タジュウィードの法則勉強会【13】
録音(過去勉強会から)
●スクーンのヌーンとタヌウィーンの法則:
スクーンのヌーンとは:表記上も読み上もスクーンが確定したヌーンのこと。
タヌウィーンとは:次の単語に繋がる時に名詞の最後につく音のみのヌーンのスクーン。読む時だけに現れ、表記と休止の時には現れない。
1)الإظْهَار イズハール:明白にすること。
スクーンのヌーンもしくはタヌウィーンの後に、イズハールの6文字が来ること。
その際、スクーンのヌーンもしくはタヌウィーンをその後に来る文字と切って読み、グンナを伴ってはならない。
喉から出る6文字が該当:أ هـ ع غ غ ح خ
例)إنْ هُمْ، أجْراً حَسَناً
2)الإدْغَام イドガーム:差し込むこと。
スクーンの文字を有母音の文字、つまり6つあるイドガームの文字の中に差し込んで、シャッダの付いた一文字となることをいう。
スクーンのヌーンもしくはタヌウィーンの後に、その第一文字がイドガームの文字である単語が来たら、
そのスクーンのヌーンもしくはタヌウィーンをその後に来る文字に差し込まなければならない。
該当文字:(يرملون)または ي ر م ل و ن
A.グンナ付きイドガーム:不完全なイドガームと言われる。ي و م ن が該当。
例)مَنْ يَعْمَل ← مَيَّعْمَل، سِرَاجاً مُنِيْراً← سِرَجَمُّنِيراً
B.グンナなしイドガーム:完全なイドガームと言われる。ل ر が該当。
例)يَكُنْ لَهُ ← يَكُلَّهُ، غَفُورٌ رَحِيمٌ ← غَفُورَّحِيمٌ
※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著
ブグヤ・イバード・アル=ラフマーン、ムハンマド・ブン・シャハーダ・アル=ガウル著、ハビーバ中田香織訳
あの本が欲しい方がたくさんいるみたいなので再版された方がいいですよね。