占い師横山順一ブログ。視覚障害者の占い師横山順一のブログです。昭和41年4月生まれ。

元道頓堀占い横町の占い師。
現在、神戸駅付近でうらうラコウベと言う占い点を経営。
数理学で有名な金澤葉香先生門下。

占い師は脇役、進む道を決めるのはお客様。誘導は基本的にはだめ。

2015年07月09日 | 人生いろいろその1
 占いの仕事をしていて、時々ものすごく慎重になることがあります。
 例えば、生年月日で見る統計学の占いは、
あくまでも人生の航海の海図見たいな物でしかありません。
 将来こう言う10年運、あるいは数理学のエリアに入るのでこうこうだとか、
何年後にこの様な可能性が在るとか、今のまま行くと、こうなる可能性が高いとか。
 で、不思議なことに、この出会いは運命的な物だなと感じることなどもあります。
 そうかと想うと、この大運は、あるいはこの数理的エリアは、
完全に天から与えられた試練で、先行き次のエリアで、
このお客様は、こうなる可能性が高いと解ることがあります。
 ただ、占い鑑定においては、それをお客様から聴かれた場合は、
応えやすいのですが、そうで無い場合は、占い師側から先に話すと、
誘導する様ではっきりと言いにくい時も在るのです。
 世の中には、善と悪二種類しか存在していない訳ではありません。
 八卦でも、陰陽の組み合わせで8種類がありますし、易占いでも、
64卦、それに1から6こうまで加えるとかなり複雑となってきます。
 右に進めば、こう言う点は良いが、別の面でマイナスが在る。
かと言って、左のまま行くと、失速、かなり厳しい、正論では在るが。
 などなど、白黒単純な物では無いのです。 
 ですので、占い師は、できるだけ脇役で、
アドバイザーに徹する様に気を付けないと行けない。
 お客様の人生に深く入りすぎたり、振り回したりしてはならない。
 かと言って、カウンセラーの様に、主に聞き役に回って、
お客様に考えてもらい、答えを出してもらうと言うのも、ちょっと違うと想います。
 その辺が、占い師の難しい立場と言って良いと想います。
 
 ただ、そうは言っても、(これはまずい)と言う場合には、
個人的主観で占い師の見解をお勧めすることもありますが。
 
 今日は、久々にその様な複雑なことを感じさせられた一日でありました。

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