Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

グラナダ “パラドール・ド・グラナダ”

2010-09-10 | 旅行


バルセロナをあとにして、今回の旅の最後の地、グラナダに向かいました。
グラナダでは、この旅の一番の楽しみだった、アルハンブラ宮殿(地元ではアランブラと発音していました)の中にあるホテル“Parador de Granada”に泊まりました。宮殿の中にホテルがあると聞いて、なんとしても泊まってみたいと思い、インターネットを駆使してなんとか予約を取りました。国営のホテルと聞いてちょっと驚きましたが、予約のやりとりもとて迅速で、フラメンコのお店などを聞いてもすぐに返事をくれるなど、なかなかのカスタマーサービスでした。ホテルは、確かに古い建物、正確には歴史的建造物を利用していますが、中は古さを残しながら、モダンなインテリアをうまく溶け込ませて、シックなとてもすてきな内装になっていました。泊まっていて、とても気持ちのよい、居心地のよいホテルでした。
 

もともとは宮殿の一部だったものを15世紀にカトリックに制覇されてから、修道院として利用されていた建物のようですが、中庭もとても美しく、心静まる空間でした。
 

この日はグラナダの街をまわるツアーバスの乗ったあと、夕方サン・ニコラス展望台に行き、赤く夕日に染まるアルハンブラ宮殿をながめ(アルハンブラとは赤という意味なのだそうな)、しばしロマンチックな時を過ごしました。


その後、いそいでホテルに引き返し、ホテルにある、美しいテラスのレストランで夕食をとったあと、ホテルお勧めのフラメンコを見に行きました。
宮殿とは反対側の山の中腹にあるそのお店は、あまり大きくはなくて、洞窟を利用したものでした。生まれて初めて目の前で見たフラメンコ、情熱的な踊りだと聞いてはいましたが、曲そのものは、歌も声もメランコリーなのに、その激しいステップとギターの音は、振動として体に伝わってくるほどで、男性の踊りでは、ステップで床に火花が飛び散るほどのすごい迫力でした。
夢中になって踊りにひきこまれているうちに、グラナダの夜はふけていきました...