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ぽろんの小部屋

ふっと心に浮かんだ言葉を日々記してゆけたらと思っています。

「Y」の箱

2007-03-30 06:23:08 | Weblog
今朝は茨木のり子さんの「歳月」という詩集を
読んで過ごしました。あとがきの「Y」の箱
という文章で、お二人とももうこの世には
いらっしゃらないのだということを知ったとき
わけもなく激しい嗚咽がこみ上げてきました。
私がこの詩集の中で一番共鳴した一遍です。

       (存在)

あなたはもしかしたら

存在しなかったのかもしれない

あなたという形をとって 何か

素敵な気がすうっと流れただけで

  ~中略~

ただ透明な気と気が

触れ合っただけのような

それはそれでよかったような

いきものはすべてそうして消えうせてゆくような

恋の花咲くころ

2007-03-23 19:45:58 | Weblog
お彼岸過ぎの

今ごろのこのおんど

恋の花がポッと

音を立てて開きます

まるであなたと手を繋げるみたいに

ほんとにあなたとキスできるみたいに

お彼岸のころのこのおんど

ウキウキウキウキ

恋の花咲く、ちょうどいいおんど

恋の成就

2007-03-13 17:26:27 | Weblog
繰り返しこうも耳元で呪文の如く囁かれると

今まで大好きだった「恋」という漢字

まるで下心たっぷりの助平に見えて

きました。それじゃあんまりにも可愛そうだから

よ~し、生きてるうちに恋の成就する瞬間を

この手で捕まえてやるぞ!!

それはどんな姿なのでしょう?

まるで再生した美しい火の鳥が一目散に空を目指して

翔け上がるようかしら?

心で逢える!

2007-03-09 17:08:58 | Weblog
母はもう今では天国の住人とまるでいつでも

自由にお話できるようになりました。

「もうおじいちゃんはとっくの昔に死んじゃったでしょ?!」

なんて言ってもまったく聞く耳持たず(^^;)

もしかしたら心という生き物は天国までもへっちゃら

ひとっ飛びできるのでは?

だってそうよね、ほ~らいつだって

こうして片時も離れることなく

あなたと抱き合っていられるんだもの