算数の力は、問題集を解く勉強で身につけることができますが、国語力は、そういうわけにはいきません。なぜなら、国語力は、生活の中で自然に培われていくものだからです。同じ日本人でありながら、国語力に差があるのは、育ってきた環境が違うからです。
では、どのような環境なら国語力をつけることができるのでしょうか。幼いころから、広辞苑を読み聞かせするといった難しいことではなく(これは逆効果になるでしょう。(笑))、家族がいつも笑顔で話しかけ、じっくり子供の話を聞き、それに対して関連する話をしてあげるといったような対話のある環境です。
長い時間でなくても構いません。子供が何かに興味を持ったり、深く考えたりするきっかけを作ることが大事なのです。国語力は、言葉を使って論理的に考え、表現する力とも言えます。子供のころから、日常生活の中で自然とその習慣を身につけることが、将来の国語力のみならず学力につながります。
国語力を育てるには長い時間がかかります。小学生になってからでは遅いということはありませんが、できれば幼少期から、国語力を高める環境を意識的に作ってあげるのがよいと思います。
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