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地下鉄ストで聖市大混乱 市民500万人に影響

2012-05-25 17:53:40 | 焼酎

交通渋滞も249キロ記録

地 下鉄労働者組合は22日、総従業員の約4分の1に当たる2000人が参加した会議で無期限ストライキへの突入を決定し、翌23日に聖市地下鉄の一部路線で ストを敢行した。さらに、聖市東部を通るサンパウロ郊外電車(CPTM)の11、12号線もストに参加したため、約500万人の足に影響が及ぶ事態となっ たが、同日中に給料調整の提案が受け入れられストは終了した。23日付エスタード、フォーリャ両紙(ウェブ版)が報じた。

メトロポリタン公社(Metro)従業員らのストで1号線(青)、2号線(緑)、3号線(赤)は一部のみの運行となり、5号線と民間企業「ViaQuatro」社が経営する4号線(黄)は徐行運行となった。

同社によると、徐行運行が行われた1号線のアナ・ロザ駅―ルス駅間、2号線アナ・ロザ駅―クリニカス駅間、3号線ブレッセル・モッカ駅―サンタ・セシリア駅間を徐く区間で全面的に運行停止となった。

地下鉄各駅の営業開始もストの影響を受けて1、2、3、5号線でそれぞれ40分~1時間45分の遅延が生じた。なお、ストに参加しなかった従業員と管理部の社員らは切符販売や車両運転などの業務にあたったとみられる。

また、聖市セントロ区と大サンパウロ圏各都市をつなぐCPTMの11、12号線もストに突入したため、サンパウロ交通公社(SPTrans)が11号線グアイアナゼス駅―ブラス駅間と12号線イタイン・パウリスタ駅―ブラス駅間でバスの振替輸送を行った。

通勤ラッシュ時の混乱を受けて交通工学社(CET)では車両規制を一時的に解除したが、ストの影響で聖市の交通渋滞は午前10時に249キロに達し、測定開始以来の最高値も記録した。

さらにイタケラ駅前では、交通機関が使えないことに腹を立てた利用者らがラジアル・レステ街道を封鎖。警察の機動隊が催涙弾やゴム弾などを使用する抗争に発展して2人が逮捕されている。

労働裁判所は22日に同社と組合との会議の場を設け、アネリア・チュン裁判官は6.45%の給与調整を提案していた。しかし翌23日に行われた会議では、同社がさらに低い6.17%の調整を提案し、組合との合意に達したためスト終了が決定した。

チュン裁判官はピーク時に100%、通常時に85%の従業員を勤務させることも義務付け、違反した場合は1日当たり10万レアルの罰金処分を下すことを決定した。しかし組合側はこの決定に従わず、控訴する構えを示している。
一方、CPTMのスト終了は23日午後5時時点でまだ決定されていない。

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