自分の肌身のように
いつも いつでも私の傍に
寄りそっていてくれる幸福の木
厳しい冬の寒さになんだか
ちっとも元気がありません
「鉢は回して育てよ」という言葉があるので
泣きながら抱きしめるように
ぐるぐるぐるぐる鉢を回しました
ふと
木のぬくもりが伝わってきました
涙を拭いて目を凝らすと
そうです!!
幹を割って雪の結晶のような新芽が吹き出していたのです!
おわかりになりますか?
古い葉っぱが元気なかったのは
新しい命を産み出すためだったのです
春はこんなに確かな足音を響かせながら
もうすぐそこに!!