フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

探索 バコーロッド

2006-04-29 | フィリピン
月曜日の探索

朝から猛暑38度くらいはある。ダウンタウンへ出かけた。仮設弁当屋初め様々な業者が軒下事業を展開中。
仮設弁当屋を除いてみた。今日は何時もになく沢山の種類のおかずがある。スパゲティー含めて20種類くらいのフィリピン料理が並べられ、多くの人が求めていてすぐに売り切れかと思いきや、専属の運び屋がいるようで次から次へと運び込まれてくる。よく売れる。恐らくバコーロッド市民の昼食は殆どこの弁当屋で買うのかと思うくらいだ。
今日の昼飯はバコーロッド料理店へ出かけた。ダウンタウンからARANETA通りを空港方面へカジノフィリピーノホテル先の交差点を左方向へALIJIS通りを5分ほど行った左手に「ABOY’S RESTAURANT」がある。ダウンタウンからタクシーで50ペソ程度。客数が非常に多い。店内は入ってすぐの場所に海鮮物、バーベキューアイテム、チキン、できたてのバコーロッド料理がカウンターに並べられている。カウンター付近に民俗衣装を着たウエイトレス初めウエイターが10名ほど。客席にも10名ほどのウエイターがいた。大繁盛のようだ。外の席も当初は客がいなかったっが、あっという間に満席状態。入り口のカウンターで注文した料理が運び込まれてきた。
蒸し海老、ピナクベッツ(南瓜、茄子、インゲン、海老、オクラをアミで煮付けたもの)ライン(サツマイモの葉をココナッツミルクで煮て辛味をつけたもの)キニラウナグ タニギ(フィリピンの魚タニギを新鮮なうちにカット、たまねぎ、トマト、唐辛子、に酢を加えたものでマリネ状にした通称フィリピンの刺身)これにライス、ミネラルとジュース〆て356ペソ特別付加加算税12%込み。この店は具がとにかく大きい。ボリュームもある。但し、ここのラインは甘い。作り方が様々あるようでここのラインは辛味が非常に少ないようだ。ライスの盛りも結構良いのだが硬めに炊いたフィリピンご飯。これがもう少しやわければもっと旨いかも。
このレストランもサービスチャージが無い。今までに食べたレストランでサービスチャージを課せていた店は一見も無かった。しかも其の殆どが内税式だ。このバコーロッドで有名なこのレストラン「ABO’S」現地の人も一押しのローカルレストランのようです。

ABOY'S RESTAURANT
lirovilleSubdivision,Singcang,Bacolod City
電話番号:435-0760

月曜日の夜

明日はマニラへ戻る。
今回の国内旅行、其の殆どが食い歩き。このバコーロッド市は、ネグロスオキシデンタルのちょうど左手のシライ山、マンダラガン山、カンラカン火山の山々に囲まれた海辺の平野地、サトウキビ初め米を中心とした農業、漁業が主な産業、サトウキビを原料としたウィスキー蒸留工場もある。サトウキビは小さく切ったチップ上のものをベトナムへも輸出されているとのこと。
13日から18日まで6日間滞在した。マニラのようにいやな思い一つせず安心して歩けた。タクシーとのトラブルも殆ど無く、ジプニーで一人歩きも出来た。島の人々は、根っから優しい人だと思えた。今回運良く何も無かったのかもしれないが、首都圏のようなあの何ともいえない乞食気性の連中を相手にした毎日とは全く違い、リラックスできた。
夕食の時間が来た。お世話になった方達と夕食へ。全員一致で決まったのがTING-TING NATIVE FOODバコーロッド料理レストラン。B.S.AQUINO通りとHILADO通りの交差する角にあるバコーロッドの家屋作りのオープンレストラン。エアコンもウィンドウも無い。特産草屋根があるだけのレストラン。入り口には水槽があり、蟹、イセエビ、ロブスターが展示販売され、其の反対側にはバコーロッドチキンの丸焼きが売られている。炭焼きで入り口から食欲をそそる臭いが鼻についた。蟹をオーダー、チリソースで料理してもらう事に。其の日にあがった蟹を売るとか。とにかくマニラで見かける蟹とは活きが全く違う。捕まえるウエイターも指をはさまれないように捕まえようとするのでなかなか捕まえられないようだ。
客席は2ヶ所あり、一寸高めのコンクリート床の席。由緒ある原木の下にある砂地の客席がある。砂地の客席へついた。
ウエイターに麺類はあるか聞いてみた。パンシットカントン、もしくはビーフン。ネイティブなローミがあるという。スープのあるローミ、先ほどの活蟹、蟹の実の鉄板焼き(シッシグ ナグ クラブミート)バゴスのフライ、シェリンプカリー、バロンバローナン(砂肝の串焼き)カラマリス(烏賊の天婦羅)クラブミーとライス、ミネラルウオーター、メンゴーシェークをオーダーした。料理時間も非常に早く、最初にローミが出てきた。一人前しか頼んでいないが。ウエイターいわくこれが一人前です。見るからに10人前はあるほど大きな器に出されてきた。仰天。早々に小鉢に分けた。何時も食べているマニラバージョンとは一寸様子が違う。日本の冷麦のように細い面。なんとなく煮込み麺を髣髴させる味、本当にうまい。オーダーした料理が全て出揃った。黙々と食い始めた。今日は蟹も食った事なので絶対に2000ペソオーバーと脳裏を。
1時間ほどの談笑のある楽しい夕食。当然、請求金額のギャンブルが始まった。請求金額に一番ほど遠いものが支払う事になった。土曜日の夜行ったPALA-PALAよりは見るからに高級店にも思える。この店のほうが歴史のあるレストランとも聞いた。この金額くらいはしょうがないだろう。2300ペソと提示。ウエイターが笑っている。先ほどまで近くの椅子の腰掛テキストしていたウエイターも笑っている。請求書が届けられた。ウエイターは扇風機をお持ちしましょうか?何を言いたいのだろう。請求書を見た。791ペソ。バゴスだけでもマニラの朝飯についてくる小さいものではなく、身も厚く大きなもの。全てにボリュームがあり本当においしいフィリピン料理。ウエイターが日本語で「オノミモノハナニスカ」というくらい
このフィリピンレストランは結構日本人が食べに来る店とか。最終日に日本人のグループをはじめてバコーロッドで見かけた。フィリピン料理食わず嫌いの日本人の方も必ずおいしいく食べられるレストランだと思います。バコーロッドへ出向いた際にはお試しください。

TING-TING NATIVE FOOD
B,S.AQUINO DRIVE,COR.HILADO ST.,BACOLOD CITY
電話番号:433-0594

余談:あのとんでもなく大きな器に入ったミーロは単体価格60ペソ。10人前は軽くある量。本当に旨い。殆どのメニューは60ペソから200ペソくらい。
予約すれば、ライブラプラップの刺身も食べられます。400ペソ/Gとのこと。
1人前280ペソの5品盛りもあり、多くのお客は誕生日などにこの様なセットメニューをオーダーするのがお得だそうです。

ここのウエイター確かに仕事も早くテキパキとしていたが、流石フィリピン人。仕事中に笑いながら周りの様子を伺いテキストをしていた。


バコーロッド回想録
今回滞在したホテル
CHECK INN
LUZURIAGA ST.,BACOLOD CITY
電話番号:432-3755
バコーロッドの市外番号:034

本日の空部屋はこの部屋しかありませんと言われて止まった部屋201号室、20畳ほどあるセミスイート。
1泊1450ペソ。バスタブこそ無い部屋、適当な簡易温水シャワーもあり新築したペンションタイプホテル。通常にデラックスであれば800ペソ。パビリオンホテルで4000ぺソ支払って宿泊するのが良いか、この様な新築のペンションに安く泊まるかは個人の勝手。
夜の遊びは探索に行ったものの、あの様な店で、しかも外に出ている客待ちのオネーチャンの様相から結構やばいかもしれない。見るからに客もいないようだ。外国人というだけでオネーチャンいるだけつけられて、いやな思いをしたくないので利用はしなかった。
今回お世話になったフィリピンの友人。滞在先へは時間通りに来てくれた。要求を的確に聞き入れなんら問題なく、久しぶりのローカル紀行を堪能できた。
首都圏マニラに住んでいて、同じフィリピン人同士でもこれだけ違うのかとも。日本も地方と東京はそれなりに違うが、何時も隙を狙われているようなマニラに住んでいる者が地方へ出かけた場合、あまりにもかけ離れている気質に驚きを隠せなかったのも事実です。
タクシー運転手の優しさは特筆すべきもの。表示された価格通り、つり銭もしっかりと。パンダーノン地区へ出かけた時の運転手は結果的に悪い運転手の類だった。毎日利用したタクシーは安全運転で皆優しい運転手が今回の印象。
機会があればもう一度来て見たい島。バコーロッドから霞んで見えるシライ山。NPAさえいなければ山々巡りもしたかった。ただそれだけが心残りでした。
どうしても首都圏にばかり滞在してしまう日本人のオヤジ殿、ジジィ殿、200ドル程度の航空運賃でフィリピン国内の島々へいけます。物価も非常に安く、ゆったりと回りに危機感を感じながら首都圏を探索するよりは、思い切って出かけてみるのもひとつの思い出かもしれません。

フィリピン余談
フィリピンのご飯は一般的に炊き方が固い。日本ではご飯に汁をかけて食べれば行儀が悪い等と親に怒られる事があるが、フィリピンはご飯に汁をかけて食べるのが当たり前、とにかく何でもかける。したがってご飯の炊き方も硬いのだとか。一般家庭では結構手でご飯を食べるのが当たり前。肉、魚、海老、蟹がおかずの場合には結構手で食べる事が多く不思議ではないのだが、思い慕っているオネーチャンが突然、膝立て、手で食い始めると、一気に熱が冷め、寒いものがある。




時計修理

首都圏にはたくさんのモールがありスーパーマーケット以外に沢山の店が出展している。このようなモールに出展するの商人の夢であるようだが、特に首都圏は敷金初め権利金が高いばかりか前家賃1年前払いなどもある。当然、販売価格を安くすれば利益が取れずにあえなく。よく注意しないと法外な値段を搾取されてしまう。その餌食は一位が殆どが日本人、その他の外国人のようだ。
時計の電池が切れ、ロビンソンマニラのファウラー入り口近くにあるKAYAレストラン前の時計店ALEXで電池交換を依頼してみた。時計売り場と修理部門は別になっていて、入り口を入って右手が修理専門。愛想の悪い若造が何しにきたといいたいばかりの様相でにらみつけた。フィリピン特有の売ってやる主義の典型。なにやら私用で電話をしているようだが、客がいるにもかかわらず何時までも終わらない。とにかく電池交換の料金を尋ねた。1500ペソ。当店はイミテーション電池は一切扱っていない。全て純正のみ交換しています。これには大笑いした。台湾製の汎用バッテリーを机の中から出して純正バッテリー。どこにも時計メーカーの名前すら書いていない。信用できない店、挙句の果てに1500ペソ。こんな奴らの餌食になるのはご免こうむりたくSMマニラへ。どの店も800ペソから1000ペソ。日本のヨドバシカメラで交換したときには1000円程度の記憶があり、他をあたってみる事にした。首都圏には結構仮設店舗時計修理店が見られる。キヤポへ出かけたついでに路上の時計修理やで料金を尋ねてみた。『300ペソ ポ」ROBINSONの5分の1。しかも全く同じメーカーのバッテリー。これは絶対に裏があるとおもい、一言「ソブラカナマン」修理屋、顔を見上げてニコッと笑って「シゲ 150ペソナラン」同行者もその価格は現地の通常価格とのことですぐに交換を依頼した。時計屋の親父「フィリピンではどの時計店、修理店でも純正バッテリーは殆ど常備していない。このような民生品を使用しています。純正となんら性能は変わりません。しいて言えば寿命が多少短いと思います。もし、1ヶ月ももたない場合にはここへ来てください。無料で交換します。毎日毎日バッテリー交換をしていますが今までにそのようなクレームはないので最低でも1年以上は持つと思います。」何とやさしい時計修理屋さんだ。見る限りサープライヤーは一箇所なのだろうから、在庫の非常に長いモールで交換するよりは市中の仮設店舗修理のほうが安くて早い。

注意:超高級腕時計はやめたほうが良い。特に裏蓋が特殊工具でしか開けられないようなものはメーカー修理をしたほうが良い。もしくは日本へ持ち帰って時計店で修理すべきです。
フィリピンはこれだけ価格の開きがあります。なんと10分の一で電池交換完了。

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3 コメント

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環境 (mactanblue)
2006-04-30 01:46:19
田舎は人柄も含めどこかノンビリ~マニラから戻る度に

気持ちがホッとしますね♪

元々は自分もセブやネグロスのビザヤ環境が好きで

フィリピンに嵌ってしまった旅行者でした。

長い間、実に勝手な妄想で(笑)マニラはオヤジ夜遊び専門!騙される!

危ない!都市型観光の固定観念(ダークなイメージ)

が強かった理由から、余程の事情が無い限りはマニラ

訪問のお誘いも極力敬遠しておりました。

日本の大都会で疲れきった心と体はむしろ

素朴で純粋なアジアの息遣いを旅行者として求めていたのでしょう。

マニラへ頻繁に訪れるようになったのは事情が

変わってここ数年のこと・・・

率直な感想\\\ 同じ国フィリピンなのか?

ここまで違いがあるものなのか?どっちが良い悪いは別として

田舎の若者が憧れ、崇拝するマニラ自慢とはこう言う物? 

混沌と殺伐とした大都会。これも紛れも無くアジア。

当初、単なる田舎専門旅行者はマニラで

カルチャーショックの洗礼を受けました(爆)



PPさんとは逆のケースでマニラというフィリピンを知り、

現在に至る私ですが、肌で感じるものは同じ。



ダメダメフィリピン人 国民気質に違いは無いものの

同じ人種・階層でも心の豊かさに地域格差を感じられます。

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やっぱり田舎は違うんだな (Cavite)
2006-04-30 02:44:04
ある邦人曰く、「比島には二つ国がある。一つはマニラ国、もう一つがマニラ以外の比国。マニラは別の国だと思った方がよい」。



本当だったですね。私もレイテに行った時そう感じました(レイテはちょっと薄汚いから嫌だけど)。



バコロドみたいな田舎に住むべきだったな。もう遅い、後悔先に立たず。せめて旅行にでも行ってこようっと!



ppさん、またまた貴重で有意義なレポート、感謝。
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コメント有難うございました。 (pp)
2006-05-02 13:08:22
>mactanblue様 高年齢になればなるほどこのような地方に足が向きます。基本的な気質は変わらないのでしょうが、隣近所の付き合いが基本の地方は日本も同じかもしれませんね。

>Cavite様 リパブリック オブ フィリピンとマニラ狂笑国なのかも。これからでも遅くはないですよ。40年位前の日本の地方都市のようです。
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