人生、失敗しちゃった~ニート後遺症 闘病記~

十数年のニートをやめて一年。ニート後遺症と戦う、ニート研究家。

もはや就活がライフワーク 脱ニート者川柳13

2016年03月02日 | 脱ニート者の川柳
脱ニート者川柳13

四十越え、書いた履歴書、小さな字



四十越えて履歴書書くストレス、ものすごい。その上、笑ってしまうくらいキレイな履歴。真っ白な履歴。字が上手くないので薄くエンピツで下書きをしてから書き始める。気付くとその下書きの三分の二、更に三分の一くらいの大きさ。ボールペンなのに色まで薄いのは筆圧のせい。自信がない、不安、できれば布団にもぐりこみたい、そういう後ろ向きさが見事に表現されている。なんとか人並みに教員免許などを持っているのでそこだけはちょっと強気で太くなっているのがまた、気恥かしい。

個人的なメンタルな問題で、履歴書が書けなかった。白紙の履歴書を前に一時間以上硬直したり発汗が止まらなかったこともあった。それについてもまたここで吐き出そう。最近は絞り出している。

40歳で時給800円の価値【ニート後遺症 状況編】

2016年03月02日 | 脱ニート者の日常
どうしてニート化したのかと頭を抱えることがある。自分なりにその瞬間瞬間、判断してきたつもりだった。が。

「自分なりに」には、実は意味がない。「自分なりに」がんばっても他者に受け取ってもらって初めて実となる。意味が生まれる。他者の目を気にする。他者の評価を気にする。それが大事。
人の目なんて気にするなというのはカベにぶち当たっている人を叱咤する常套句で、俺もそれは大事なことだとは思うが、それはその状況にだけ当てはまるというだけのことなのだろう。

誰かに評価してもらって初めて、社会で暮らせる。
もっとはっきりいえば、「お前はひと月20万の価値がある」と評価されるからひと月20万の給料をもらえる。だから俺は1日4時間・時給800円の価値しかないということだ。

そして、ニート者に言う。ニート期間が長ければ長いほど、その価値はひっくりかえらないよ。時給800円の俺が1200円には、なかなかなれない。当然といえば当然で、5年なら5年、10年なら10年、社会的に無価値な状態で暮らしてしまい、自分の価値がそこに固定されちゃったんだから。

なんとか脱ニートしても、がんばって評価を上げて価値を上げて、時給を上げることのできる職に就けないかもしれないんだ。俺がそうなんだけど。昇給ナシ昇格ナシ。だから雇ってもらえる。そうなってくる。そうなってくると日々、新しい職場探しに躍起になる。そうなってくると日々、バイト先でのモチベーションが保てない。

俺は雇ってもらったことに感謝しているし、折角の時間、もう無駄にしたくないので極力仕事を楽しもうと考えている。先日いただいたコメントをヒントに作業中にも自分を成長させようとがんばってもみる。勿論、現職場じゃそれは何も評価されない。だから次。100円でも自分の価値を高めて次にいけるようにと。

前向きに、ポジティブになんて考えても仕方ない。どうにもなりはしないんだから。だから一つ一つ、現在を積み上げていく。これだって普通の人は学校出たらすぐにやってること。

そう、もう普通の人ではない。ニート者も脱ニート者も。

だから今日もリハビリは続く。
はりきっていってみようか。