北の大地で生きているだけで丸儲け。

好きなことを自由にやる。嫌なことも元気にやる。何でもワクワクやって生きていきたいな。

北海道のクワガタ

2016年05月30日 | 標本

昨年7月

ミズナラの樹液に来ていたクワガタ達。 

 

冷凍庫の整理のため昨日、展足しました。

  左)  ミヤマクワガタ 普通型 66ミリ      右) ミヤマクワガタ エゾ型 64ミリ 

      どちらも北海道産としては大型です。

 ↓左)  アカアシクワガタ ♀ 裏 29ミリ      右) スジクワガタ 3頭とも 22ミリ程度 

      アカアシ♀は北海道産としては大型です。    スジクワは小型のほうですね。

毎年、樹液や外灯に集まるクワガタを

つい採ってきてしまうのは

虫屋の習性でしょうか。 

 

分かっちゃいるけどやめられない・・・・

 

採って帰ってきてから

いつも後悔するのです。

アンパンマンに出てくるバイキンマンが

周りに流されて良い行いをしてしまい、

こう呟くの同じで、

「オレはなにやっているんだ!」

 

今年もまた

見つけたらきっと採るんだろうな。 (笑)

 

北の大地からでした。

それではまた。

 


シダクロスズメバチ Vespula shidai  我が家に女王蜂がやってきた!!

2016年05月30日 | 標本

5月上旬、

我が家での出来事。 

 

嫁と子供達が大声で私を呼んでいる。

行ってみると、

娘の服に何かが止まってうろうろしていて、

娘が悲鳴を上げて怖がっている。

 

クロスズメバチだ!

 

大事な娘を怖がらせたので、

すぐに捕獲して、

冷凍庫に直送してカチンカチンに凍らせてやった。

 

そんでもって、

市中引廻しの上、

磔獄門にしてやったのが、

これです。

シダクロスズメバチ Vespula shidai

この個体は19ミリ、

大きさからみて女王蜂ですね。 

 

とても小さなスズメバチですが、

顔はどうみてもスズメバチ顔で、

真っ黒な身体に白い線が何本か入っています。

 

シダクロスズメバチは

クロスズメバチに非常にそっくりなのです。

顔面をよく見ると、

両目の内側、白い部分が深くえぐれているので、

この個体はシダクロスズメバチと判断。

 

シダクロスズメバチは、

本州以南だと山の方に住んでいるようですが、

北海道だと平地にも普通にいます。

涼しくてすみやすいんでしょうね。

 

兎も角も刺されなくてよかった! 

 

やっぱ、スズメバチは怖いね。 

 


ミヤマカラスアゲハ産卵

2016年05月29日 | 飼育

今年もまた

懲りずに

ミヤマカラスアゲハの産卵を

始めてしまいました。(笑) 

毎年この時期になると、

飽きることなく

母蝶をゲットして

産卵させている自分が

います。

 

今日は天気が良かったので、

順調に産んでくれました。

60卵ほど確保。

 

ホストはキハダです。

 

おなかにはまだまだ卵ありそうですが、

もういいかな。

 

いっぱい栄養つけさせて明日野外に放してあげるね。

 


今年もクジャクチョウの幼虫発見!!

2016年05月28日 | 飼育

今日の午後、

クジャクチョウの幼虫を探しに

毎年通っているイラクサの群落に

出かけてきました。

 

2ヵ所目で

難なく発見できました。

 

まだ5センチほどの葉に営巣していました。

幼虫の大きさは3ミリほどです。

この大きさなら

寄生されていなさそうです。

 

1卵塊あたり100頭くらいはいますので、

湿度等に気をつけて

これから飼育します。

 

6月中旬あたりに、

野外で大きくなっている幼虫を採集すると、

寄生や蛹化しても

その後

黒くなって羽化しなかったりで

あまり期待はできません。

 

今が良い時期です。

↓イラクサ  

上から3段目の枝の葉に幼虫が付いていました。

イラクサはもう80センチほどの大きさになっていました。

↓こんな感じで巣を作っています。

 

イラクサには

ゴム手袋と鋏は必須です。

ゴム手なしに下手に触ると大変なことになります。


北海道日高町の変わったミヤマカラスアゲハ 採集品

2016年05月28日 | 標本

この個体は

日高町のチロロ川上流で

採集した♂です。 

 

表面の色調は濃い緑。

後翅表面の緑帯が

ジグザグになっています。

 

今までの採集個体の中では

この1頭だけですね。

後翅赤色紋は北海道産♂にしては出ています。

 裏面では、

前翅の白帯は

北海道産としてはやや細く、暗く感じます。

 

僅かに裏面前翅の後縁に

青紫色の鱗粉が薄く現れています。

因みに、

このチロロ川上流は

昔からエゾツマジロジャノメで有名な産地です。

 

が、

 

今は本当にいなくなりましたね。