2022年09月17日(土)~18日(日)
今回の遡行は、中津川核心部の大滝群を的確に高巻きながら突破することが肝要です。また、前回の下流部遡行から判断して、1日目にビバーク地のヤケノママに余裕をもって到着するため、行程の短縮を検討し、東電の取水堰から遡行を始めることにしました。取水堰までは小野川側から林道で入ります。泊り装備を背負ってはいるものの、前回一度遡行している甲斐もあって、神楽滝まで順調に進んで行きます。そして、本流と権現沢を分つ尾根に取り付き、最初の大高巻き。次いで、熊落滝からの大高巻き。最後に朱滝(見出し写真)の大高巻きです。巻ルートの多くが、ネマガリダケの薮で覆われていて、難渋しましたが、所々に人が歩いた痕跡が遺されていました。なお、朱滝の大高巻き中に、天元台から入山して、大凹清水から中津川を下降して来たという単独者とスライドしたことを付け加えておきます。大高巻き後は、河原歩きとなり、ビバーク地のヤケノママに到着。翌日は、ひたすら水線に沿って遡行し、大凹清水付近で登山道に合流しました。以下、西吾妻山、西大嶺を経由し、グランデコスキー場に下山しました。最後に、遡行に同行して下さった山友に感謝します。
(神楽滝)
(熊落滝)
(ヤケノママ)
(温熱部分)