マニラが悪いと言っているわけではないが、良いとも言えない。
一つ確かなことは、マニラは弱者や無能な者が生き残るための場所ではないということです。つまり、全てに金がかかる場所です。そして、無能な者は餌食つまりホールドアップであり強盗に遭遇、あるいは企業内で適当にばかにされます。
そのターゲットはフィリピン人ではなく外国人というだけです。
特に日本人は、高級車に乗り、そこそこの良いものを身につけ、カラオケなどで遊び大声で騒ぐことがあります。
多くが駐在員の方と思いますが、勤務先で特別扱いされている方が多いと思います。
つまりSirの一言に溺れている方も見受けられ、勤務先でも実際には馬鹿にされていることが多くあるのですが、悲しいことに現地人に笑って馬鹿にされていても気付かないでいることが多くあります。
日本の食事とフィリピンの食事を比較してもわかるように、多くの方はローカルの食事は受け付けないと思います。
よく見かけるのは、パーティーなどへ招待された際、フィリピンの食事は臭くて食えたものではない。米がくさい。油が臭い。等をローカルのスタッフへいう方が多く見受けられます。
ローカルスタッフは「Sir na man」そんなこと言わないで的な二アンスでいいますが、実際には、「招待されていながら、何らフィリピンの習慣もわきまえないで能書言っているのだこいつ」的な評価を得ていることです。
フィリピン人からの招待は必ず飲食がつきものです。
その内容はフードハンティングはじめローカルフードがほとんどです。
口に合わないのが元々知っているのであれば、嘘ついても参加しなければ良いだけです。
「申し訳ないのですが、今日はお客様との約束でどうしても時間がない」くらいの言い訳で、お心づくしを差し上げた方が、心証が非常に良いのです。
誕生日などに招待され、誰が主役かわからないような態度、挙げ句の果てにこれはうまいまずいなどを連発、招待側の者は笑っていますが実際は「こいつ何言ってるんだ」でもあり、外国人であることを忘れている日本人が多いということです。
フィリピン人が何故日本人を招待するか?
全てではないのですが、実際にはほとんどのものが贈り物を当てにしています。
招待されて我が物顔で食いまくり、挙げ句の果て不味い云々。贈り物もない。ただ一言「常識知らずのケチ」と言われることがほとんどです。ただ現地人が笑っているので、知らないのは日本人だけということです。
多くの駐在員がいますが、社用車のドライバーを全く考えていない駐在員も見受けられます。
社用車の目的地:企業の取引先への訪問、昼食のレストラン、スーパーマーケットの買い物、カラオケへの送迎、中にはカラオケおねーちゃんの同伴及びデート、休日のゴルフ送迎、当然、事務所への送迎がほとんどです。
大手進出企業などでは交際費の金額等、あるいは社用車使用規定等が厳格化されていることがほとんどですが、一部の企業の駐在員による、一般常識からかけ離れた行動をする方もいます。
事務所内で経費削減と言っておきながら、休日出勤させゴルフ、打ち上げにカラオケで大騒ぎ。その領収書を現地担当者が確認処理をする。
経理の役職者。1ヶ月働いて28,000ペソ。経費削減を求める日本人駐在員が1日で使うゴルフのプレイ費からカラオケの遊興費、休日出勤手当から車両及びその経費。5、6万pesoを浪費。 Yes Sirと答えはするものの冗談じゃねーが現地人の本音です。
その日の同行、最悪の場合にはカラオケの浪費金額、どの女の子に入れ込んでいるか。月何回来るか。同伴で何したかまで事務所内のスタッフ、そして工場内にまで知れ渡っていることも多々あります。社用車のドライバーが駐在員を待っている間、ドライバーと店入り口のガードマンがよく話をします。これが情報漏洩先です。
ガードマンの役割と権限を日本人駐在員はよく理解すべきです。
例として、見送りに来たママさんへガードマンがいくら料金を支払いどのような方法で支払ったかを尋ねたら、ママさんと言えども、ガードマンが最終店外へ出す権限をもっており答えなくてはいけません。カラオケに限らず、フィリピンのガードマンがN Oといったら全て拒否することができるからです。
私たちは、この国では外国人であり、お金持ちと見られるのですが、会社の交際費等をガンガン使う企業はおそらく採算ベースも悪いと思います。
そしてプライベートの行動には特に注意することです。
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