う。でもね、キミは周りから言われたらちゃんとコントロールしようとする。その時はできるのだ!終わったあとでヤング同士で語り合う昨夜のキミもそうだった。一生懸命に頭の中で考えをまとめて伝えようとするキミに、周囲にいたみんながしんと静まり返って聞いていた。そして、誰かが言った…「普通のトーンで話しができている」と。
だからいつも最後には「ぼくのことを分かってくれていない!できないのが障害だから!ボクもそれなりに努力しているのです!」と言うキミに、「そこにとどまっていないで、その溝を渡っておいでよ!」「できないキミのつらさも理解できるけど、そう言っちゃぁおしまいよ。できる時もあるし、押さえている時のキミもステキだよ。」というメッセージを送り続けているのです。何よりも、キミとは違う「聴覚過敏」という(それだけではないけど)しんどさを抱えながらキミと折り合いをつけようとしている中学生たちの言葉を受け止めてほしいのです。「Oくんは声の調節が難しいんやなぁ」(Haさん)「時間が守れなくなるなら前の日にやったらいいやん」(Moちゃん)
今日の司会とダンスの出番という役割をもって舞台に立ったキミは文句無しで確かにすばらしかった!すごい!!とみんな拍手を送った。でも、その裏側で展開されているやり取りを知らない人たちが多いのです。この上の写真は1時半に来ますと何度も何度も約束していて今日も結局期待を裏切って準備が8割がた終わっていた3時半に来たキミのもう一つの姿なのです。
(勿論、長年の付き合いがあるから、キミがその間に寝坊をしていたなんて絶対に思わないよ。それどころか、「今日の司会用の服装は何にしようか?どんなパフォーマンスで会場をわかせようか?あれはどこに行ったのかな?あれも見当たらない!あっ、そうだ、昨夜は午前様だったので部屋を片付けておかなくっちゃお家の人に叱られる…。」と必死に動いていて気がつけば午後1時だったというキミを想像はできるのです。でも、昨夜も最後には「ぼくは努力しているのです。でも時間を守ろうと思っても守れないのです。いつもだれからも同じことを言われ続けてきました。」と叫んだ。)
そして、昨夜はこのことをテーマに徹夜をして話し込んだのだよね。私は例によって例のごとく日付が変わる頃にはオネンネだったけど。そして、とうとう「一般の人の意見も聞いてみよう」とインターネットに投稿までしたんだ。これを朝にまた読んでみんなでその的確さに大爆笑したんだ。
これがOくんのことで質問投稿したサイトのアドレスです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail.php?qid=1177610636
さて、今のところ彼が「語り部」となって母親たちの前で以下の「10カ条」を引用して「僕らにも権利や自由は人間として平等にあります。それをうまく使って生きていきたいものです。」とまとめるTさんという方が書かれたことば・資料が今の彼を象徴しているようです。そこにとどまらないで、やっぱり「折り合いも大事かな?」と悩むこの頃の彼です。
1自分のやりたいことをはっきりいってそれを優先する権利
2自分のやりたいことを人を使ってそれを自分でしたことにする権利
3能力のある平等な人間として尊重される権利
4危険を冒す権利
5間違える権利
6自分だけの考えを持つ権利
7思う通りはい、いいえを言う権利
8気持ちや気分を変える権利
9分かりません出来ませんという権利
10楽をする権利
「障害者だからといって普通に生きる権利が奪われていいはずはない」。この10カ条はある意味で出発であり、当事者からの発信でしょう。しかし、「失敗をする権利は誰にもあるのだけど、障害(者)だから許される」ということを言っているのではないと信じたい。
具体的なみんなが共有できた彼との経験を通して、視覚的な資料やロールプレイなどを通して一緒に考えてみたい。近々そんな「授業」をヤンクラでやらせてほしいとと申し込んでいる。
実はこのブログを書いたらサッサと帰ろうと思っていたけど、昨夜の討論の延長戦に巻き込まれてしまいました。私も実は時間を上手に使えず、やるべきことの軽重をつけられなくて首を突っ込んでしまい、時間の管理に失敗してしまう人間なのです。(「知っているって!」という声が聞こえてきそうです。)
とりあえずは、これまた書こうと思っていた線(ぽぽろソングスのとりあえずの報告)から完全に外れて、横道にそれてしまってこの時間です。「さようなら」と言ったのに、「あの~キラットのことなんだけど、Hさんの車に乗らないと言ったけど…」などと、またまた熱く語り合う彼ら(いやOくんです)。
すみません。写真だけでとりあえず想像力を働かせて楽しんでください。
自ら立候補した実行委員のTくん。始まりのあいさつです。ご苦労様!
ヤンクラギター演奏(「上を向いて歩こう」「ふるさと」「花」)
“コウレイ”の「おばセブン」によるハンドベル演奏。この「恒例の」というところでものすごい反応があり、Oくんの緊張の糸が切れそうになりました…。
この間にTaくんとTiくんによる「尺八と歌によるコラボレーション」、Oくんギターソロなどがありましたが写真が手元にない…。ごめん。
ぽぽろの中学生やヤンボラさんによる「ハンドベル」(「きらきら星」)の演奏。
ピアノ演奏はもちろんNaさん。すっかり学童の子どもたちのアイドル的存在となりました。大人との折り合いのつけ方は難しいけど、子どもたちとの折り合いのつけ方はとてもいい感じですね。この日は「ヤンクラ」卒業生として「ヤンボラ」として参加してくれました。受付名簿作成も含めてありがとう。
そして、Saさんのギター演奏にうっとり。差し入れのケーキを朝から一人で作ってくれたんだってね。ありがとう。
話がまたまたOくんのことに飛びます。実はこのSaさんのお母さんが司会者の彼に「今日はどうしたん?いつものOくんらしくない!」と言われて、「司会者たるもの、絶対に目立ってはダメやで。出演者や周りの人を目立たせ、楽しませるのが仕事やで!!」と何度も念押しされていた彼はすっかり動揺したと語っていました。お母さんのカンはなかなかするどい!想定内ですが、その抑制の糸も自分の出番以降はプッツンと切れてしまったようです。彼も含めたヤングたちがOくんの出番を最後の方にしたのは正解だったと言い合っていました。よく視界も彼なりに頑張ってくれたと私は思います。
休憩をはさんで昨日のメインゲストの登場です。
ストリートダンスです!
彼女が「ぽぽろスクエア」の木曜日の午後の授業「特別活動」のダンスを担当してくれます。
もう言うことなし!!超気持ちいいドキドキわくわくする時間をありがとう。2月25日も来てくれます。ホントに楽しみです。
ヤングたちも手ほどきを受けます。昔「ヤンアル」と呼んでいました「ヤングアルバイト」の学生諸君。リーダーはHuくんです。
Oくんの「コメディライブ」に登場の中学生になったKeくん。二人の息はピッたしです。ゲスト顔負け(言い過ぎ)のダンスに会場はやんやの喝さい。
“コウレイ”の我が法人が誇る「おやじバンド」の出番です。去年の「美女と野獣」バンドから「美女」が抜け名実ともに「おやじ」だけになり、「おやじぃ~!!」という野次か声援かわからない声(の主は野次のプロ・Hくん)がとんでいました。
Hu親子によるピアノの連弾。Keくん、ずいぶんと落ち着いた青年になってきたね。
いよいよ、期待の大爆笑「女装コンテスト」。Tiくんの司会がまたよかった。
「ワークセンターT&ぽぽろ・女装研究会」会長のTくんは二人に圧唐ウれて隠れた写真ばかりでごめんなさい。
最後はこの人!待ってました…レレレレ?!
前に何やら白鳥の首を吊ってブラブラさせながら登場した女装姿のIくん。(ごめん、よい子の時間=終了予定の午後8時が過ぎても中学生が残っていたのであわてたスタッフもいました…)
みんなでぽぽろヤンクラの愛唱歌「ロックンロールにあこがれて」を大合唱して幕を閉じました。
しかし、このステキなバカ騒ぎが来年もできるだろうか?来年はこの建物の改修工事が終わって24時間対応のヘルパーステーションさんと隣り合わせになるそうな…。やっぱり、「よい子の時間」までかな?とりあえず、2月25日にもう一度、ぽぽスクでお会いしましょう。
サンキュー!ありがとう!ぽぽろソングス。