占い師横山順一ブログ。視覚障害者の占い師横山順一のブログです。昭和41年4月生まれ。

元道頓堀占い横町の占い師。
現在、神戸駅付近でうらうラコウベと言う占い点を経営。
数理学で有名な金澤葉香先生門下。

相模原事件、障害者がいるから科学技術が発達する、地球を救うことも。

2016年07月27日 | Weblog
 昨日、神奈川県相模原市の障害者の福祉施設で、
以前この施設に務めていた26歳の男が、午前2時過ぎに施設に進入し、
障害の重い19人もの入所者を刺殺すると言う事件が起こりました。
 被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い、お悔やみ申し上げます。
 
 ところで、この事件については、私自身は目の傷害には理解があるのですが、
重度の障害、知的障害などには詳しく無いので、状況はよく解らないのですが、
ただ、捕まった容疑者の言う様に、
(重い障害者で意志疎通が出来ない者は生きていても仕方がない。
だから安楽死させれば良い。)
と言う意見には、安易に賛成できません。
 理由は、昔見た、スタートレックだったか、他のsf映画だったかで、
遺伝子操作されて障害者の人間が全く存在していない惑星があり、
その星が惑星の衝突だったか何だかの自然災害だったかに見舞われて、
滅びようとしていた時、たまたまその星系を通りがかった
宇宙船エンタープライズに、目の障害を持つ乗員がいて、
その乗員に映像を見えるようにする増幅機械の仕組みがヒントになり、
その原理を利用して、エンタープライズのクルーが、
その星を絶滅の危機から救ったと言う話があった様に想います。
 つまり、言いたいのは欠点の無い人間、傷害の無い人間は、
確かに在る意味良いでしょうが、逆に傷害や困難が在るからこそ、
それを克服しようとして、科学技術の発展や、
技術の進歩が進むのでは無いでしょうか。
 例えば、日本は島国で資源が少ない國ですが、
だからこそ省エネルギーの技術が進んだとも言えますし、
島国で国土が狭いからこそ、公害の出にくい工場や、
リサイクル技術も進歩したとも言えるのでは無いでしょうか。
 
 勿論、その様な障害者施設で重い障害者を相手に実際に働いて見ないと、
本当のところは解らないことも在るとは想いますが、植松容疑者の考え方は、
余りにも極端な様に想います。
 もしも、その様な障害者施設で働いていて、重い障害者に
何だかの問題が在る様なら、それをしかるべき期間に訴えて、
改善して行く努力が必用なんじゃないでしょうか。
 
 と言うのが、私のこの事件に対する意見です。
 数十年前、シャープから世界で初めて、
音声で時間を知らせる置き時計が発売されました。
 当時は、本当に驚いたことを憶えています。
 それから、時は大分経過して、
現在ではパソコンやスマートホンもおしゃべりしますし、
電話や、一部のロボットも話す時代となりました。
 その内、一家に一代、マイカーならぬ、マイロボットが在るのが、
普通になって行くのではと想われます。
 ですので、問題が在るから排除すると言うので無くて、
問題が在るからそれを克服するために、改善して行く、
そのための仕組みを作る、改善するための機械を発明する、
その様な姿勢が、ベターなのではないでしょうか。

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