作文小論文講座

苦手な作文を得意に。小学生から受験生まで、文章上達のコツを項目別に解説。作文検定試験にも対応。

効力感を育てるには

2017-10-28 | 小論文
 言葉の森の高校1年生の課題に、効力感に関する長文の感想文があります。

 子供のやる気や自信を育てるためにはどうすればよいか、二つの方法を考え、実例を挙げます。

 一つ目の方法は個人的な面から、二つ目の方法は社会的な面から考えるのが理想です。

 高校生とは言ってもまだ十代。子育てについて考える機会など、なかなかないはずなのですが、説得力のある内容を書いてくれます。(もちろん、ヒントは与えるのですが。)

 よくできたところをほめること、やりたいと思うことはどんどん挑戦させること、失敗しても温かく見守ることなど、自分の体験を踏まえながらよく考えて書いています。

 社会的な方法も、減点主義を改めること、得意分野を伸ばすような教育をすること、時間に縛られずに好きなことをたっぷりできるような授業体制にすることなど、なるほどと思う内容が挙げられています。

 将来親になったとき、高校生のころ自分が書いた作文を思い出してくれたらいいなと思います。^^


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総合化の考え方

2017-10-24 | 小論文
 言葉の森の中学2年生相当の項目に「総合化」というものがあります。これは、AとB、二つの異なる意見を挙げ、最後にその二つの意見のさらに上をいくCという意見でまとめるという書き方です。

 何やら難そうですよね。実際、難しいです(笑)。

 でも、考えるのが好きな生徒にとっては腕の見せ所でもあります。

 先日のテーマは「スポーツの勝ち負け」についてでした。「スポーツには勝ち負けが必要だ」という意見と「勝ち負けにこだわるのはよくない」という意見を総合化します。

 「確かにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、スポーツを通して自分自身が成長していくことである。」

 「確かにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、最後までやり遂げるということである。」

 「確かにスポーツの勝ち負けには良い面も悪い面もある。しかし、一番大切なことは、挑戦しようとする気持ちである。」

 どれもすばらしい総合化です。

 こんなふうにさまざまなテーマの総合化を考えることによって、物事を多面的に見る力、大きく捉える力が養われていくのだと思います。


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口下手でも平気

2016-09-24 | 小論文

 言葉の森の中学1年生の課題に、言葉に頼らず、同じものを見て心を通わせ合う日本的なコミュニケーションがなぜ良いのかを考える課題があります。

 ヒントには、「年や性別にかかわらず、同じものを見て、同じことを理解し合えるから」、「やさしい気持ちが生まれるから」と書かれています。ほとんどの生徒がその理由を真似し、実例は自分の体験から探して書いているのですが、「恥ずかしかったり、口下手だったりしても思いが伝わるから」と、ヒントには挙がっていない理由を書いた生徒がいました。

 「自分はまだ経験がないが、好きな女の子に告白するときに日本的なコミュニケーションを使えば恥ずかしくないので、できればそうしたい」とのこと。

 シャイな女の子も少なくありませんし、おしゃべりな男の子も多いので一概には言えませんが、ふと、これは、男の子だからこそ思いついた理由ではないかなと思いました(笑)。

 言葉に頼らない日本的なコミュニケーション、普段、意識することはほとんどありませんが、改めて考えてみるとなかなかいいものですね。


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作文検定を受けてみよう ~準1級・1級~

2005-02-17 | 小論文
 準1級と1級は、課題となる長文が複数になりますから、さらに速読力をつけておく必要があります。二つの長文からテーマを見出し、そのテーマをもとに意見文を書いていきます。その際、6級から2級までの構成のいずれかを使います。どの構成で書くかは指定されるわけではありませんから、自分の書きやすい構成を選びましょう。
 また、森リンの採点で、準1級は92点以上、1級は96点以上でなければ合格できません。難易度はかなり高いと言ってよいでしょう。日ごろから、難しい文章を繰り返し読み、語彙力をつけておくことが合格につながります。

 ★「問題」「理由」「確かに」「ではなく」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

作文検定を受けてみよう ~2級~

2005-02-16 | 小論文
<第一段落>
 長文の要約または状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。そして、そのあとに長文のテーマをもとに、これから起こり得る問題を提起します。
 【例】「メディアによって作られたイメージが、現実を離れて独り歩きするという問題が予測される。」

<第二段落>
 第一段落で示した予測問題を解決するための対策の一つ目を書きます。
 【例】「対策の一つ目は、自分の目で現実を見るということである。」
 次に、その対策についての実例を挙げます。まずは体験実例が書きやすいと思います。読む人の共感を得られるような実例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 対策の二つ目を書きます。
 【例】「対策の二つ目は、情報を受け取るだけでなく、自分自身が発信するということだ。」
 次に、第一段落と同じようにその方法に関する実例を挙げます。もちろん、体験実例でもよいのですが、伝記実例、歴史実例、自然科学実例などを挙げると話題が広がります。

<第四段落>
 反対意見への理解を示した後、提起した予測問題を解決するためにどうしていくべきかをまとめます。
 【例】「確かに、メディアは私たちにとって大きな情報源となっている。しかし、メディアによって作られたイメージに対して受動的にならず、自分の目で確認し、能動的にとらえて姿勢を忘れてはならない。」
 ここには「○○○とは、AではなくBである。」という形の自作名言も入れてみましょう。
 【例】「イメージとは、与えられるものでばなく、自分たちが作り出していくことのできるものなのである。」

★「問題」「対策」「確かに」「ではなく」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

作文検定を受けてみよう ~準2級~

2005-02-16 | 小論文
<第一段落>
 長文の要約または状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。そして、そのあとに長文のテーマをもとに、社会問題を提起をします。
 【例】「日本人に個人主義が欠けており、世間に流されやすい面があるところに問題がある。」

<第二段落>
 第一段落で示した問題の原因の一つ目を書きます。
 【例】「その第一の原因としては、日本の農耕民族の歴史が、日本人の国民性を作ったということが考えられる。」
 次に、その原因についての実例を挙げます。まずは体験実例が書きやすいと思います。読む人の共感を得られるような実例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 原因の二つ目を書きます。
 【例】「第二の原因としては、日本の社会が島国であるために、異質の文化を持った人との接触が少ないということが考えられる。」
 次に、第一段落と同じようにその方法に関する実例を挙げます。もちろん、体験実例でもよいのですが、伝記実例、歴史実例、自然科学実例などを挙げると話題が広がります。 

<第四段落>
 反対意見への理解を示した後、提起した問題を解決するためにどうしていくべきかをまとめます。
 【例】「確かに、日本人の世間志向が安定した社会を築いてきた面はある。しかし、これからの国際化社会では、日本人も自分の意見をしっかり持った個人主義的な発想をしていく必要がある。」
 ここには「○○○とは、AではなくBである。」という形の自作名言も入れてみましょう。
 【例】「個人の意見を主張することは、社会の中で孤立することではなく、社会の中で生きるための方法なのである。」

★「問題」「原因」「確かに」「ではなく」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

小論文自動採点

2005-02-15 | 小論文
 今日の朝日新聞の夕刊についに載りました。小論文自動採点の記事。Jessが朝日新聞からの取材を受けているとは聞いていましたが、一面トップとは思いませんでした。
 この記事を見て、もう一つの小論文自動採点ソフト「森リン」だと勘違いした人もいるようです。日本語作文小論文検定試験には「森リン」が使われているからです。
 「森リン」がJessと大きく異なるのは、一人の開発者がお金をかけずに開発したことです。(笑)もちろん、Jessと「森リン」とでは判定の仕方にも大きな違いがあります。Jessは10点満点評価、「森リン」は100点満点評価です。また、「森リン」は、Jessのようにあらかじめ理想の小論文を記憶しているわけではありません。素材語彙、強力語彙、重量語彙の3種類の語彙をもとに、点数をはじき出します。実際、私もいくつかの作文を試してみましたが、点数の信憑性はかなり高いというのが実感です。
 現在、「森リン」は作文検定試験の判定にしか使われていませんが、今後は、Jessと競合する形で、入学試験や入社試験に採用されるようになるのではないかと予想されます。(私個人の予想です。(^^ゞ)
 もちろん、試験に使われることだけに意義があるわけではありません。私の勤める作文教室でもこの「森リン」を採用するようになってから、生徒たちが意欲的に作文を書くようになりました。書いたその場で客観的な評価が表示されるからです。これは非常に画期的なことだと思います。
 「森リン」については、日本語作文小論文検定協会の「日本語の文章解析ソフト森リン」のページにくわしく載っています。
 Jessにしても「森リン」にしてもまだ発展途中ではありますが、、小論文を短時間で客観的に判定できるということは、作文小論文指導に携わる者にとっては非常にうれしいことです。確かに、全面的にソフトに頼るというわけにはいきませんが、作文小論文の学習に大きな役割を果たすことは間違いないでしょう。また、情感に訴える文章を機械で判定できるのかという批判もありますが、機械を使うのは人間です。すべては人間の使い方次第だと思います。

作文検定を受けてみよう ~3級~

2005-02-15 | 小論文
<第一段落>
 長文の要約または状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。そして、そのあとに長文のテーマに対し、「……べき」という形で自分の意見を示します。
 【例】「相手もまた自分たちと同じなのだと思うべきだ。」

<第二段落>
 第一段落で示した意見を実現するための方法の一つ目を書きます。一つ目の方法は、自分自身の心構えという観点から考えてみるとよいでしょう。
 【例】「そのための第一の方法は、相手の立場に対する想像力を働かせることだ。」
 次に、その方法についての実例を挙げます。まずは体験実例が書きやすいと思います。読む人の共感を得られるような実例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 方法の二つ目を書きます。二つ目の方法は、社会的な観点からさがしてみるとよいでしょう。
 【例】「また、第二の方法は、自分たちだけの狭い世界に安住せずにもっと広い世界に目を向け、多くの人との関わるを持つことだ。」
 次に、第一段落と同じようにその方法に関する実例を挙げます。もちろん、体験実例でもよいのですが、伝記実例、歴史実例、自然科学実例などを挙げると話題が広がります。 

<第四段落>
 反対意見への理解を示した後、書き出しの意見に戻ってまとめます。書き出しの意見に戻るという点はとても大事です。反対意見に理解を示しただけで終わってしまったり、中庸の意見になってしまったりすることがないように、第一段落で示した立場を貫きましょう。
 【例】「確かに、自分の世界に深く入り込み自己を探求することは大切だ。しかし、相手の立場になって物事を見つめることもそれ以上に大切だ。」
 ここには「○○○とは、AではなくBである。」という形の自作名言も入れてみましょう。
 【例】「自己とは、自分の内側だけに存在するものではなく、他人との関わりの中にこそ見出されるものである。」

★「べき」「方法」「確かに」「ではなく」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

作文検定を受けてみよう ~4級~

2005-02-14 | 小論文
<第一段落>
 長文の要約または状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。そして、そのあとに長文のテーマのもとに、どんな生き方をしたいか、どんな人間になりたいかという自分の意見を示します。
 【例】「私は、専門的な知識だけではなく、幅広い教養を身につけた人間になりたい。」

<第二段落>
 第一段落で示した意見について、どうしたらそのような生き方ができるか、どうしたらそのような人間になれるかという方法の一つ目を書きます。一つ目の方法は、自分自身の心構えという観点から考えてみるとよいでしょう。

 【例】「そのための方法としては第一に、得意な分野、好きな分野以外のことや一見無駄に思われるようなことにも目を向けることである。」
 次に、その方法についての実例を挙げます。まずは体験実例が書きやすいと思います。読む人の共感を得られるような実例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 方法の二つ目を書きます。二つ目の方法は、社会的な観点からさがしてみるとよいでしょう。
 【例】「また、第二の方法としては、学校などでも知識をつめ込むだけの教育をするのではなく、幅広い教養が身につくような教育をすることである。」
 次に、第一段落と同じようにその方法に関する実例を挙げます。もちろん、体験実例でもよいのですが、伝記実例や歴史実例などを挙げると話題が広がります。 

<第四段落>
 反対意見への理解を示した後、書き出しの意見に戻ってまとめます。書き出しの意見に戻るという点はとても大事です。反対意見に理解を示しただけで終わってしまったり、中庸の意見になってしまったりすることがないように、第一段落で示した立場を貫きましょう。
 【例】「確かに、一つのことに専念し、深く追求していくことも大切である。しかし、私は、専門的な知識だけではなく、幅広い教養を身につけていきたい。」
 余裕があれば名言を引用してみましょう。代表的な名言は「名言の木」に載っています。

★「人間」「方法」「確かに」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

作文検定を受けてみよう ~5級~

2005-02-13 | 小論文
<第一段落>
 状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。ここまでは8級と同じですが、7級の場合は第一段落では自分の意見を示すことはしません。第二段落と第三段落で対照的な異なる意見を挙げていきます。

<第二段落>
 長文のテーマに対する一つ目の意見を書きます。
 【例】「短所をなくすように努力することは大切だ。」
 意見を裏付ける実例を挙げます。体験実例、伝記実例、歴史実例などからぴったりの例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 一つ目の意見とは対照的な二つ目の意見を書きます。
 【例】「しかし、短所ばかりに目を向けず、長所をのばすべきだという考えもある。」
 次に、第一段落と同じように意見を裏付ける実例を挙げます。昔話実例などを持ってきてもよいでしょう。

<第四段落>
 第二段落と第三段落で挙げた二つの意見をどちらも肯定した後、さらに上の次元から結論を出します。むずかしい場合は、二つの意見の折衷案になってしまっても構いませんが、二つの意見の上をいくような説得力のある意見でまとめるのが理想です。
 【例】「確かに短所をなくすことも、長所を伸ばすこともどちらも大切だ。しかし、一番大切なことは、いつも前向きにより良い自分を目指す気持ちを持つことである。」
 余裕があれば名言を引用してみましょう。代表的な名言は「名言の木」に載っています。

★「一番大切」「意見」「確かに」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

作文検定を受けてみよう ~6級~

2005-02-12 | 小論文
<第一段落>
 状況説明を書きます。状況説明とは、長文のテーマについて、実例を挙げながら現況を説明するものです。そして、そのあとに長文のテーマに対する自分の意見を示します。
 【例】「自分の信念を貫き通すことはよいことだ。」

<第二段落>
 第一段落で示した意見について、その理由の一つ目を書きます。
 【例】「第一の理由は、自分の信念を貫けば後悔しないからだ。」
 次に、その理由を裏付ける実例を挙げます。まずは体験実例が書きやすいと思います。読む人の共感を得られるような実例をさがしてみましょう。
 
<第三段落>
 理由の二つ目を書きます。
 【例】「また第二の理由としては、他人に合わせていると自分らしさがなくなってしまうからである。」
 次に、第一段落と同じようにその理由を裏付ける実例を挙げます。もちろん、体験実例でもよいのですが、伝記実例や本で読んだ話などを挙げると話題が広がります。 

<第四段落>
 反対意見への理解を示した後、書き出しの意見に戻ってまとめます。書き出しの意見に戻るという点はとても大事です。反対意見に理解を示しただけで終わってしまったり、中庸の意見になってしまったりすることがないように、第一段落で示した立場を貫きましょう。
 【例】「確かに他者と協調することも大切だ。しかし、自分の意志を曲げず、信念を貫き通す方が後悔しない、自分らしい人生を送ることができるはずだ。」
 余裕があれば名言を引用してみましょう。代表的な名言は「名言の木」に載っています。

★「よい」「理由」「確かに」など指定されたキーワードが入っていないと減点になるので注意しましょう。
 キーワードについては、日本語作文小論文検定の勉強の仕方「表現のキーワードを入れて書く」のページを参考にしてください。

6級からの作文検定

2005-02-12 | 小論文
 作文検定試験は、6級から少しレベルアップします。7級までは題名が与えられた作文ですが、この6級からは長文の感想文課題となります。長文を読む時間も試験時間に含まれますから、速読力をつけておくことも必要でしょう。
 長文のテーマはさまざまです。細かいところまですべてを読み取ろうとせずに、大きな流れをつかみましょう。何について書かれた長文か、作者はどのような立場でその文章を書いているかをしっかり読み取ることが大切です。大事なところに線を引きながら読むと全体の流れを把握しやすくなります。(慣れるまでは大事なところがどこかを見つけるのもむずかしいのですが。)
 長文の内容を把握すればあとは、級ごとに与えられた構成に従って書いていくだけです。級によって、構成はさまざまですが、四段落構成で書くこと、実例を挙げることはどの級にも共通しています。段落ごとのバランスを取ることと、個性的な実例を挙げることに注意しましょう。実例は、体験実例だけとは限りません。伝記実例、歴史実例、自然科学実例など、得意分野から説得力のある実例をさがしてみましょう。