大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

綿菓子効果!

2010年03月25日 | 児童デイサービス
 朝の記事の続きです。ひとつ前の記事も読んでね。
「オイオイ、朝から綿菓子かよ!?」
 バイトのSくんがグラニュー糖を買ってくるなり、待ちきれないKoちゃんと少し仕切りたいK兄ちゃん、今日は何でもやりたがり屋のHuくん、仕鰍ッ人のスタッフKが綿菓子機を囲んで下駄箱の横でスイッチを入れました。すぐにMoちゃんが「フン、何それ?せーへん!」てな感じでジリジリと近寄ってきて、いつの間にかかぶりつき。そこへ、今日のハイライト、Kちゃんが登場!

 Kちゃんはおやつ・弁当等食べるとき以外はなかなか集団の輪の中に入ってはきません。ましてや、自分から入ってきて積極的に作業をすることは珍しいことです。
 夏休みの水遊びも2階の窓から「見る参加」で始まり、1階のタライに入るのに1カ月かかりました。




 正面から「おいで」とプレッシャーをかけると引いてしまうデリケートなKちゃんを上手に誘ってくれたのがバイトのShaくん。ちょっとずつちょっとずつすり寄りながら昨日いい関係になっていました。大好きな綿菓子ということもあったのでしょうか。彼の誘いに乗って輪の中に入るや積極的に綿菓子を作りだしました。
 いつの間にか割り込んできたMoくんがKちゃんのを2回も横取りするや、「何だこいつ!」てな顔で怒り、身体を斜めにして防戦しながら最後まで座り込んで食べまくっておりました。

 終わった後の反省会でも、Siくんからも「片付けの時に僕もにじり寄りながらカラーボールを渡すと、エイってボールプールに投げてくれました」とあり、スタッフKとの関係が中心でしたが、少しずつ地を出し始めたKちゃんの関係の広がりをみんなで確認できました。



 おっちゃんは今日も実践に入りました。本日は日中一時支援事業なので午後2時で終了です。午後はザザぶりの雨。物足りない思いで帰ることのないように目いっぱい遊んでやりました。

 午後3時過ぎからは32歳の方と父、姉の3人の方の飛び込みの相談が3時間。今朝「どうしても!!」と懇願され、予定がありましたがよう断れませんでした。しかし、今日は話が大いに盛り上がって終わりました。(本当は「もう何とかしてくれ!!!」という家族ぐるみの困った相談でしたが…)ヤングボランティア&ヤングクラスの取り組みがあるからこそリアルに確信を持って語れるようになった青年期の相談。つくづく学ぶ作業所づくり、専攻科づくりの大切さ・必要さを再認識するこの頃です。
 帰り際に残っていたヤングたちを紹介するとこれまた本人はもとよりお姉さんとも意気投合していました。また、ヤンクラメンバーが一人増えるかもしれません。


春休みだぁ~

2010年03月25日 | ノンジャンル
 言うまでもなく、今日から春休みですね。
 雨だぁ~。午後からは晴れてほしいなぁ。
 今日はKoちゃんが朝から「ザラメ」と言ってきました。しっかり覚えているようです。綿菓子づくりをします。前回利用の帰りに玩具の綿菓子用の機械を目ざとく発見したKoちゃん。今日は来るなり事務所に飛び込んできました。

 昨日の修了式はどうだったかな?来所した子どもたちは久しぶりに荒れていました。学校で何かあったのかな?学年最後の日だったから、いっぱいいっぱいほめてもらったかな?新学年に期待をつなげたかな?

 さて、学校は人事異動の時期を迎えます。

 最近の相談の中には「来年度の担任さんがどんな人か?誰か?とても不安です」というものが少なからずあります。昔と違って今は基本的に1年で担任替えをするようです。特に、発達障害の子どもの親御さんにとっては気になるところです。「今年はしんどいところを受け止めてもらえ、大らかで大目に見てもらえたのでよかった」「漢字のはねが逆さまになっていると毎回きっちり指摘され、直されています。本人はそれが嫌なようです。」「その気になったらできるのだから頑張ってやれと言われ反発しています」…等など。複数担任ではないので、毎日面と向かい合う子どもたちにとっては担任さんとの相性はとても大事な点ですよね。私は、親御さんとの相性も大事だけど、子どもたちのことを理解して受け止めていただける先生の配置は、学校(管理職と教師集団)の大切な課題だと思っています。

 退職や人事異動はもうほぼ決まっているようです。ぽぽろにも新しい職員とともに、退職者も来ていただけます。
 今月末を持って「退職」する職員、退職ボランティアスタッフもいます。

 31日にはぽぽろの不登校「居場所」づくり・無認可の学童保育・親子療育教室時代から関わり、ヤンボラ・ヤンクラを経てパート職員として児童デイサービスの立ち上げにも参加してくれたスタッフTさんが退職して、堺市にあります社会福祉法人コスモスの非常勤職員として働くことになりました。31日はTさんのお別れ会です。

 約3年間関わっていただいたボランティアスタッフのMさんは住んでおられる奈良県でぽぽろと同じような相談支援の事業を奥様と始められます。東大阪市の「まんぼーくらぶ」さんにはおなじみのマッキ―。理科の先生をされていたので、とてもユニークなとりくみをしていただきました。

 もうお一人は堺市のある法人さんから研修で時々来ていただいていたOさん。堺の法人で今年4月から児童デイサービスを開始されます。Oさんは立ち上げに大きく貢献されました。ぽぽろのあそびグッズも堺市で大活躍しました。

 一応、この3人の方が離れられますが、Tさんはヤンクラには参加していただけるかな?体を労わりながら「卒後の学ぶ場・専攻科を考える会」の会長として頑張ってください。いよいよ青年のとりくみは正念場を迎えます。31日は終了後にTさんを囲んでヤングたちによる焼肉屋パーティだそうです。スタッフのSさんが「お金払うから私も入れて!」と懇願していました。元ヤングたちも大歓迎だそうです。
 ぽぽろの職員の歓送迎会はおそらく20人を超えると思うので会場確保も大変。来年度のスタッフは職員、アルバイト、ボランティアを含めると総勢35人くらいでしょうか?

 皆さんには大変お世話になりました。
 一番忙しい春休みですが、残り少ない日々を大切に関わっていきたいと思います。


 追伸:27日(土)午前は今年最後のスタッフのMさんによる「音楽あそび」です。お楽しみに。