項目指導レベル2では、小学校中学年の指導項目について説明していきます。
小学校中学年の作文指導でいちばん大切なことは、表現を工夫し、話の幅を広げて、個性的な作文を書くことです。低学年のうちは、自由な題名で、書けそうなことを選んで書けばよいのですが、中学年からは、テーマを決めてそのテーマにそった作文を書くように指導します。ユニークな作文が書けたら、新聞やコンクールなどに応募して自信をつけさせましょう。
●書き出しの工夫
会話・色・音・情景で書き始める練習です。書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。なかなかできない子供には、作文を書き終えてから冒頭に入れる会話や音を一緒に考えてもよいでしょう。
一度慣れてしまえば、比較的簡単に取り入れることの項目です。簡単なわりに効果が高いので、小学校3年生になったら、積極的に指導します。
最初は、会話か音がやりやすいようですが、慣れてきたら、色や情景の書き出しも練習します。
●中心を決める
「いちばん……のは、……です。」という形で、作文の中心を決めて書いていく練習です。「いちばん」という言葉は、絶対に入らなければいけないというわけではなく、中心の絞られた作文になっていれば良しとします。
たとえば、遠足に行ったことについて書く場合、低学年ほど、朝のことから帰りのことまで全部書こうとするものですが、中学年になったら、「いちばん楽しかったのは、……です。」というように、一つのことに中心を決めて書くように指導します。
●自分だけが思ったこと
ほかの人が思わないような思ったことを書く練習です。誰もが持つような感想ではなく、ユニークな感想を書きます。
「楽しかった」「おもしろかった」のようなありきたりの感想ではなく、「自分だけが思ったこと」「自分しか思わないような思ったこと」「自分らしい思ったこと」を書くように説明すると分かりやすいようです。
たとえば、「自分で作ったおにぎりはおいしいと思いました。」ではなく、「自分で作ったおにぎりは、最高においしかったので、ぼくはおにぎり作りの天才だと思いました。」など、思ったことをひとひねりして書いたり、たとえを使ったり、想像したことを入れたりすると個性的な「思ったこと」になります。
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小学校中学年の作文指導でいちばん大切なことは、表現を工夫し、話の幅を広げて、個性的な作文を書くことです。低学年のうちは、自由な題名で、書けそうなことを選んで書けばよいのですが、中学年からは、テーマを決めてそのテーマにそった作文を書くように指導します。ユニークな作文が書けたら、新聞やコンクールなどに応募して自信をつけさせましょう。
●書き出しの工夫
会話・色・音・情景で書き始める練習です。書き出しに、会話、色、音、情景を入れて、読み手を引きつけるような効果を出します。なかなかできない子供には、作文を書き終えてから冒頭に入れる会話や音を一緒に考えてもよいでしょう。
一度慣れてしまえば、比較的簡単に取り入れることの項目です。簡単なわりに効果が高いので、小学校3年生になったら、積極的に指導します。
最初は、会話か音がやりやすいようですが、慣れてきたら、色や情景の書き出しも練習します。
●中心を決める
「いちばん……のは、……です。」という形で、作文の中心を決めて書いていく練習です。「いちばん」という言葉は、絶対に入らなければいけないというわけではなく、中心の絞られた作文になっていれば良しとします。
たとえば、遠足に行ったことについて書く場合、低学年ほど、朝のことから帰りのことまで全部書こうとするものですが、中学年になったら、「いちばん楽しかったのは、……です。」というように、一つのことに中心を決めて書くように指導します。
●自分だけが思ったこと
ほかの人が思わないような思ったことを書く練習です。誰もが持つような感想ではなく、ユニークな感想を書きます。
「楽しかった」「おもしろかった」のようなありきたりの感想ではなく、「自分だけが思ったこと」「自分しか思わないような思ったこと」「自分らしい思ったこと」を書くように説明すると分かりやすいようです。
たとえば、「自分で作ったおにぎりはおいしいと思いました。」ではなく、「自分で作ったおにぎりは、最高においしかったので、ぼくはおにぎり作りの天才だと思いました。」など、思ったことをひとひねりして書いたり、たとえを使ったり、想像したことを入れたりすると個性的な「思ったこと」になります。
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