2014年のサッカーW杯開催を控えたブラジルで8日、サッカー全国選手権最終戦の試合中、サポーター同士の激しい衝突が起きた。地元メディアによると、少なくとも3人が重傷を負った。警官隊がゴム弾を発射し、約1時間後になんとか鎮圧したが、ピッチ上で暴動の一部始終を見ることになった選手らはぼう然。ショックで目を真っ赤にして泣いている選手もいた。
警官隊による威嚇(いかく)発砲や、ピッチ上に救急ヘリコプターが降り立ち負傷者を搬送する、衝撃的な映像がテレビで全国中継され、来年6~7月のW杯開催に不安の声が強まった。
サポーターの“暴動”の舞台となったのは、ブラジル南部ジョインビレで行われた「ヴァスコ・ダ・ガマVSアトレチコ・パラナエンセ」戦。開始15分後にスタンドでサポーター同士の殴る蹴るの衝突が始まり、警官によって鎮圧されるまで、約1時間以上にわたり中断された。
試合はアトレチコ‐が5-1で勝ち、リーグ3位となり、南米クラブ王者を決めるリベルタドーレス杯出場が決定。敗れたヴァスコ‐は2部リーグ落ちが決まった。
元ブラジル代表でヴァスコ・ダ・ガマのMF、ジュニーニョ・ペナンブカーノは「本当にがっかりだ。ブラジルはW杯のホスト国として、世界中の人々に、安全であることを証明していかなければいけない」と話した。
また別の選手は「びっくりした。本当に悲しい」とショックを隠しきれない様子だった。
みどりのgoo
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