pure river

環境問題やフェアトレードなど私達夫婦が日々の思いを織り交ぜながら勝手気ままに作っているブログです。

火力・原子力・水力比較

2012-04-03 18:13:37 | 環境問題
日本の主要な発電方法について書いてみます。

現在日本の主要な発電方法は、①火力発電 ②原子力発電 ③水力発電 で、日本の電力量の98%を占めています。
2010年度のデータでは、
①火力発電・・・・59.3%
②原子力発電・・・30.8%
③水力発電・・・・ 7.8%
これらの発電方法に共通しているのは、タービンを回して電気を作っていること。
火力と原子力は、燃料で水を熱して蒸気を得てその蒸気でタービンを回します。
水力は、高低差による水の流れを利用してタービンを回します。
原子力発電は、ウランなどの核分裂による熱を・・・、と凄く難しそうな発電方法に思いますが、要するに熱で蒸気を作るだけなので、他の発電方法と同じ仕組みです。

ちなみに火力発電59.3%の燃料についての内訳は、
石油・・・・・ 8.3%
石炭・・・・・23.8%
天然ガス・・・27.2%
ちょっと意外に思うのは、石油が高騰すると電気代に大きく影響しそうな感じがしますが、全体の比率からすれは8.3%の変化しかないんですね。

今回の大震災で大問題になった原子力発電ですが、大きな危険を承知で進められてきた理由は、ランニングコストです。
資源エネルギー庁がによる1キロワットの電力量を得るために必要な金額は、
火力発電(石油)・・・・10.0~17.3円
火力発電(石炭)・・・・ 5.0~ 6.5円
火力発電(天然ガス)・・53.8~ 7.1円
原子力発電・・・・・・・ 4.8~ 6.2円
水力発電・・・・・・・・ 8.2~13.3円
設備投資にお金がかかりますが、ランニングコストは原子力が最も安いんですね。

現在の火力発電や原子力発電の燃料は有限で、作られる量より使用量の方が多いため何時か地球上から無くなってします。
今後、世界の発電は太陽光発電や風力発電など再生可エネルギーを利用した発電方法にシフトしていかなけば行けません。


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