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【ブラジル】開催延期要請は「誇張」 厚生大臣が安全を強調=リオ五輪

2016-06-11 21:25:26 | 家電

ジカウィルス流行の懸念から世界各国の科学者ら150人がリオ五輪(オリンピック)の延期または開催場所変更を求める公開書簡を世界保健機関(WHO)に送付した件に関して、リカルド・バーロス厚生大臣は2日にブラジリアで出席した行事で「誇張だ」と反論した。国内メディアが報じている。

 この行事は科学技術革新・通信省と開催し、ジカ研究費として6500万レアルを支出する事が発表された。イベントの後にバーロス大臣は、五輪の延期や他国での開催について「誇張であり、過剰な配慮だと思う」と発言。「ジカは60カ国で13億人が感染している。オリンピックが、ウィルスの拡散を増加、あるいは減少させるわけではない」と語った。

 また同大臣は、WHOのマーガレット・チャン事務局長が五輪に出席するという事実がこのイベントが安全で、開催時期はウィルスの伝達率が低い事を示しているとし、「我々が採る措置を支持する個人的な意思表明である」と述べている。

 こうした厚生省の姿勢にもかかわらず、政府内では、このイベントのイメージへの否定的な影響を避けるため、さらに詳細な説明が必要だと考えられている。バーロス大臣は数日中に、この件に関して明確な説明を行うため各国の大使や外国人ジャーナリストと会合を予定しているという。

 5月末にWHOへ送られた書簡で、科学者たちは、ジカに関する最近の発見は、リオ五輪の維持を「非倫理的」にしていると表明している。この書簡には、米国ホワイトハウスのルービン科学顧問、英国オックスフォード大学や米ハーバード大、エール大学の医学倫理の医師や専門家が署名している。

 専門家たちはまた、流行を抑える努力にもかかわらず、リオ市での感染者数は最近増加していると警告している。

 一方、バーロス大臣は危険性はないとして、「この流行を抑えるための必要な措置は全て取られている。オリンピックに訪れる人たちに大きな危険性は全くない」と述べた。

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