午後2時44分に弘前駅に到着した。
電車を降りると天気予報通りにとても暑かった。
車内で羽織っていた薄手のシャツを、リュックにしまいながら駅を見渡すと、とても広かった。
貨物駅、弘南鉄道が併設されているからだ。
駅を出て現存十二天守の一つ「弘前城」が待つ弘前公園に向かう。
駅前は斜めに道路が伸びていて、方向音痴の私にはとても辛い町だ。
それでも街のいたるところに案内標識があり、なんとか到着する。
追手門から公園に入ると天守が見えず、目に入るのは桜の木ばかりである。
私は弘前公園というと城より桜が思い浮かぶが、そのことが実感できた。
さて、しばらく歩きようやく天守が姿を現す。
残念ながら石垣の修復中で城としての魅力に欠けることは否めないが、修復後、満開の桜に覆われた姿を心ゆくまで眺めたい。
修復が終わったら、ぜひ再訪したい。
さて、商品ではなく、レジ袋に惚れて買い物をすることがある。
「レコードのジャケ買い」と同じことと理解してもらえたらありがたい。
それが水彩タッチで描かれたイラストが印刷されているパン屋のレジ袋だ。
弘前公園に向う途中に立ち寄ったデパートで買い物客が持っていたレジ袋が目に入って欲しいと思った。
すぐに踵を返し、パンを買いお目当のレジ袋を手に入れた。
レジ袋をじっくり愛でる私を見て、若い女性店員は怪訝な表情を浮かべるが、いつものことなので気にならない。
お気に入りのレジ袋を大切に持って先を急いだ。
弘前公園に到着し芝生を見つけて写真撮影してからカバンにしまった。
ポリ袋は折り目がつくと修復できないために、大切に持ってきたのだ。
このような贅を凝らしたレジ袋を作成したことがないので、印刷版がいくらなのか、一枚いくらなのか、全く見当がつかない。
だが、これは良いものだ。
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