波切の大念仏供養（大王町）

新盆を迎えた家は　
新亡の家族とその関係者が
波切漁港の広場へ集まり
大念仏供養が始まる
　
広場を取り巻くように　関係家庭の
区画が作られ　休憩・接待などの場所となる


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波切の盆（大王町）

波切の大念仏供養「傘ぶく」
伊勢志摩地区は　お盆供養行事が盛んです

波切では　大念仏供養のとき
和傘の周囲へ　幅４０ｃｍほどの薄白布を垂らし
この布へ　亡者の家の屋号　新盆の俗名　
没年令等を書いた紙を張り

傘の中には　亡者が愛用していた
遺品をつり下げる
これが　「傘ぶく」です

竹竿には　戒名を書いた「のぼり」立て
これを持つのは　親類や知人の男性です


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戒名のぼり破り（大王町）

大念仏は　新亡者の名前が読み上げ
鉦と太鼓が打ち鳴らす
祭壇では　お経が上げられる

新盆の親族知人等が　輪になって
全ての供養が終わるまで回り続ける

大念仏が始まり間もなく
「ガチャガチャ」と言う
戒名のぼりの破り合いをする
戒名は現世のものでないから　残さないそうです
この破りあいは　子供の役です


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波切の大念仏は 「傘ふく」を掲げて（大王町）

「傘ぶく」を持って　まわる　回る
新盆亡者の供養は　延べ２～３時間要し
その間　回り続ける

「傘ぶく」の持ち手は　親族　
友人などの関係者の男性が
次々と交代する

「傘ぶく」を持つ男性の後ろでは　
暑さを少しでも和らげようと
女性が　団扇で風を送る


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波切の大念仏の風景（大王町）

今年の新盆は　例年に比べ　かなり少なく
広い会場の輪は　小さく人数も少ない様子

亡くなられた方の成仏を願っての
親族　知人　はもとより
取引関係の有った方まで　駆けつけ
供養祭がされる　
地域独特の盆行事です　

手前　緑のテントの中に祭壇があり
念仏が唱えられている


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