フィリピンりぱぶりっく狂笑国

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Filipino

2024-09-19 | フィリピン

フィリピン人同士でなぜ競争心が強いのか

フィリピン人の大半は同じように見えますが、フィリピンは実に多文化的です。

先住民、タガログ語、ビサヤ語、イロカノ語など、中国人、インド人、ヨーロッパ/西洋/スペイン人など、キリスト教徒、イスラム教徒、ヒンズー教徒などの背景を持つ人々がいます。

問題は、フィリピン人が私たちの違いを理解するように教えられていないため、誤解と消極的/攻撃的な態度に陥っていることです。

ビサヤ語では「インダイ/ドドン」は女性と男性に対する非常に敬意を表す言葉ですが、タガログ語では、劣っている/従属的な人(ビサヤ文化/言語を理解/尊重しようとしない人)を意味する軽蔑的な言葉として使用されているようです。

そこから、セブアノ人とタガログ人の間の敵対的な競争さえも生じています。

フィリピン人は競争心が強く、他の国の人々のようにお互いに競争しているわけではありません。中には、きしむ車輪(油を注げば恩恵を受ける)と見られる者もいれば、出る杭は打たれる(ハンマーで叩かれる)と見られる者もいます。フィリピン人はどの文化環境(中国人/白人/アボリジニ/インド人など)と付き合っているのかを見極めるのは、簡単です。一般的に言えば、彼らや周囲の状況(職場、教会など)を見ればすぐにわかります。つまり、「道路標識と速度制限」の違いがわかるように、非常に単純思考回路なのか、まるでその国の人種のような言い方をするからです。そしてフィリピン人でありながらフィリピン人を罵る事が多く見受けられます。

 文化的な集団の中でも、個人の行動や態度は千差万別であるため、どのような集団であれ、一般論は慎重に行うことが重要です。しかし、フィリピン文化を含む多くの社会では、競争は一般的な特徴になりえます。

 

フィリピン人に競争が蔓延している理由はいくつか考えられる 

文化的価値観:

フィリピンの文化は、達成、成功、そして評価を非常に重視します。そのため、生活の様々な面で他人を凌駕しようとする競争的な環境が生まれる可能性がある。

限られた資源:

資源が限られている国では、仕事、教育、社会的地位などの機会をめぐる競争が激しくなる可能性がある。

そのため、社会における自分の居場所を確保しようと努力する個人の間で、競争意識が煽られる可能性がある。

歴史的影響:

フィリピンには複雑な植民地化の歴史があり、それがフィリピン人の競争意識の発達に影響を与えている可能性がある。

独立のための闘争や、外部からの圧力に直面して自己主張する必要性などの歴史的要因が、競争意識を助長している可能性がある。

社会的比較:

多くの文化がそうであるように、フィリピン社会でも社会的比較が一役買っている。

自分の社会的地位を維持または向上させるために他人と競争する必要性を感じ、競争的な環境になる可能性がある。

家族や社会の期待:

家族、仲間、社会から優秀で成功するようにというプレッシャーがあり、その期待に応えようと個人を互いに競わせることがある。

競争は、個人を卓越させ、目標を達成させる原動力となる一方で、ライバル意識を助長し、協調性を損ない、ストレスや不安を引き起こすなど、否定的な結果をもたらす可能性もあることを認識することが重要です。健全な競争と協力や相互支援のバランスをとることは、前向きで包括的なコミュニティを育むために重要である。

結局のところ、どのような文化圏においても、個人の競争心は歴史的、社会的、経済的、心理的な要因が複雑に絡み合って形成されている。人間の行動に影響を与える多様な要因を理解し、繊細な感性を持って競争力についての議論に臨むことが肝要である。

 

フィリピンでは、沈黙(黙認)することは衝突を避ける方法だと思い込んでいて、それが美と勘違いしている傾向が強い。そのため、コミュニケーションを取ろうとする外国人スタッフを顔で笑って無視することは悪いこととは考えられていません(他の多くの文化では、話をしたい人を無視することは間違っているだけでなく、完全な無礼と反省の欠如の兆候として挑発的ですらあります)。

しかし、フィリピン人自身も、腹が立ったときに相手がそれについてコミュニケーションを取ろうとする試みを無視すると、イライラし(これは文化の矛盾です)、フィリピンでは口論がエスカレートすることがよくあり、中には殺人事件にまで発展することもあります。勤怠の悪いものが不当扱いされると、脅された(とみなされる)人を避け、話を聞いてもらえなかったことで状況をエスカレートさせます。誤解は話し合いで解決されず、人々のグループ(友人、家族、組織、会社)は、些細な違いで簡単に崩壊します。また、雇用者であればすぐに労働局へ告訴します。

企業内で散々怠慢な行動、就労違反行為、社内品の窃盗等、実際には周りのものが状況を把握していても、沈黙(黙認)することは衝突を避ける方法であり、特に外資系企業では気がついた時、大きなトラブルになっている事が多く見受けられます。

特に中間管理者の悪さが結構目立つのと、中間管理者の怠慢も目立ちます。

進出企業の多くの中間管理者の多くは中途入社が多いのですが、過去の職歴からしてなぜ大手を退社したのか?履歴書の前職記載事項はほとんどが虚偽内容です。

 

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