作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(23)

2011-06-14 | 日記
◆人間にとって……

 今日のポイントは、「人間にとって、○○○とは□□□である。」というようにテーマを大きくとらえて結ぶということです。
 これは、昨日の「分かったこと」に引き続き、個人的な感想ではなく、誰にでもあてはまるような結論を導き出す練習です。かなり高度なので、小学校高学年以上の人でないとむずかしいと思います。慣れるまでは、大人の人が一緒に考えてあげるとよいでしょう。最初は、「人間にとって」や「日本人にとって」などの言葉が入っていればOKです。

【例1】人間にとって、家族とは、心のよりどころとなる存在である。
【例2】人間にとって、読書とは、人生の幅を何倍にも広げてくれるものだ。
【例3】日本人にとって、昔話とは、生き方を教えてくれる教科書のようなものである。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(22)

2011-06-13 | 日記
◆分かったこと

 今日のポイントは、結びに分かったことを書くということです。
 出来事自体の描写だけではなく、その出来事を通して自分なりに何を学んだか、また、自分にどんな変化があったのかを考えて書いてみましょう。単なる感想ではなく、自分の成長に結びつくような気づきや学びを書きます。最初は、「分かった」という言葉を使ってまとめられればOKです。

【例1】結果はどうであれ、最後まで一生懸命がんばることが大切だと分かった。
【例2】一人の力ではできないことも、みんなで力を合わせれば達成できると分かった。
【例3】心をこめて話せば、相手に理解してもらえるということが分かった。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(21)

2011-06-11 | 日記
◆「思いました」を別の言葉で

 今日のポイントは、思ったことを「思います」(「思う」)、「思いました」(「思った」)という言葉を使わずに別の言葉で書くということです。
 自分の感想や考えを書くとき、単調にならないように変化を持たせて表現してみましょう。
 「…でしょう。(だろう。)」「……かもしれません。(かもしれない。)」「……ではないでしょうか。(ないだろうか。)」「……にちがいありません。(ちがいない。)」など、いろいろな表現ができそうです。

【例1】お父さんは、子供のころのことを思い出していたのかもしれません。
【例2】おいしそうなケーキを目の前にして、妹は我慢ができなかったのでしょう。
【例3】みんなで力を合わせれば、優勝できるはずです。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(20)

2011-06-10 | 日記
◆前の話・聞いた話・調べた話

 今日のポイントは、作文の途中に、前の話や聞いた話や調べた話を入れるということです。
 これは、話題の転換をする練習です。子供の書く作文は、事実の経過を時間の順序で書く形になることが多いため、中心を絞って書くように要求すると字数が短くなってしまうという問題が出てくるのですが、前の話や聞いた話などを入れると、中心を絞りながらも話題を広げていくことができます。
 四段落ぐらいの構成で書いているときに、第三段落で、昔の思い出や家族に取材した話、あるいは図鑑などで調べた話を挿入していきます。
 たとえば、休み時間について書く場合は、お父さんやお母さんが子供のころはどんな遊びをしていたかを取材して書きます。このとき、お父さん、お母さんは、自分の自慢話だけでなく、失敗談を話してあげると子供が喜ぶようです(笑)。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(19)

2011-06-09 | 日記
◆書き出しで結ぶ

 今日のポイントは、書き出しをうまく使って結ぶということです。まず、書き出しの工夫をしておきます。「音」「会話」「情景」のいずれかで書き始めてください。そして、結びは、書き出しで使った、「音」「会話」「情景」と呼応させます。

【例1】
(書き出し)「いただきます。」今日のおかずは、ぼくの大好きなハンバーグです。
(結び)  「ごちそうさまでした。」ぼくは、空っぽになったお皿を台所に運びました。

【例2】
(書き出し)キンコンカンコーン。休み時間が始まりました。
(結び)  キンコンカンコーン。ぼくたちは、急いで教室へと向かいました。

【例2】
(書き出し)真っ白なゲレンデが目の前に広がっている。スキー合宿のスタートだ。
(結び)  真っ白なゲレンデは夕陽に染まり、赤く輝いていた。

 これは、かなり高度な技ですが、それだけに使ってみる価値があります。最初のうちは、形だけでもできていればOKです。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(18)

2011-06-08 | 日記
◆情景での書き出し

 今日のポイントは、情景で書き始めるということです。このとき、色を表す言葉を入れると印象的な書き出しになります。

【例1】窓を開けると、雲ひとつない青空が見えました。私は、元気よく階段をかけ下り、母に「おはよう。」とあいさつをしました。
【例2】真っ白なゲレンデが目の前に広がっている。スキー合宿のスタートだ。
【例3】遠い山の向こうに、真っ赤な夕日が沈もうとしている。今日も、部活でたっぷり汗を流した。

 前に勉強した、音や会話の書き出しに比べると少し難易度が高いのですが、書き出しが決まると続きもすらすら書けます。是非、挑戦してみてください。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(17)

2011-06-07 | 日記
◆ダジャレ

 今日のポイントは、会話や思ったことなどの中にダジャレを入れるということです。言葉遊びのつもりで頭を柔軟にして、気楽に取り組んでください。
 ダジャレは、考えている過程に意味があります。結果を気にしてはいけません。受けないダジャレにも、それなりのおもしろさがあります(笑)。あれこれ考えているとき、脳が活性化し、言葉に対する感覚が磨かれるのです。

 ダジャレ作りのヒントは、このページをご覧ください。
 究極のダジャレ講座


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(16)

2011-06-06 | 日記
◆~くらい

 今日のポイントは、「~くらい」という言葉を使って、大きさや程度を表すということです。「5センチメートルくらい」「10キログラムくらい」といったように数字を使うのではなく、ほかのものと比較した形で表現するのがポイントです。
 「ゴルフボールくらいのどろだんご」「米粒くらいのアリ」など大きさを表したり、「アインシュタインでも頭を抱えてしまうくらいむずかしい問題」「大きな石を10個集めたくらい重い荷物」など程度を表したりしてみましょう。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(15)

2011-06-04 | 日記
◆動作か情景で結ぶ

 今日のポイントは、作文の最後を動作、または情景でしめくくるということです。
 これまでは、感想を書いて結ぶことが多かったと思いますが、今日は、誰かの動作やそのときの情景を書いて結んでみましょう。直接感想を書くよりも、書き手の思いが深く伝わるような余韻のある文を工夫します。
 「ぼくは、古いアルバムをそっと閉じました。」「誰もいない校庭にボールが一つ転がっていました。」など、動作か情景だけをさらりと書くのがポイントです。最初のうちは、大人の人が例を言ってあげるとよいと思います。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(14)

2011-06-03 | 日記
◆「言いました」のかわりに動作や表情を書く

 今日のポイントは、会話を書くときに、「言いました」を使わずに、動作や表情を書くということです。
 「「行ってきます。」と手をふりました。」「「おはよう。」と笑いました。」「「見せて。」とのぞきこみました。」「「負けちゃったよ。」と肩を落としました。」など、話し手の動作や気持ちがわかるように表現します。
 ほかにも、「ほほえみました」「ふりかえりました」「くやしがりました」など、いろいろな言い方ができそうです。「言いました」のかわりに動作や表情を書くことによって、会話がより生き生きとしてきます。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(13)

2011-06-02 | 日記
◆音か会話での書き出し

 今日のポイントは、音か会話で書き始めるということです。
 「ジリリリリリ。今日も目覚まし時計の音で目が覚めました。」「「行ってきます。」ぼくは、元気に家を飛び出しました。」など、音か会話で書き始めてみましょう。読み手を引きつけ、いつもとは一味違った作文になります。
 音や会話の書き出しは、慣れてしまえば簡単に取り入れることができます。簡単なわりに効果が高いので、是非挑戦してみてください。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(12)

2011-06-01 | 日記
◆……です。……ます。

 今日のポイントは、現在形の「です」「ます」を使うということです。日記などの事実文は、過去形で書かれることが多いのですが、途中に「です」と「ます」を入れると、文章の流れに変化を出すことができます。
 「図工の時間に花の絵をかくことになりました。私が選んだのはチューリップです。」「学校の帰り道、子猫がいました。ニャーニャーと鳴いています。ぼくは、家に連れて帰りたくなりました。」など、「です」「ます」を効果的に使ってみましょう。
 ただし、使いすぎると逆効果になるので注意してください。「です」と「ます」を一つずつ入れることを目標にしましょう。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(11)

2011-05-31 | 日記
◆たぶん

 今日のポイントは、「たぶん」という言葉を使って、ほかの人の気持ちを推測して書くということです。「たぶん」という言葉は、さまざまな場面で使えますが、今回は、「たぶん、みきちゃんはさびしかったのだと思います。」「たぶん、お母さんは、ぼくのことを心配してくれたのだと思います。」のように、自分以外の人の気持ちを推測して書くときに使ってみてください。
 ほかの人の気持ちを推測して書く練習は、感想文のときにも役に立ちます。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(10)

2011-05-30 | 日記
◆~そう

 今日のポイントは、「~そう」という言葉を使って、物事の様子を表すということです。特に、自然の中にあるものを人間にたとえて表すと効果的です。
 「葉っぱのなくなった木は、さむそうでした。」「一本になった鉛筆は、少しさびしそうでした。」「そよ風にゆられている葉っぱは、楽しそうでした。」など、想像を広げて、表現してみましょう。


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今日の日記からすぐに活用できるワンポイントアドバイス(9)

2011-05-28 | 日記
◆~な声で・~な顔で・~ながら

 今日のポイントは、会話の前か後にその人の声や顔の様子、または動作を書くということです。
 表情や動作を入れると、会話が生き生きとしてきます。「大きな声で言いました。」「びっくりした顔で言いました。」「指をさしながら言いました。」など、話し手の声や顔の様子、そのときの動きを思い出して書いてみましょう。
 小学校低学年の場合でも、具体例を挙げて説明すれば、ほとんどの子供がすぐに取り入れることができます。「お母さんは、鬼のように怖い顔で、手をふりあげながら言いました。」などと書いても笑ってほめてあげることが大切です(笑)。


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