「作文用紙に向かったまま、30分も経つのですが、全然進んでいません。どうしたらよいでしょう?」
こういう電話がよくかかっています。30分も静かに見守り続けていたのだとしたら、お母さんの気の長さは本当にすばらしいと思います。
でも、はっきり申し上げて、待ちすぎです。
待つのはせいぜい10分。それ以上待っても、事態が好転する可能性は少ないでしょう。こういうときは、早めに手を打ちましょう。
お母さんが作文を書いてください。
まあ、書くわけにはいかないと思うので、お母さんの作文をお子さんに代筆してもらってください。
と言うより、お子さんになったつもりで文を言ってあげてください。
「ぼくは、今朝、7時に起きました。朝ごはんは、パンと目玉焼きでした。お母さんが作ってくれた料理は世界一おいしいと思いました。……」といった具合です。
「本当にそんなことをして、子供が作文を書けるようになるのですか?」
こうお尋ねになるお母さんは多いのですが、大丈夫です。何度かお手本を示してあげているうちに、子供は、必ず自分の力で書けるようになります。(私は、何度もこういうことを経験しています。)
子供によっては、「お母さんが作ってくれた料理は世界一おいしいと思いました。」あたりで、拒絶反応を起こし、「そんなことは思わなかったよ。」と言うかもしれません。そこがチャンスです。「じゃあ、どう思ったの?」と聞いてみてください。その答えを作文に書けばよいのです。そうこうするうちに自分で書いた方がいいと思うようになります。
子供は、本当は自分で書きたいのです。でも、どう書き始めたらよいかわからなかったり、自信がなかったりするだけなのです。(あるいは、書いたものを注意されたことがトラウマになっているのかもしれません。)
そのきっかけがつかめれば、必ず自分の力で書くようになります。だから、そのきっかけを作ってあげることが必要なのです。
そして、もちろん、ほめることも大事です。自画自賛になるかもしれませんが、代筆(?)してもらった作文は、たっぷりほめてあげてください(笑)。
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お母さんが作文を書いてください。
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と言うより、お子さんになったつもりで文を言ってあげてください。
「ぼくは、今朝、7時に起きました。朝ごはんは、パンと目玉焼きでした。お母さんが作ってくれた料理は世界一おいしいと思いました。……」といった具合です。
「本当にそんなことをして、子供が作文を書けるようになるのですか?」
こうお尋ねになるお母さんは多いのですが、大丈夫です。何度かお手本を示してあげているうちに、子供は、必ず自分の力で書けるようになります。(私は、何度もこういうことを経験しています。)
子供によっては、「お母さんが作ってくれた料理は世界一おいしいと思いました。」あたりで、拒絶反応を起こし、「そんなことは思わなかったよ。」と言うかもしれません。そこがチャンスです。「じゃあ、どう思ったの?」と聞いてみてください。その答えを作文に書けばよいのです。そうこうするうちに自分で書いた方がいいと思うようになります。
子供は、本当は自分で書きたいのです。でも、どう書き始めたらよいかわからなかったり、自信がなかったりするだけなのです。(あるいは、書いたものを注意されたことがトラウマになっているのかもしれません。)
そのきっかけがつかめれば、必ず自分の力で書くようになります。だから、そのきっかけを作ってあげることが必要なのです。
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