この2冊の本は滋賀県大津市在住の宮島未奈さんの小説です。
一昨年に坪田譲治文学賞受賞、昨年は本屋大賞受賞した作家なので知っている方も多いと思います。
息子が最近読んでいた本です。私も息子が読み終わったあとで借りて読んでみました。
今風の小説ですが、私には思いがけず心新たになる楽しい本でした。
どうして息子はこの本を読んでみたいのかというと、彼なりの理由(訳)があるのです。
今日は無性に息子の話を聞いてもらいたいのです。(親バカ過ぎる私ですが、温かい心でどうぞお許しください)
息子の学年末試験が終わり、その結果表をもらってきた。
余裕をかましていた息子、結果はまあまあだとのたまう。
見ると確かにまあまあだ。
試験勉強をする日数は2週間と本人が決めて始めた。
2週間で5科目の試験範囲を終えるために1日どのくらいの量をこなすか、決めて勉強していたようだ。
ただ何せ勉強を始める時間が遅く(やりたくないのだ^o^)、困ったが、その日その日の決めた勉強を毎日、本人なりにやり遂げていた。
数学、社会、理科は完璧!(どこからそんな確証なき自信が出てくるんじゃ!?)英語、国語はそれなりに・・と言っていたが、数社理の3教科は少し減点があったものの本人の予想に近いので「頑張ったな」というしかない。
英語は数社理ほどではないが息子なりに頑張った内容だった。国語はというと、本人が一番焦っている感じなので放っておくしかなかった。
暫くして、息子は本屋に行きたいと言ってきたから、家族で出かけた。
息子が小説を探している‼️
今までは科学系の本や社会学系の本をよく読んでいたから、妙な気がしてさりげなく⁇訳を聞いてみた。
ひとの気持ちを知るために小説を読もうと思ったと静かに言う。
きっと心情問題でわからないのがあったんだろう。
私はそれがよかったと思っている。ひとの気持ち(心持ちと言ったほうがよいかな)が心配になってきた証しだ。
小説を読んでいくと、経験していないことでも自分なりに捉えることができる機会が与えられる。
葛藤する思いやどういう気持ちで行動を起こしているのかなどを思いはかることで少しはひとの気持ちに添うことができる。
息子、この2冊の本を読んで私に、
「小説って楽しいね‼️これからいっぱい読もうと思う!」と言う。
よかった!嫌々読むのではなく楽しく読める気持ちになったことが何より嬉しい。
小説に限らず興味が出てきたら何でも読むといい。それが一番だ。
私の父は私が実家にいるとき、本が漫画本であっても何も言わずに買ってくれた。
そのおかげで本を読む楽しさを知った。
私が実家を離れ、ドミトリーや下宿にお世話になっているときも本代は無制限に送金してくれた。
私は父のそのありがたさに働き始めてやっと気がついた。
そういうことがあって、息子にも父と同じことをしている自分がいる。
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きっと息子は私を超えて世に出ていくだろう。
それでいいのだ!(赤塚不二夫の天才バカぼんの親父か⁇)
人生思った通りにはなかなかならない。
自分の生き方通りにしかならないんだろうね。
お金も大事だが、いつも心意気次第で不幸に見えるものでも幸いになる気がする。
今日も自分の環境にありがとうと言いたい。
推敲もせず長々と書いてしまいました。
今の私は毎日続けてブログをUPできませんが、細々でも続けていこうと思っています。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
北の大地で生きているだけで丸儲け‼️の民でした。