こんにちは。
3年の青木です。
先週末に、糸島4座での歩荷縦走に行ってきました。
白馬から焼岳へ駆け抜ける夏の大縦走を見据え、ちょいとキツめのコースを設定。
深江側の登山口から二丈岳に登り、一旦降りたら女岳に登って、浮嶽の急登を越えて、最後に十坊。
コースタイムは9時間ですが、獲得標高が1637mあります。
雷山井原の1.5倍、三郡縦走と比べても200mほど多いです。
しかも、冒頭に登りが集中する2コースに比べて、このルートではきれいに分散してます。
インターバルトレーニングになっているんです。
ショウケ峠の下りと若杉の登りが、延々と襲い掛かってくるんです。
何が言いたいかと言うと、ドチャクソきっついです。
今回の参加者は3年の青木と安平の2名でした。
因みに夏の大縦走に参加しない他のメンバーは、いつも通り雷山でした。
8:00にJR筑前深江駅に集合し、登山口まで徒歩で移動。
林道を辿り、登山口を一旦通り過ぎて、100mほど進んだ橋の近くで水を汲みます。
橋の直下が深い淵になっているので、水汲み作業は割と快適でした。
歩荷量は雷山よりも控えめに抑えました。
秤が無かったので定かではありませんが、背負った感じ青木が32kg、安平が28kgです。
ごめんなさい、勘です。けど遠くはないはず。
出発しようとした最中、雨足が一気に強まりました。
この日は雷雨の予報が出ていたのですが、早速お天道様がキレ散らかしてます。
悩みますが、今回のルートは稜線歩きがほぼないので、決行します。
因みに、雷山組はこの時点で中止を決めたようです。
あちらの縦走路の場合はそれが正解でしょう。
あんなところ、雷の中じゃ怖くて歩ききらん。
二丈は30分+50分の2ピッチで登り切りました。
2ピッチ目後半で一旦雨が止みました。ひんやりとした風が木々の間から吹き付けて気持ちいい。
下りは60分1ピッチで、女岳の登山口まで進みました。
ここで再び雷雨が来ました。
あれで終わりやなかったんかい。
女岳の登りは40分1ピッチ。
始めは雨の中黙々と歩いていましたが、羽金からの縦走路と合流するあたりで、再び雨が止み、
そこから山頂までは楽しく進めました。
夏の雨上がりの快適さは、秋の涼しさに勝るとも劣らない。
露が滴る新緑と秋の紅葉、周りの景色だっていい勝負です。
女岳山頂の次は、荒川峠の登山口で切らずに、浮嶽の急登直下のコルまで行きました。50分1ピッチ。
女岳の下りは雨上がりなこともあり、足場が悪かった。
そして、浮嶽の急登。山頂まで40分1ピッチ。
まだ女岳を下りきった段階では、足の疲労が顕在化しないので、歩荷量少なすぎたかなー、なんて思ってました。
が、ここで溜まった疲労が噴き出します。
まじでキツかった。
気合で登り切りました。
ふー、やり切ったぜ。
この後の下りは、80分ほどを1ピッチで降りきって、白木峠に到着しました。
やれやれ。頑張った。
だがしかし、ここから十坊山が始まります。
やめてくれ。
クソが。もう出し切ってんだよ。右に行けばそのまま駅じゃないか。帰らせろよ。
誰だ、こんなルート見つけてきたやつ。
登りたくねーー。
十坊山は本来は優しい山です。
山頂までの所要時間もわずか35分です。
さくっと登れます。
脚が、疲労困憊していなければ(笑)
もうヘトヘトなんだよ。。。
それでも登り切れば、十坊山の山頂は言わずと知れた好展望。
爽快な景色が見れました。
眺めてる間だけは疲れが和らぐ。
歩き始めたらどうせまたキツイけど。
締めに中村登山口まで40分で下りきって、ようやく歩荷終了です。
本っ当に疲れた。
疲労感が、今年の春合宿(厳冬期槍ヶ岳)の最終下山日といい勝負してる。
ただの歩荷練習だぞ、これ。すごいな。
浮嶽山頂ではケロッとしていた安平も、この頃にはかなり疲労を感じてそうでした。
お疲れ様です。
このコースはきついけど、長時間行動や冬の基礎体力強化にはうってつけな気がします。
下りも多いから、身体を万遍なく鍛えられるし。
景色が変化に富んでて、楽しみも多いし。
後期になったら折を見て全体練習にも取り入れたいなー、なんて。
帰りには温泉もある。まあ、お金かかるから毎回は入れないけど。
実際僕らは今回見送った。
ともあれ、割といい練習場所だと思います。
是非、今度皆で行きましょう。
さて、早くも梅雨が明けて、暑い日が続いてますね。
早くお山に籠りたいなー。
熱中症が心配ですが、夏合宿も刻々と近づいてますので、引き続き練習頑張りましょう。
日向神合宿までは登攀訓練を重点的にやってきましたが、
皆かなり上達してきたので、これからしばらくは歩荷がメインです。
持てるようになればなるほど、合宿中に気持ちの余裕が持てて楽しくなるので、頑張っちゃって下さい。
目指せ30kg!
青木
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