タジュウィードの法則勉強会【17】
録音(過去勉強会から)
●ハムザを原因としないマッドは2種類:
1)المَدُّ الْعَارِضُ لِلسُّكُونマッド・アーリドゥ・リッスクーン:
休止のために、マッドの文字の後のスクーンが晒されること。
例)عِقَاْبْ، نَسْتَعِيْنْ، مُفْلْحُوْنْ
2拍か4拍か6拍伸ばすが、4か6拍伸ばすのが良い。
2)المَدُّ اللَّازِمُマッド・ラーズィム:
マッドの文字の後に元来からのスクーンの文字か、シャッダの付いた文字が来ること。
6拍伸ばすことにおいて意見一致されていて、マッド・ラーズィムは2部に分かれる→كَلِمِيカリミーと、حَرْفِيハルフィー
A.المَدُّ اللَّازِمُ الكَلٍمٍيマッド・ラーズィム・カリミー:
مُثَقَّلムサッカル(重みがある)と呼ばれるのは、1単語中のマッドの文字の後にシャッダ付きの文字が来る時。
例)الضَّاْلِّيْن، أَتُحَاْجُّوْنِّيْ، الحَاْقَّة، تَأْمُرُوْنِّيْ
また、مُخَفَّفムハッファフ(軽さがある)と呼ばれるのは、1単語中のマッドの文字の後にシャッダではなく元来からのスクーンの文字が来る時。
例)آلْآنَ
クルアーンに2例あるのみ。ユーヌス章51節と91節中にある。
元は、أَاْلْآنَである。二つ目のハムザがマッド文字に置き換えられたため、6拍伸ばすことが必須となる。
B.المَدُّ اللَّازِمُ الحَرْفِيマッド・ラーズィム・ハルフィー:
クルアーンの章の始まりにある文字群中に現れる。
نقص عسلكمに纏めらる。
文字群の3文字の中央にマッドかリーンの文字が含まれる。
マッドの文字の後にイドガームの文字が来ると、مُثَقَّلムサッカル(重みがある)と呼ばれるマッドになる。
例)ألم ـ ألِفْ لَاْمْ مِيْمْ، ألمر،ـ ألِفْ لَاْمْ مِيْمْ رَاْ طسم ـ طَاْ سِيْنْ مِيْمْ
マッドの文字の後にスクーンの文字が来ると、مُخَفَّفムハッファフ(軽さがある)と呼ばれるマッドになる。
例)صَاْد
6拍伸ばすことが必須。
マッド・リーンを含む場合、4拍か6拍伸ばす。
例)كهيعص ـ كَاْفْ هَاْ يَاْ عَيْنْ صَادْ، حم ـ حَاْ مِيْمْ عسق ـ عَيْنْ سِيْنْ قَاْفْ
文字群の中でも、حي طهرの5文字はマッド・タビーイーつまり2拍のみで読む。
例)حَا، يَا، طَا، هَا، رَا
また、何も伸ばさない文字はマッドの文字が含まれないأ アリフだけである。
※参考文献:アル=ムフィード・アル=イルム・アッタジュウィード、ハヤート・アリー・アルフサイニー著
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