大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

「学ぶ作業所」=ぽぽろスクエア

2010年12月03日 | 専攻科・学ぶ作業所
「卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい」と堺の「つどい」の両実行委員会共催の大学習会には38人の方にご参加いただき、和歌山県で『フォレスクール』というしゃれた名前の「学ぶ作業所」を立ち上げた元養護学校PTA会長(紀南養護専攻科をつくる会会長)の出口さんの奮戦記に耳を傾けました。 



 ダウン症の子どもさんへのあふれんばかりの愛情と目いっぱい青春を経験させたい、ゆっくりじっくり学ぶ場を保障したいという思いや葛藤、作ってよかったという喜びがバンバン伝わってくる元気の出る楽しいお話でした。そして、和歌山で4か所へ、更に北海道、滋賀県、兵庫県、岡山県などに自立訓練事業を活用した「学ぶ作業所」が点から線へ、線から面へと広がっている状況がよく分かり、大阪でのとりくみもその仲間入りをしていくことのワクワク感、実感が持てたつどいでした。出口さん、元気の出る講演をありがとうございました。

 今日の「つどい」では「学ぶ作業所」の日課案(カリキュラム)・内容などが初めて公に示されました。そして、「堺(松原)に『学ぶ作業所』をつくる会」の会則案や呼びかけ人、入会申し込み書、募金呼びかけなどが説明され、今日は会への入会申し込みがすでに10名以上(会費合計2.2万円)ありました。


 その中でも堺(松原)に作る第1号の「学ぶ作業所」の名前とその由来が示され、その名称に込められた願いを聞くだけで大きな夢が広がりました。
 名称は「ぽぽろスクエア(SQUARE)」です。配布したチラシにはこう書いてあります。

 「ぽぽろ」はイタリア語で「人々」、「スクエア」は英語で「広場」の意味があります。
 ここでは、日常生活・社会生活能力を身につけるとともに、大人になるための文化や地域社会・他の人との関わり方の経験を積み増す。そして、何事にも自信を持ち、意欲的・積極的に取り組める「自立した社会人」をめざします。

 それらの思いを表わす言葉の頭文字を集めてSQUARE(スクエア)とし、“多くの人が自由に集う広場”にしたいと考えています。
 S…study(スタディ・学ぶ)
 Q…quintet(クインテット・五重奏)
 U…universai(ユニバーサル・万人の・みんなの)
 A…accord(アコード・調和する)
 R…relax(リラックス・くつろぐ)
 E…enjoy(エンジョイ・楽しむ)



 堺(松原)に「学ぶ作業所」をつくる会・第1回総会を2月22日(火)午前10時~12時までサンスクエア堺(「JR堺市駅」西徒歩3分)で行います。会長には呼びかけ人の中から大阪市立大学大学院教授の湯浅恭正先生にお願いしています。会則・役員などの承認とここでも「会」についての説明会と入会受付をします。会費は年一口千円です。どなたでも参加できます。また、事実上の「学ぶ作業所」の説明会、3千万円募金活動の出発点となります。

 今日の地元・松原の連合自治会長さんとの面談を経て、地元自治会長さんや近隣の住民の皆さんへの説明・懇談へと続いていきます。一番大切な地元合意をクリアするために法人の管理者には年末年始の禁足令が出されております。この局面を乗り切ったら一気に募金活動の準備に入ることになります。賛同と期待を寄せられるみなさんと力を合わせて大阪で第1号の「学ぶ作業所」・専攻科づくりの拠点を実現させましょう。


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